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生活者になって

大人になってはや10数年

結婚して数年

近年ようやく、自分が生活者になったことに違和感を持たなくなった



親の庇護のもとにあった子供時代

学校生活や仕事、遊びに明け暮れた10代20代は

外にいる自分、

人と関わってる自分が、

自分のメインの姿だと無意識的に思い込んでいた

家で寝起きし、
歯を磨き風呂に入り、
料理して食事して後片付けし
部屋を掃除して
洗濯する

そういうのは、本来の自分の時間を阻害するもの

余った時間でなんとかやりくりするもの

自分の中の重要度シェアで言うと、8-9割が外での生活、1-2割が家の中のこと

そんな感覚でいた



歳を経て

結婚したからもあるのか

近年ようやく私も

生活者に仲間入りした

掃除をし、買い物をして日々の食事をこさえ、
よく食べてよく寝るための環境を整え
洗濯をして日々の衣服を着る

みたいな当然のあたりまえのことが

自分が主体となってやることとして理解され

私の生活の優先度シェアは、7-8割が家のこと
2-3割が社交 に変わった



若さに翳りが見え他者に見られている/見られたい感覚が減ったこともあるかもしれないし
自分以外、他の誰かが自分の衣食住を世話してくれるわけではないことに気がついた(ようやく子どもから大人になれた)からかもしれないし
同世代の友人もみな各々各自の生活で多忙で、社交の場が自然減し、興味の矛先が内に向いたからかもしれない


これまで無意識的に無駄だと思っていたことが
自分の生活の中心にくる日が来るなんて。

そもそもそれが生活の中心だったのに
気がついていなかった

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