世田谷のDINKs(子なし夫婦の幸福論)

大学生の妻と一緒に毎日穏やかに過ごしています。社会不適合者→幼小中高大帰宅部→無職→労…

世田谷のDINKs(子なし夫婦の幸福論)

大学生の妻と一緒に毎日穏やかに過ごしています。社会不適合者→幼小中高大帰宅部→無職→労働者→DINKs。常識、団体行動、世間体に適合できなかった人間がコロナ社会を機に人生を抜本的に見直し。趣味は街の散策、交通、家事全般、IT・AI。

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妻に働かずにいてもらう理由

自分たちをDINKsと名乗っている私達、当初はそのとおりでしたが、今は私だけが仕事に出ています。 1.妻の日常では妻は何をしているのかといいますと、毎日散策に出たり、私の買い物や趣味活動を代わりにやったりしてくれています。英会話やプログラミングなど、将来のための勉強もしており、若い時にやりたい勉強があったにも関わらず大学に通えなかったので、今、通信制の大学(心理学・法学系)に通っています。 妻は責任感が強いので、自分だけ働かずにいることについて当初はとても気にしていました

    • DINKs妻が教えてくれた読むことの楽しさ

      昨今SNSばかりが流行っているけど、古いと言われようが、ブログが好きだ。その理由がわかってきた。最近、はてな匿名ダイアリーを通勤途中に読書代わりに読むことが多くなった。このコンテンツが、とても居心地が良い。この居心地の良さは、ネット黎明期の2ch掲示板に近い。居心地の良さは場所によって異なるが、私が今のSNSにない匿名性の良さとして考えるのは次のポイントだ。 1.アカウントが存在しないこと これがかなり居心地の良さの決め手になっている。SNSのようなアカウントありきのツー

      • DINKsの出発点、小学校

        私が子無し主義になった理由を妻が面白そうに研究したり掘り起こしている。これに付随した自己分析が最近面白い。知識や知能が備わって以降に培われた「子なし主義」だと思っていたが、意外にもその要因は小学校時代の経験にあったことが徐々に分かってきた。 学校を忌避するDINKSの私。楽観的諦観主義の始発駅は小学校と言っても過言ではない。本当は幼稚園を言いたいところだが、決定的になったのが小学校だろうと思う。簡単にざっくりと、幼稚園時代から振り返ってみる。 ※学校や青春時代が楽しかった

        • 「家出するためにはまず、家に住まなければ」という歌詞について

          先日、妻の親戚の結婚式で、両家の自己紹介の際に職業を言う様式だったという話を書いた。同じようなことが田舎ではなく日常生活でも起こっていることを実感する。 以下、別のエントリーと公開時期が前後してしまい、過去記事を見ればわかることの重複になってしまったが、そのまま記載することにした。 今は無職の妻。初見の方のためにざっくり話すと、私たちは子供を持たない夫婦で、妻は働いていない。それは私が望んでいることで、理由は「妻に働かずに遊んでいてほしいから」というものだ。私の代わりにた

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        妻に働かずにいてもらう理由

          点と線の人間関係、子無し主義の行く末

          前回の記事で、点と線で人間関係を捉えることで、夫婦関係を唯一無二の尊いものだと解釈することができていると自身を振り返ってみたが、この思考が別の形で作用し、私に不可逆的な子無し主義を与えた可能性について考えてみる。 点と線…哲学談義のテンプレのような切り口だが、小難しく論を展開する技能が私にはないので、物語形式で書いてみる。 ニュースを見ていた。本格的な暑さがやってきた夏、休日のテーマパークには家族連れが集まっている。小さな子供にインタビューするテレビ局。無邪気に子供が話す

          点と線の人間関係、子無し主義の行く末

          DINKSが考える夫婦の日常の尊さ

          最近ハマっている「はてな匿名ダイアリー」のアーカイブ。通勤途中の読書と併せて読んでいる。夫婦関係がテーマの記事を選択して読むようにしており、そこからこれからの夫婦関係を考えたり、妻に日々の感謝をどう伝えようか、どう生活を楽しくしていこうか、壁にぶつかった時はどうしようか、世の中の夫婦はどんな感じなのだろうか、それを敢えて文章に書いてみようと思う人はどんな考えを持っているのだろうかと、思考を巡らせている。 気持ちが穏やかになるエピソードの一つ。毎年決まった時期に夫婦生活を振り

          DINKSが考える夫婦の日常の尊さ

          ○○よりマシだから労働する

          これだけ労働を嫌いな私でも、妻が働くよりはマシだと思っているから、働きに出ています。妻が働くことが嫌というと、妻を家庭に閉じ込める悪い夫と思われてしまいそうですが、私は妻に育児や家事をさせているわけではなく、ただ会社労働をしてほしくないという気持ちだけを持っています。(これは過去に何度も書いていることではありますが) そしてこの理由についてもこれまで書いている通り、妻が労働に出ると、過剰に他人や組織に気を遣い、自分を大事にしなくなってしまうからだということがあります。 「

          ○○よりマシだから労働する

          なんでも捉え方次第なのかもしれない【妻日記】

          妻です。 7月に入ってからのこの茹だるような暑さに辟易している今日この頃。 日傘と帽子とサングラスなしではとてもじゃないが外にも出れない。 なんなら不要な外出は控え、ずっとクーラーが効いた家に籠城して本を読んだりしていることが多い。 最近、夫と話す中でも「嫌だよね。外出たくないよね。ずっと家にいたいよね。」とこの酷暑に対し文句を垂れ流していた。 ある日、定期的に参加してる運動サークルに出席し、同じ反応が返ってくるだろうと思いながらも世間話がてら知人にこの酷暑の話題を

