- 運営しているクリエイター
#美術
【展覧会レポ】愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」「2024年度第2期コレクション展」
【約4,900文字、写真約70枚】
愛知県美術館に初めて行き「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」と「2024年度第2期コレクション展」を鑑賞しました。その感想を書きます。
▶︎結論さまざまな現代アート的に尖った「椅子」を見ることで楽しめました。一部の椅子は実際に座れるため、物理的にも楽しめます!また、椅子も含め、物事にはさまざまな面があることを再認識できました。そのほか、
【美術展2024#33】フランシス真悟 色と空間を冒険する@茅ヶ崎市美術館
会期:2024年3月30日(土)〜6月9日(日)
ここは市立の小規模美術館ながらたまに面白い企画を行う。
静かな公園の中にあり湘南の隠れ家的なのんびりした雰囲気がなかなか良い。
だが、今回は何やらものものしい雰囲気。
駐車場には高級セダンが並び警官が立って封鎖している。
館内に入ると作家本人がいた。
何やら偉いっぽい人たちに自らの作品を解説している。
結構な人数のSPや取り巻きがいた。
階
東京国立博物館 「近代の美術」
東京国立博物館 本館1階にある18室「近代の美術」では、日本画の名作が展示されていて、毎回楽しみにしております。
少し前ですが5月に訪問した際にこちらの2作品が並んで展示されてました。
松本楓湖の《牛若》と小林古径の《芥子》。
帰宅後に、そういえばこの二人の関連って…とググってみたら、松本楓湖の門下の今村紫紅らが発足した紅児会のメンバーが小林古径でした。そして、この時は今村紫紅の《熱国之巻
【展覧会レポ】東京都美術館「デ・キリコ展」
【約4,400文字、写真約30枚】
東京都美術館で「デ・キリコ展」を鑑賞しました。その感想を書きます。
【この投稿で伝えたいこと】
❶世界中から集められたデ・キリコの作品110点をイッキに見ることで、作品や生涯の変遷が分かる、❸楽しい絵が多いことに加え、会場内が凝った造りになっているため、美術館に普段行かない人にもおすすめ、❹値段が2,200円と若干高め。9/14(土)から神戸市立博物館で巡回す
【美術館の名作椅子#05】東京国立博物館 法隆寺宝物館
東京国立博物館 法隆寺宝物館設計:谷口 吉生
開館:1999年
・Cab 413 Chair
デザイナー:マリオ・ベリーニ
発表:1977年
メーカー:Cassina
価格:¥418,000(2024年5月現在)
アームなしの412とともにMoMAにも収蔵されている名作椅子。
この椅子は東京国立近代美術館にも大量に採用されている。
ここ法隆寺宝物館ではエントランスに数脚並ぶが、なんとこの椅子
【展覧会レポ】練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」
【約5,500文字、写真約60枚】
練馬区立美術館で開催されている「三島喜美代―未来への記憶」を鑑賞しました。その感想を書きます。
【この投稿であなたに伝えたい点】
❶大満足の展覧会、❷作品だけでなく、三島喜美代自身の魅力が十分に伝わる内容だった、❸作品や考え方の変遷が分かりやすく、キャッチーな作品が面白いことに加え、メッセージ性もはっきりと伝わった、❹大人も子供も、アートに興味がある人も薄い人
「木村伊兵衛 写真に生きる」(東京都写真美術館):白黒スナップショットから街歩きスケッチを考える
(長文になります)
はじめに 私のNOTEの記事のテーマは、「線スケッチ」に関連するものです。ですから表題を読まれた方はなのになぜ写真展なのかと疑問に思われるかもしれません。そこで最初にその理由を説明します。
写真と私
中学、高校時代、私は義理の伯父の家に寄宿していたのですが、伯父はなぜか毎月かなりの数の雑誌を定期購入していました。その中に、今は無き「LIFE」、「アサヒカメラ」があり、毎
お詫びいたします。「鈴木春信」2017(東京美術)の著者様
(長文になります)
はじめに 表題を見た読者はおそらく一体何のことかお分かりにならないでしょう。
実は、4月26日に投稿した下記の記事の中で、私は浮世絵版画の専門家に対して挑発的な内容を書いてしまい、内心言い過ぎたと後悔していたのです。
それは、鳥文斎栄之作品の海外流出に関連付けて、鈴木春信の優れた作品も同様に海外流出されていることにふれ、新たな節「鈴木春信の海外所蔵の作品と「闇夜」の黒
2024桜スケッチ(4)町田市・芹ヶ谷公園のソメイヨシノ、国際版画美術館の企画展
はじめに ソメイヨシノが満開になった今年の東京は、あいにく雨模様や曇り空の天候が多くカラッとした青空に映える桜をみることができませんでした。
いつもなら、新宿御苑や千鳥ヶ淵、中目黒など典型的な桜の名所に出かけるのですが、今年は丁度知人の七宝展がこの時期に町田市で開催されるので、七宝展を見た後に昔行ったことがある町田市・芹ヶ谷公園のソメイヨシノが見られるのではないかと思い4月5日に出かけました。
【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る
【約6,900文字、写真約60枚】
実体験を基に「青森県の4つの美術館を」「東京から一泊二日」「電車・バスで周った」「一人旅」について、具体的なルート、食べたものとともに、感想などを書きます。
結論から言うと、青森の主要美術館は素晴らしいものばかり!美術館メインで旅行を組む価値は十分にあります。なお、車を使わない場合、2日で5つの美術館は周り切れず、4つが限界でした。注意点は、青森は都内と違い、
椅子の美術館、椅子の展覧会「アブソリュート・チェアーズ」
はじめに 「椅子の美術館」こと埼玉県立近代美術館にて開催されていた、「アブソリュート・チェアーズ」を母と一緒に観てきたという旅行記。その看板に偽りなし、企画展以外でもめちゃくちゃ椅子あった。というか企画展がとにかくよかったためたくさん語りたい。
この企画展は愛知県美術館(7/18-9/23)へと巡回するため、逃した方はぜひそちらに行ってみてほしい。また埼玉県立近代美術館は、この展示を抜きにし
2024桜スケッチ(2) 東宝スタジオ入り口の桜、成城大学入学記念写真風景
はじめに 本格的な桜の季節になったある日の午前10時に、老兵ならぬ老企業戦士4名が小田急・成城学園前駅に集まりました。
当日は、近くの祖師谷大蔵に住むKさんの幹事で例年恒例の食事会(ランチ)をすることになっていたのです。しかもランチ前の腹ごなしとして、仙川沿いの桜並木の花見つきです。
幸い、天候にめぐまれソメイヨシノの花見をすることができました。現場でのスケッチはできないので、今回のスケ