黒田悠介 💬 議論メシ主宰 🍚

問いでつながるコミュニティ「議論メシ」を主宰。対話で課題を解決する「ディスカッションパートナー」としても活動。以前は経営者やキャリアコンサルタント、フリーランス研究家を経験。キャリア論を発信し続けている、メガネをかけたボウズ。あたらしいキャリア論『ライフピボット』の著者。

黒田悠介 💬 議論メシ主宰 🍚

問いでつながるコミュニティ「議論メシ」を主宰。対話で課題を解決する「ディスカッションパートナー」としても活動。以前は経営者やキャリアコンサルタント、フリーランス研究家を経験。キャリア論を発信し続けている、メガネをかけたボウズ。あたらしいキャリア論『ライフピボット』の著者。

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    • たくさんのスキをいただいたnote集

      黒田悠介のnoteのなかからスキの数が多いものを集めました。

    • 書籍『ライフピボット』を読んだみなさんの感想まとめ

      2000人以上のキャリア相談に乗った経験を詰め込んだ、自分らしいキャリアパスを描くための指南書『ライフピボット』を読んでくださったみなさんの反応をまとめたマガジンです! 『ライフピボット』についてくわしくはこちら↓ https://www.amazon.co.jp/dp/429501088X

    • FreelanceNow公式マガジン

      • 11本

      FreelanceNow運営チームが、フリーランスの皆さんに役立つnoteをまとめていくマガジンです!

    • インフルエンサーではない僕らの「逆説のコミュニティデザイン」

      インフルエンサーと同じようにコミュニティを作っていては、彼らの縮小版しかできません。そうではなく、影響力の低さを活かした自律分散型のコミュニティデザインによって、か小規模ながら豊かなコミュニティを創れる可能性について書いていきます。内容は会員制の共創コミュニティ「議論メシ」で実践されているコミュニティデザインをベースにしています。 議論メシ公式サイト: https://www.gironmeshi.net

    最近の記事

    自己分析はあなたを変えない

    自己分析や自己理解にどハマりしてはいけないと思っていて。 それはやりたいことや好きなことに出会う確率を高めてくれるだけだから。しかも、10%を80%に引き上げるような劇的な確率向上ではなくて、10%を15%にする、くらいでしかないと思う。 でもまあ、15%の確率で当たりを引けるならありがたい。試行回数8回あれば70%以上の確率で1回は当たりを引ける。試行回数15回なら90%以上の確率で1回は当たりを引ける。 そうやって、自己理解でほんの少し下駄をはいた確率のもとで試行回

      • 分断された社会に対話を処方する

        「喧嘩する夫婦」が離婚するのではない。喧嘩すらしない、「対話がなくなった夫婦」が離婚するのだそうです。喧嘩という形であれ、対話が残されていれば、関係を修復できる可能性がある。 でも、対話が不能になったとしたら、そこからの回復はなし得ない。対話がないとき、言葉は頭の中だけでぐるぐる回る。そして、あらぬ疑いや思い込みがふくらみ、さらに対話が難しくなる。 こういう分断が、あらゆるところで起きている。世界は分断されている。もちろん分断によって内部のつながりが強まったり、利害関係が

        • 世界に共通する「それなら、もうやってます」というオチ

          これは江戸の小話。長屋の大家と怠け者の若者の会話です。 「なんでえ、いい若いもんが、寝てばかりいねえで、起きて働け」 「働くとなんかいいことあんすか?」 「そら、働けば、銭が稼げらあ」 「銭稼ぐといいことあんすか?」 「そら、稼げば、金持ちになる」 「金持ちって、なんかいいことあんすか?」 「そら、金持ちになったら、もう働かずに寝て暮らせる」 「それなら、もうやってます」 ・・・ これは現代の小話。コンサルタントと漁師の会話です。 「いい魚ですね。漁にはどのくらいの時

          • 力の入れどころと抜きどころ

            「どこまでテキトーにやっても成り立つか」を知っておくと、肩の力が抜けていい。 なにごとも脱力が大事。歌唱も余計な力が入ると詰まって響かない声になっちゃうし、スポーツでもぎこちない動きになってパフォーマンスが落ちちゃう。かといって全身脱力しちゃうと立ってすらいられないから、力を入れるべきところは入れる。メリハリですね。 基本的に仕事は「同調圧力」や「他者評価」や「人間関係」で肩の力が入りやすい環境です。だから、意識的に力を抜くことを重視したほうがいい気がします。 テキトー

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            自分のなかに他者を住まわせること

            寂しいとき、現代人はスマホを手放せなくなり、SNSやゲームに気怠く陶酔する。不安なとき、現代人は自己啓発にハマり、極論とテンションで不安をノイズとして無視しようとする。 どちらも対処療法であり、さらにわるいことに寂しさは深まり、不安は大きくなってしまうのだと思う。 ではどうすればいいか。その解の1つに「自分のなかに他者を住まわせること」があると思う。 自分のなかに他者を住まわせて対話する感覚を持てれば、スマホに依存せずとも寂しくないし、自己啓発でごまかさなくても不安への

            「好きだから応援する」というだけではなく「応援すると好きになる」という認知的な変容が実験によって報告されています。 この「応援すると好きになって好きだからますます応援してさらに好きになって・・・」という無限ループこそがファン心理や推しの沼を生み出しているのかもしれません。

