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わかおの日記

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わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
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わかおの日記162

わかおの日記162

大学入学以来いちばんの趣味は「暇」なんじゃないかと思うほどに暇していたぼくだが、ここ最近週末の予定が埋まるようになってきた。喜ばしいことだが、のび太くん的なぼくのバイオリズムには明らかに適していないので、戦々恐々としている。

土曜日は阿波踊りのサークルで、神奈川大学の文化祭に出た。ぼくは阿波踊り界でも希少な存在である三味線弾きである。中学生のころから左投げのアンダースローやナックルボーラーにあこ

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わかおの日記159

わかおの日記159

「何をしているのか」と聞かれれば「何もしていない」と答えるしかない。厳密にいえば、何もしていなくはない。毎日飯も食ってるし酒も飲んでるし、1時から大体10時くらいまでたっぷり寝ている。眠気と眠気の合間には、犬と戯れたり、曲を作ったりしている。多分昔の高等遊民の暮らしを、現代においてぼくがもっとも再現しているのではないだろうか。夏目漱石もびっくりである。

来週から免許合宿に行く。長崎の田舎に、2週

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わかおの日記156

わかおの日記156

弟がキャンプに行った(行かされた)ので、我が家には久しぶりに平和な空気が流れている。母親とにこやかに談笑しながらバイトの原稿を進め、「午後からやることないな〜」なんて言いながら冷凍のパスタをすする。ヤツがいる場合には決して実現することのない、理想的な午前中の過ごしかたである。

犬がかわいい。ぼくが落とした水グミを食べちゃって本当にやらかしたと思ったけど、どうやら大事ないようでよかった。

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わかおの日記152

わかおの日記152

昨日とても味の濃いラーメンを食べた反動で体がラーメンを受け付けなくなってしまっていたし、暑さも比較的和らいでいたので、図書館から這い出て松屋に行った。ラーメンがダメなら松屋。レパートリーの少なさが恥ずかしいですね。

松屋の牛丼はもちろんおいしいのだが、カレーはもっとおいしい。どうやら松屋フーズの社長が無類のカレー好きらしい。

食券機をポチポチやってメニューを物色すると、期間限定のメニューにシー

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わかおの日記151

わかおの日記151

たぶん人恋しいのだろう。むかし好きだったひとの夢をみた。

ぼくだって、小学校6年生の頃の思い出をずうっとひきずるほどセンチメンタルじゃないし、24時間のうち23時間50分くらいは彼女のことを忘れているのだが、どうしても1日に10分くらいは彼女のことを考えてしまう。これって未練がましいのだろうか。

夢の中でぼくは高校の体育館にいた。舞台の上ではなぜか映画が上映されていて、ビーチチェアのようなもの

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わかおの日記150

わかおの日記150

惨めな思いは日記にしておくに限る。

一限が入っていたので、早起きして三田に行った。この一限は必修の英語の授業で、英語のクラスを申請し忘れたためにほぼ強制的に割り振られた余りものである。好き好んで一限を入れる奴なんていない。

少し早めに教室についたので、後ろの方の席に座った。しばらくすると見覚えのある人間が、友人らしき金髪の男とともに教室に入ってきた。まずい、あいつだ。

彼とは入学当初仲良くし

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わかおの日記番外編3

わかおの日記番外編3

大学の友だちと旅行をする計画がずうっと先延ばしになっていたのだが、春休みも終わろうとしている4月になってようやくその計画が実行に移された。

和歌山に行こうとか、いやさすがに遠すぎるから熱海に行こうとか、2転3転したのちに、ぼくらは静岡県にあるサウナの聖地、「サウナしきじ」を目指して旅立つことになった。サウナを愛する者であれば1回は名前を聞いたことがあるだろう聖地だ。天然水の水風呂が至高だという。

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わかおの日記149

わかおの日記149

一日の流れを書くだけの日記にも飽き飽きしてきたので今日は趣向を変えて、なぜか記憶に残っている瞬間のことだけを書こうと思った。

三田キャンパスに初めて足を運んで、国文学専攻のガイダンスを受けた。後ろの席に座っていた大柄な男子学生が、教授が絶妙なライン(笑おうと思えば笑えるが、別に笑わなくてもいいくらい)の冗談を言うたびに律儀に、しかも本当に面白いと思っているような感じで笑うので「こいつ絶対いいやつ

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わかおの日記147

わかおの日記147

11時前に目が覚めた。日中なにも疲れることをしなかったせいで、夜に眠ることができず、生活リズムが狂いつつある。脳みその回転は鈍く、かつて自称進学校で頂点に上り詰めていたころの面影はない。

自律神経が乱れている気がしたので、田無駅からバスに乗り込み、超巨大温浴施設スパジアム・ジャポンへと向かった。いつもと気分を変えて岩盤浴でもやってみようと思い、奮発して600円ほど課金したのだがこれが間違いだった

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わかおの日記146

わかおの日記146

きのうはいいことがまるでなかった。髪の毛が伸び放題になっていたので、さすがに切りに行こうと思って近所の床屋に行った。顔剃り込みで2000円の激安床屋である。髪型に関心のある人間はそんなところに行くわけがないので、待合室の椅子に座っている人たちはみな、今後の髪型の発展に関してまるで将来性のない人たちばかりだ。そんな人たちのカットばかり担当するので、理容師たちの顔も死んでいる。そんなよどんだ空気のとこ

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わかおの日記145

わかおの日記145

昨日も相当早起きをして釣りに行ったにも関わらず、少し大きめのカサゴが1匹しか釣れないという惨敗を喫して、すっかり嫌になった。となりの貸竿で釣りをしてた明らかに初心者の女子大生は、昼前くらいから来て余裕ででっかい鯖を釣り上げていた。釣れないというのは本当になんか惨めで、交通費や釣具代、餌代のことが頭をぐるぐるしてくる。

最近は人恋しいけれど、かといって空気を読んだり、相手に気を遣ったりしてまで人と

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わかおの日記番外編2

わかおの日記番外編2

物心ついてから、スキーに行ったことがなかった。幼稚園のときに一回だけ行ったことがあるのだが、雪で体がびしょびしょになったことと、「ハの字」なるテクニックがあることくらいしか記憶には残っていなかった。

友人から、スキーに行かないかと誘われた。正直乗り気ではなかったけれど、浪人生活を終えた友人の誘いとあれば、断るわけにもいかない。それに、このまま一回もスキーをやらずに生涯を終えるのもどうかと思ったの

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わかおの日記144

わかおの日記144

きのうは午前3時に起きて、高校時代の友達と釣りに行った。友達は免許を持っているので、三浦半島まで車で連れて行ってもらった。

あんなに早起きしたのに午前中には何も釣れず、釣竿を海に投げ込み、ただぼーっとしていた。まあぼーっとすることが釣りの醍醐味なので、それでよかったんだろう。

午前中のようすから、ボウズ(なにも釣れないこと)が見えてきたので、「なんかうまいものでも食べようぜ!」と無理に明るくふ

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わかおの日記143

わかおの日記143

昨日は釣りをした。一日中立ちっぱなしだったので、とても疲れた。疲れすぎてYouTubeで海外のオーディション番組の動画を見ていたら、自然に泣いていた。この舞台に立つまでの出場者やその家族の苦労を勝手にバグった感受性が汲み取って、ボロボロ泣いてしまった。はずかしい。

ボロボロのまま寝て、起きてもまだボロボロだったので、本当はサークルに行きたかったけれど断念した。ライターのバイトも途中で飽きてしまっ

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