まさとも

まさとも

最近の記事

腹の虫の居所

先日 本当にちょっとしたことをパートナーにお願いした 自分でやっても良いことなのだが、軽い気持ちでお願いしたら たまたま先方の腹の虫のいどころがよくなかったらしく  甘えるな と手厳しめに断られた たしかに甘えてはいたので 粛々と自分で対処したあと こちらの腹の虫の居所も悪化したものだから 無言でリビングを立ち去った すると先方は今度罪悪感を覚えたのか 私が胃の調子がわるいとぼやいていたのを気遣って 胃薬と水をもって寝室に現れた パートナー(パ) : 胃薬いる? わ

    • 【小説】AIファシリテーター

      夫婦喧嘩の仲裁 藤田夫妻は、もう何年も些細なことから激しい口論を繰り返していた。食器の片付け、休日の過ごし方、子供の教育方針…日常のあらゆることが火種となり、二人の間には険悪な空気が流れていた。 「もう、このままじゃやっていけないわ…」 妻の美和がそう言った時、夫の隆は思いついた。最近話題の「AIファシリテーター」を使えば、二人の喧嘩も解決するのではないかと。 AIファシリテーターは、夫婦間のトラブルを効率的に解消するために設計された最新の人工知能だ。二人はスマートフ

      • 未来のわたし

        見えない未来のことを考えて 今取れる行動を制限しても仕方ない 後で後悔するんじゃないか? 漠然とした不安に備えて これをしとこう これはしないでおこう とするより 今したいこと もっと明確な目標に備えて積み上げたいことをしておくほうが よっぽどいい 未来の私は きっと過去の自分がその時自分の意思にそってきめたことを否定したりなんかしない 過去の自分が 一生懸命決めたことなら。 むしろ こうなるかも ああなるかも だから保険的にこうしとこう で決めた意思決定の方が 悔いが

        • こころ

          夏目漱石の こころ という小説で 主人公の先生は 友人であるKを出しぬいた結果追い込んでしまったことを悔やんでいたのだとなんとなく読み流していたが 先生が後悔していたのは 友人であるKの心の苦しみを わかってあげられなかったこと 支えになれなかったこと なろうともしなかったことに 一番後悔して 苦しんだんじゃなかろうか とふとおもった 私は人の弱さに厳しい おそらく 自分の弱さにも。 私の心にも つもってるほこりはある きっと他の誰の心にもある 人に言えない秘密や 

        腹の虫の居所

          日常のふとしたこと なんでもないことを言葉にして書き出すこと

          心ににひっかかった出来事 その時感じたこと 考えたことは それがだれかにとってどうでもいいことでもだったとしても 私にとって大事なこと 小さなできごと その都度感じた小さな小さな感動や虚しさ 幸せや憤り  そのときそのときの その瞬間は大したことでなくても 少しずつ少しずつ降り積もっていくと 心のなかのほこりみたいになって たまに整理整頓が必要 それをすることで また新鮮な空気を入れて 新しいことに気づき 興味をもち ときに反省し またかなしみを受け入れ きざんでいく

          日常のふとしたこと なんでもないことを言葉にして書き出すこと

          AIファシリテーター

          会議のファシリテーション 利害が一致しない複数部署間の会議で 声の大きい人の意見が通ってしまったり あきらきに前回整理した結論忘れてるなーこの人と思っても 立場的に言いづらかったり というときにAIファシリテーターにズバッと指摘してほしい。 カップル間の話し合いにも活用できないだろうか カップルの口論は2人きりで行われるものだから 言った言わないの議論になった際や 感情的になって無関係な日々の文句・過去起きたことなどを持ち出してしまうこともあるだろう そんな時第三者のA

          AIファシリテーター

          セックスレス 妊娠 産休育休

          結婚して10年経つ 子どもはいない セックスレス 妊娠 育休産休  これらのワードを目にしたり耳にして まったく胸がざわつかなくなったといったら嘘になるのかもしれない しれないが 暗く 深い湖のような世界でぷかぷか彷徨って なんで どうして どうすればよかった? 1人思いだすだけで涙が止まらなかった日々を思うと 同じ気持ちを思い出すことがもうできないくらいには沼から抜け出せた そう思うようになって3年くらいたつ 今は1人で泣くこともなく 過ぎていく日々に虚しく

          セックスレス 妊娠 産休育休

          春はあけぼの

          ってすごい書き出し。 思い立って現代語訳を手に取り まじまじとよみあげた 季節それぞれの素晴らしさを 時間帯で形容しようなんて思う人いただろうか この人が世界初だと思うし この人がやらなかったら 誰もこの発想しなかったんじゃないか でも現代人の私が今読んでも ほんとそう しっくりくる 秋の夕日にてるやまもみじ とか 夏の夜の夢 など  どこかで聞いて知らず知らず内面化しただけかとと思ったが そもそもこれらが枕草子の影響かもしれないし あるいは時代や土地を超えて同