          なんでも捉え方次第なのかもしれない【妻日記】

          他人に見せない夫婦だけの場所

          2冊の本を読んだ。結婚や子供に関する本だ。妻が親戚の結婚式に参加し、田舎に帰省した。色々なことが相互に絡み合う考察に没入した数日間の出来事を記録として残してみる。 ネタバレになるので本の内容を書くことはできないけれど、本当に興味深い内容だったし、自分の視野が狭いことを痛感する機会を無限に提供してくれるものだった。 「結婚の社会学」は結婚にフォーカスし、結婚や恋愛の時代背景などが詳細に解説されている。諸外国との比較や、男女の恋愛観、性に関する意識、宗教の影響、親が子に望む生

          他人に見せない夫婦だけの場所

          労働も学校も集団もコミュニケーションも大嫌いです

          文字を追いかけるのが好きだ。本を読んだり、ネットで文章を読んだり、とにかく言葉が好きだ。本当は好きな英語でももっと記事を読めるようになりたい。だから勉強している。私は口下手なので、英語で話すというよりは、誰かが英語で発信したコラムやブログを読みたいのかもしれない。だから英語版Noteのようなものを始めている。 英語の話から急に日本語の話に戻ってしまうが、はてな匿名ダイアリーを最近読むことが増えた。30代前半、2ちゃんねる全盛期、ネット黎明期に中高生だった私にとって、ブログサ

          労働も学校も集団もコミュニケーションも大嫌いです

          妻が無職である時間的メリットについて

          妻に働かずにいてもらう理由というのは、以下の記事に書いた通りで、私達夫婦の特徴の一つであると思う。 誤解を招くので毎回補足をするわけだけれど、妻の就業する権利を奪っているのではなく、これは「我慢して嫌な仕事をしないこと」をお願いするものだ。「夫だけ働いて私だけ働かないのは’申し訳ない’」という思考を持ってほしくない。自由になる余裕があるのに、あえて不自由を選ぶのは得策じゃないという考えが根底にある。 この生活の形はとても有効に働いている。どちらかといえば社会不適合者、労働

          妻が無職である時間的メリットについて

          3歳差のDINKs夫婦

          私と妻は年齢が3歳離れている。妻の方が3年長く生きている。この年齢差、とても良いものだとお互いに思っている。妻は冗談で自分が年齢を重ねていることを嘆くこともあるけれど、基本的に自分たちのこの歳の差はよかったよねと話すことが多い。 二人にとって良いと思うのは、男性のほうが基本的に寿命が短いので、標準的な人生の長さだとすれば、二人とも同じくらい残りの時間を一緒に生きることができる。どちらかが長く一人残される可能性が比較的低いが、一人残されたから不幸せと言っているわけではないし、

          DINKSが向き合う「なぜ子供がほしくないのか」について

          子供が苦手とか、子供が嫌いとかいう意見は、一般的にタブー視されている。子供は神聖であり、他人の子供や学生であっても無条件で肯定しなければならない空気がないわけではない。子供は大人社会から切り離されたものだから、大人と同じように扱うことはしないという考えも根強い。 子供を持たない理由について「経済的な問題」「自由時間が欲しい」「ライフスタイルの多様化」などと色々な言われ方がされるけれど、本当はもっと単純な問題なんじゃないかと思うことがある。子供を持たない理由について単純な切り

          DINKSが向き合う「なぜ子供がほしくないのか」について

          DINKs(HSP)が考える進路設計における大きな罠

          何度か書いている通り、私は大学では情報工学を専攻する予定だったのですが、予定が狂ってしまい、工学系ではない別の専攻に進み、今は事務職をしています。そのため、いわゆる文系就職ではありますが、学生時代の友人は大半が技術屋になっており、仕事の話からライフスタイルの話まで、差異が大きいことを、この10年間で実感しています。 1.友だちができたことで錯覚した自己分析 なぜ理系進学をしなかったのか。大学受験で安易に文系学科を併願(理系で経済学科を併願など)してそこにしか合格できなかっ

          DINKs(HSP)が考える進路設計における大きな罠

          会社労働の忌まわしさを言語化する

          労働が肌に合わないという人はたくさんいる。自身もその一派であるが、では労働の何が合わないのか。子供が欲しくない理由と同じで、困難や疑問は細分化することで少しは軽減されるかもしれない。そんな希望から、今回は労働の何が嫌なのかを分解していく。 1.労働の嫌な点言葉を選ばずに私が労働の嫌なところを書いていく。 (1)対面主義 書面で済ませられる会議を対面で実施することが苦痛だ。声が大きな人間が得をするだけの「対面主義」。口下手で、言葉を話す際に数秒考えてしまう私のような人間は

          会社労働の忌まわしさを言語化する

          子供をほしいと思わない既婚男性の一日

          昨日は会社帰りに妻と都内を散策した。フレックス勤務で16時に会社を出て、神保町・九段下エリアで美味しそうなカレー屋さんを見つけて、お腹いっぱいカレーを食べて、周辺を散策してから帰宅した。雨宿りのため新宿の紀伊国屋で本を見たり、久しぶりに直帰や副業以外でプラプラした気がした。 中途半端な時間に夕飯を食べたので、夜に軽くデザートを食べながら飲み直す。この中で、妻が今読んでいる本を紹介してくれた。 「生涯子供なし」というタイトルの本。無子社会日本の現状とそうなった経緯を多角的に

          子供をほしいと思わない既婚男性の一日