            エンプロイアビリティの自己点検をする

            フリーランスになってから自分のエンプロイアビリティ(employability:雇用に値する能力や特性)を定期的に自己点検するようになりました。 具体的には「会社員に戻るとしたらどんな会社でどんな給料、職種、ポジションだろうか?」という問いを自分に向けています。 そのような問いを使って自身のエンプロイアビリティを点検し、維持したり高めたりする努力をしていかないと、「フリーランスでいるしかない」という不自由に押し込められることになりかねません。 わたしのようにちょっと変わ

            「なぜ」という問いの使い方には要注意

            「なぜ」という質問はとっても曖昧なので、乱用しないほうがいい。 「チコちゃんに叱られる!」という番組ではよくこの手の質問がゲストに投げかけられるので、チコちゃんはあまり良い問い手ではない、ということになります。実際、番組のゲストは答えにくそうに困っていますね。 「なぜ」について、例えば生物学の例をみてみます。「ティンバーゲンの4つのなぜ」という分類があります。ある生物がなぜその特性を持っているのか(Ex. シロクマはなぜ白いの?)、という問いには以下の4つのバリエーション

            報酬が発生しない仕事には「しんどい搾取」と「うれしい贈与」の2種類があって、どちらも似た顔をしている。気をつけなはれや!

            それは自己理解か、自己誤解か。

            「自己理解」っていう言葉がそもそも誤解を招く表現なんだな。アタマで考えたり記憶を遡ったりして、コタツに入ったままで自分を理解できてしまうという誤解。 実際は「自己体感」という表現のほうが現実に近い気がする。何かの状況に自分を放り込んだときの心身の振る舞いを通して自分を体感すること。そうやって発現する自分の振る舞いを謎として捉えて、その謎を少しずつ時間をかけて解きほぐすように自分自身と対話すること。あくまでその結果としての「自己理解」という気がする。 もしこうした「繰り返さ

            ポジティブな居場所、ネガティブな居場所、ニュートラルな居場所

            「居場所」という、わかるようでわからない言葉に興味をひかれています。 たとえば、そこにいると力が湧いてくるような「①ポジティブな居場所」がある。でも、それだけじゃなくてそこにただ自然体でいることができて、プラスもないけどマイナスもない、みたいなところも居場所かも。こっちは「②ニュートラルな居場所」と呼んでみる。 そうなると、「③ネガティブな居場所」というのはあり得るのか、と考えたくなります。そこにいることで自分をすり減らしてしまう居場所。「つらくてもわたしにはここしかない

            「ノリ」について考える 〜 ノリの良さとかノリの相性とか 〜

            旅行でも飲み会でもイベントでも、何かに人を誘うとき、ノリがいい人にまずは声をかけたくなります。普段からノリがいい人には周囲の人からそういった声がけが集まりやすいように思います。 ノリのよさは心身の柔軟性みたいなところもあるので、日頃のストレッチが大事かも。勧められた場所に休みの日に行ってみる、勧められた本を立ち読みしてみる、くらいのちょっとしたことも、ノリの準備体操になります。 また、ノリの良さは想像力の表れでもある。何か面白いことが起きそう、得られるものがありそう、とい

            2022年12月に反響のあった思索7選

            2022年12月にFacebookに放り込んだ思索のなかで、反響があったものをピックアップしてまとめています。 読んでいただく方にとって、何かしら得られるものがあれば嬉しいです! 固定観念、社会習慣、自己啓発 スモールビジネスとスタートアップ 「ご活動はなんですか?」という訊き方 小規模な会話のチカラ ロールモデルよりもメンターを 存在は属性に先立つ 「ノリの良さ」を分解すると 今回は以上です!最後までお読みいただいてありがとうございました!

            絆と縁のバランス感覚

            「絆」は重く、「縁」は軽い。 初対面の人に「これも何かの縁ですから」と言われたら受け取ってしまう施しも、「これが私たちの絆ですから」と言われたらなんだか急にちょっと遠慮したくなる。 「絆」は深く、「縁」は広い。 アプリで言えばLINEは絆っぽいリアルグラフで、Facebookの友達は縁っぽいソーシャルグラフ。きっとわたしたちには、絆と縁の両方が必要で、1:9くらいのバランスなんじゃないかなと思ったりしています。 ・・・ 両者のバランスが崩れて人間関係のバリエーション

            雄弁は銀、沈黙は金

            対話における「沈黙」は非常に重要。 その沈黙の間に参加者の思考が整理されていることも多い。沈思黙考という言葉もあるくらいです。 焦って沈黙を言葉で埋めてしまうと、その思考が雲散霧消してしまう。ファシリテーターはグッと耐えないといけないタイミングです。ただ、思考が回っている沈黙なのか、それとも思考が止まってしまった沈黙なのかも見極める必要がありますがw 思考が回っている沈黙だと見極めたときのファシリテーターは、全員の「仕草」というシグナルを眺めていたりします。 目ひとつ

            あなたの打率はどのくらい?

            自分の「打率」を知っておくといい。往々にして高くはないですが、それでも「ゼロではないよね」というのが大事なポイントです。 たとえばわたしの場合は、あたらしいことを始めて納得できるカタチにできる打率は1割です。10回やって1回くらい。低いなあ、と思いますが、でも低いなりに良いこともあります。 なぜかといえば、打率1割だと「ヒットが打てなくて当たり前」という心持ちでモノゴトに取り組むことができるし、失敗も許容しやすいからです。 とはいえ「ヒットを打つぞ」というつもりで毎回打