          春はあけぼの

          老いるということ2

          アラフォーの知人が 服を買う時に母親にゆったりしたワンピースを勧められたが、ウエストのラインがわかるタイプの服をあえて選ぶようにしている とのこと 30代前半までは朝まで10時間ぶっ通しで寝ていられたのが 気温変化やちょっとした物音、尿意などで起きてしまい、寝続けるということができなくなった とか タイピングの誤字が妙に増えた とか 少しずつ 少しずつ  できてたことが できないことになっていく感覚 これをあと40年近く繰り返して 最後は動けなくなって 死んでいくなん

          老いるということ2

          俺の家の話

          を久々にネトフリで見た リアルタイムのときも見てたが 2度目なのに一気見して号泣した かなり秀逸な作品じゃないか? テンポも良く間伸びしてないしし クドカンの定番キャストだがとにかく豪華なキャスティング 能のシーンも見入ってしまうし 戸田恵梨香が可愛すぎるし なによりしつこくないけど親のこと、家のこと 誰もがささるシーンがあるんじゃないか? 自分が介護に片足突っ込んでるから共感激しかったのもあるか 特にグループホームにお父さんを置いてお別れするシーンは、涙が

          俺の家の話

          生きることの意味とか

          何をするにも 意味あんの? を考えてしまう癖があった 進学するのも 就職するのも 結婚するのも 親になることも いわゆる人生の曲がり角という曲がり角で毎回かならず それってやらなきゃダメなの? それやることに意味あんの? ゼロベースで考えるとか以前に 何かやるのに重い腰がなかなか上がらないなまぐさで 新しいことするのが不安で なんでやんなきゃいけないの? って毎回立ち止まってた。。。 ちょっとでもつらいと、すぐ出るこの癖。 ちょっと前に 地球の生命の始まりとこ

          生きることの意味とか

          お誕生日クーポンがたくさん届く 14:18に生まれたのよと母からLINE 関ジャムでとりためた宇多田ヒカル特集見て泣く。 辛いことも悲しいこともなかった人生だ それでも宇多田ヒカルの絶望を美しく歌うメロディに心が震えて涙が出るのはなんでなんだろ

          お誕生日クーポンがたくさん届く 14:18に生まれたのよと母からLINE 関ジャムでとりためた宇多田ヒカル特集見て泣く。 辛いことも悲しいこともなかった人生だ それでも宇多田ヒカルの絶望を美しく歌うメロディに心が震えて涙が出るのはなんでなんだろ

          推し活のすすめ

          これまで推し活というのにはたんと縁がなかった 今もない が、先日友人の家で安室の引退ライブのDVDを見た みんな世代だったのでかなり盛り上がった 40にしてライブ会場をかけまわり、衰えを見せない可愛さを炸裂させる安室に、全員熱狂した 最後はなんなら号泣した 実際に安室が活動してた頃は 好きだったがファンクラブに入ってるわけでもないし、そもそもミュージシャンのライブにはあまり行ったこともなかったので、テレビで見れればいーしくらいに思っていた。 だが。 安室ってほんと最高

          推し活のすすめ

          生活者になって

          大人になってはや10数年 結婚して数年 近年ようやく、自分が生活者になったことに違和感を持たなくなった 親の庇護のもとにあった子供時代 学校生活や仕事、遊びに明け暮れた10代20代は 外にいる自分、 人と関わってる自分が、 自分のメインの姿だと無意識的に思い込んでいた 家で寝起きし、 歯を磨き風呂に入り、 料理して食事して後片付けし 部屋を掃除して 洗濯する そういうのは、本来の自分の時間を阻害するもの 余った時間でなんとかやりくりするもの 自分の中の重

          生活者になって

          全力投球の手前

          全力投球の手前を知りたい 会社員として働いて早10数年 仕事には恵まれ、それなりのスキルを蓄積でき経験も積んできた だがそんな一見順風満帆そうなキャリアライフに 近年ひたすらもやつきを感じる ほんの5年前だったら、少しでもチャレンジングな仕事に関わらそうなものなら 自分の持ちうる全能力を総動員してそのチャレンジに飛び込んでいけた 原則土日は働かない主義だが 新しい知識やスキルを身につけるためならプライベートの時間もある程度割き自己啓発に勤しんだ 荒削りな部分も大い

          全力投球の手前

          眞子さまご結婚についてすごく勝手に感じたこと

          秋篠宮様の認める発言や 眞子さまの 生きるために必要な選択 発言と 眞子さまご結婚については世論と反対に(?)、前進し出したように見受けられる中 ふと思った これまで眞子さまは、よほど小室さんに惚れ込んでいらしたんだなぁ 若い時私もそうだったし、わかるわかる  なんて、一途な恋の物語として受け止めてたけど なんだか ふと これは眞子さまの人間としての矜持の物語なのかも。 と思たら、全てがなんかすとんと腹落ちした 世間にこれだけ反対されて 生まれた時から皇室

          眞子さまご結婚についてすごく勝手に感じたこと