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#キャリア
理系キャリアの分岐点:学部卒と大学院卒の就職活動における戦略的アプローチ
先日、共同研究のパートナーである大手化学メーカーの研究開発部門の責任者と、大学生の就活についてお話をする機会がありました。その際、次のようなことを伺いました:
このノートでは、理系学生を中心に、学部卒と大学院(修士)卒の就職活動について、戦略的なアプローチの違いを考察してみます。
それぞれの強み理系分野において、学部卒と修士卒にはそれぞれに異なる強みがあると思います。
学部卒の強み
早期キ
良い大学と良い会社は、人生を変えにくくさせる
良い大学と良い会社に入ったのに、一生この会社で働く気はない、といって相談に来る方が少なくありません。一時期、クライアントが見事に日本の名だたる大企業の社員で、そろった時期がありました。
日本人はリスクをとらない教育をされています。これは、戦後の軍事教育に端を発しています。
仕事では、「労働者」というリスクをとらない働き方しか教えられていません。良い大学にいって良い会社に入ったら、一生安泰。だん
資格と学歴ではどちらが就職・転職で効果があるのか
拙著でも詳しく書いておりますが、私は元々、学歴がありませんでした。
長い間中卒でしたし、高卒になったときも通信制高卒でした。
【著書】あすを学ぶ: 中卒ホームレスだった少年が大人になって勉強をやり直して宅建士・行政書士・司法試験予備試験などに合格し、人生を変えたお話
正直なところ、中卒から通信制高卒になったところで、ほとんど変化はありませんでした。
アルバイトに受かりやすくなったくらいです。
あたらしいキャリア論『ライフピボット』 の 「はじめに」 を全文公開!
「議論で新結合を生み出す」を活動ビジョンに新しい職業とコミュニティを生み出し続けている黒田悠介氏による「人生100年時代の転身術」。人生が長期化した反面、わたしたちのライフスタイルはむしろ短期化し、かつてのように1つや2つのゴールを目指すような未来は描けなくなりました。変化の早い激動の時代にあっては、いくつもライフスタイルを転換(ピボット)しながら生きることが当たり前になりました。本書では、そのよ
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