やしいの記憶/こどもの野生2

女の子のシャツを、もっとそばで見ようとする私。

私のひとさし指一本を握って、後ろにくっついていた弟も、私の横に出て来て、一緒にのぞきこんだ。

その時、気が付いた。女の子は両手に一匹ずつ、まだキリギリスを持っている!

二匹のいけにえは、細い脚で空(くう)を蹴って、もがき、ちいさな首を回して、女の子の指を噛もうとしているが、絶妙な位置でつかまれていて、届かない。

その時、女の子が、自分のシャツ

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東京疲れ

東京といっても自然溢れる街もありますが、今回は港区や渋谷区、六本木界隈、で生活することについてのお話。

筆者は関西の田舎出身です。

山に囲まれて動物や原生林が多くあり、夜7時ごろからほとんど店の明かりは消え、街には人っ子1人いなくなるといった感じの場所で育ちました。

そんな田舎から大都会のど真ん中に引っ越して感じること。

・空気が悪い。
・人との繋がりがない
・歩くのがみんな早い
・緑を目

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嬉しいです!!
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「東京生まれ東京育ちの若者が~」への共感から始まった青春時代への内省

こんばんは、香取さとりです。

ツイッターをぼんやり見てたら、「東京生まれ東京育ちの若者が田舎に転勤になって死ぬほど辛い話」という話が話題になっていたので読んでみました。要は「田舎暮らしは孤独で変化がなくてつまらん。都会暮らしに慣れてる人は、収入が多少低くても東京にいたほうがいい」という話だったのですが、私も全面的にそっち派です(田舎生まれ田舎育ちですが)。田舎生まれの自分の口からは言えない田舎の

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やしいの記憶/こどもの野性-1

大阪の都会ど真ん中、梅田で商売を営む両親は、多忙のため、私と弟を、父の生家である祖母の住む家へ、一か月預けた。

昭和47年夏休み、私たちは、小学2年生と幼稚園の年長さんだった。

父の生家は、屋号「やしい」。古い日本家屋で、母屋からは、わたり廊下が伸びていて、別棟の離れへつながっていた。

祖母と、叔父叔母。大人が三人しか住んでいない、広くて古い家。

私たちは歓迎され、

「ケガだきゃぁ、しち

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東京にいた頃に行きたいって思ってたcafeがあって、行っても開いてなかったりして諦めていた。インスタで確認したら、今日営業してるようだったので行ってみた。でも、またやってなかった。あれ?どーゆーことだろ。縁がないのか?地元の行きつけのcafeの行ったらやってる有難さが沁みたわ。

地方生まれ地方育ちの若者が東京に一人暮らししてそこそこ辛かった話

『東京生まれ東京育ちの若者が田舎に転勤になって死ぬほど辛い話』という記事が話題になっているようです。

この記事のことはTwitterの記事を見て知ったのですが、それに対するtwitterの方々の感想はけっこう辛辣だなぁ、と思いました。

きっとご本人はインターネット上でしか(それも匿名でしか)吐き出すことができず、縋るような気持ちで大なり小なり共感してくれる人がいればと思って書いたのかもしれませ

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富士山のふもとの畑で大豆の収穫体験 農家の流通を考えてみた

穏やかな天気に恵まれ、セカンドハウスから車で40分ほどの畑で大豆の収穫とその畑の野菜をいただける農家レストランでランチを楽しんできました。

きっかけはセカンドハウスがある地域で知り合った方からのお誘い。この方に、畑を貸してくれる人がいないか?と相談したところ、このような機会を作っていただけました。

1ヘクタール以上ある畑を一人でやっている農家さんです。農家というと、その卸し先は大半が農協なので

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平田オリザさん講演会「芸術によるまちづくり、ひとづくり」

3連休以上だと自分が普段何の仕事をしていたか忘れますーかよぽんです

先週、滋賀の東近江市で開催されたこちらの講演会に足を運んでみました。

芸術がまちづくり・ひとづくりにどう関わっているのか、明確に回答するのはなかなか難しいところですが、

今回、データや豊岡市での実践例を踏まえて、非常に分かりやすく講義されていました。

講義の中で、田舎の人口減少は 雇用が少ないからではなく、"まちがおもしろ

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都会と田舎(地方)どちらがいい?

私は地方しか住んだ経験しかないですが、今都会の人の田舎移住は相変わらず人気でどちらがいいか個人的に検証してみる。

1、都会のメリット コミュニティや選択肢が多い

都会は色々な人がいて色々なコミュニティがある。田舎だとどこ行っても知り合いの知り合いが多くコミュニティが少ない狭い、変わった人は村八分にされやすい。選択肢も同じ偏差値の高校でも一つしかなく選択肢が実質無い。ネットで情報格差は解消されて

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橋本さんの家

今年はあまり季節を感じなかった。
いつの間にか夏は終わっていたし、秋はなかった。
気付けば冬が目の前にある。
空気が冷える匂いがして、使い古された表現だけれど、街がきらめき始めると、もう冬だ。

私の地元には、イルミネーションなんてものはない。
ほとんどの店が18時には閉まっているし、そもそも店がない。照らすものがないのだ。

だから都会に出てきて、至るところでライトアップされているのを見ると、こ

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