マガジンのカバー画像

学校・労働害悪論

9
集団生活や同調圧力がもたらす害悪について考察します。
運営しているクリエイター

記事一覧

労働は義務と罪悪感の交差点

労働は義務と罪悪感の交差点

人間は本当によく他人のことを観察しているなあ…

労働していると日々感心するのが上記である。私たち夫婦はよく「私達って本当に人に興味がないんだろうね」と話す。それは悪い意味で他人に無関心ということではなく、人の悪いところを見つけて一喜一憂したり、自分に影響がない他人の言動が気になったりすることがないという意味だ。特に私は、芸能人など有名人の結婚や私生活なんかにもまったく興味がない。スポーツはほとん

もっとみる
「静かな退職」問題から考える「子なし」と「脱労働」

「静かな退職」問題から考える「子なし」と「脱労働」


1.静かな退職

静かな退職という言葉を知った。「仕事への熱意を持たず、必要最低限の業務のみをこなす働き方のこと」らしい。色々とメリット・デメリットなどが記事で言及されているが、個人的には「普通に必要なことをして帰宅することの何が悪いのか」と感じるのみである。けれども、少なくとも日本においては、会社労働をしている人の多くが「静かな退職」に肯定的な感情を持っていないだろうと思われる。

以前の転職

もっとみる
「待てない」人たちから学ぶ時間の余裕の大切さ

「待てない」人たちから学ぶ時間の余裕の大切さ

情報システムの仕事をしていると、トラブルはつきもの。何か事象があれば、そのユーザーの端末を現場やリモート環境で確認し、対策を講じることになる。事象解決を待っているユーザーを見ていると、本当にその人の性格が表れると感じることがある。

機械関係のトラブルは、すぐに解決できるものとそうでないものがある。コマンドやコントロールパネルの設定で済むものもあれば、原因調査を要する時間がかかるものもある。対処す

もっとみる
蒸発した友人に毎年書く手紙

蒸発した友人に毎年書く手紙

感情に任せた読みにくい文章です。ごめんなさい。

中学時代からの友人がいる。私は私立中高一貫校に通っていた。入学前のクラス分け試験で、互いに社交的ではなかったので、なんとなく廊下をプラプラしていたところ、目が合ったのを覚えている。中学時代、帰宅部を貫くことで変人扱いされていた私は、友達がほとんどいなかった。疎外されていたわけではないが、部活に所属していないので、大学生のように授業を受けて帰宅するだ

もっとみる
学校教育とDinks

学校教育とDinks

DINKsになったきっかけはなんだろう。子供が嫌い?じゃあ子供が嫌いなのはなぜだろう?そうじゃなくて、人間が嫌い?人間が嫌いなのはなぜだろう?人間じゃなくて、人間の心理や行動が嫌いなんじゃないのか?じゃあその行動はどんなものだろう。どのような考えが、私にとって忌避するものなのか。そう詰めていくと、学校で経験した無数の人間の言動が、自身を子なし人生に招いているという仮説が浮かぶ。

私は幸運にも執拗

もっとみる
DINKsが考える女性の社会進出と幸福

DINKsが考える女性の社会進出と幸福

夫婦で考える性別と社会の関係シリーズ。このテーマの記事が続いてしまいましたが、今回もこの関連で、女性の社会進出について、自分が考えるところを整理しようと思います。

妻は地方都市で高卒公務員として働いてきました。妻の所属していた社会・世間においては、以下の価値観が支配的でした。

女は結婚して子供を育て、良い母親になるのが幸せである

女は特別に高い学歴や職歴を持つ必要はない

女は男を立てて働く

もっとみる
DINKsの出発点、小学校

DINKsの出発点、小学校

私が子無し主義になった理由を妻が面白そうに研究したり掘り起こしている。これに付随した自己分析が最近面白い。知識や知能が備わって以降に培われた「子なし主義」だと思っていたが、意外にもその要因は小学校時代の経験にあったことが徐々に分かってきた。

学校を忌避するDINKSの私。楽観的諦観主義の始発駅は小学校と言っても過言ではない。本当は幼稚園を言いたいところだが、決定的になったのが小学校だろうと思う。

もっとみる
○○よりマシだから労働する

○○よりマシだから労働する

これだけ労働を嫌いな私でも、妻が働くよりはマシだと思っているから、働きに出ています。妻が働くことが嫌というと、妻を家庭に閉じ込める悪い夫と思われてしまいそうですが、私は妻に育児や家事をさせているわけではなく、ただ会社労働をしてほしくないという気持ちだけを持っています。(これは過去に何度も書いていることではありますが)

そしてこの理由についてもこれまで書いている通り、妻が労働に出ると、過剰に他人や

もっとみる
労働も学校も集団もコミュニケーションも大嫌いです

労働も学校も集団もコミュニケーションも大嫌いです

文字を追いかけるのが好きだ。本を読んだり、ネットで文章を読んだり、とにかく言葉が好きだ。本当は好きな英語でももっと記事を読めるようになりたい。だから勉強している。私は口下手なので、英語で話すというよりは、誰かが英語で発信したコラムやブログを読みたいのかもしれない。だから英語版Noteのようなものを始めている。

英語の話から急に日本語の話に戻ってしまうが、はてな匿名ダイアリーを最近読むことが増えた

もっとみる