黒田悠介@ Commune Community Lab 所長

コミューンコミュニティラボ所長。問いでつながるコミュニティ「議論メシ」を主宰。キャリア…

黒田悠介@ Commune Community Lab 所長

コミューンコミュニティラボ所長。問いでつながるコミュニティ「議論メシ」を主宰。キャリア論『ライフピボット』を出版。 以前は経営者、キャリアアドバイザー、フリーランス研究家、ディスカッションパートナーを経験。コミュニティ論とキャリア論を発信し続けている、メガネ×ハンチング×ボウズ。

マガジン

  • 議論メシ公式マガジン

    • 55本

    議論メシメンバーの記事を掲載することで「こんなことを考えている人がいるんだな」ということを知ってほしい。そんなマガジン。だからどんなnoteでも追加してOK。 https://www.gironmeshi.net

  • Commune Community Lab

    • 33本

    コミューンコミュニティラボは、コミュニティの現在地をリサーチし未来像を描くマガジンです。ラボの研究成果について噛み砕いてお伝えしていきます。このマガジンの編集長を務めるのはコミューンコミュニティラボ所長の黒田悠介。コミュニティの面白さや可能性を感じながらお読みいただけたら嬉しいです。 Podcastはこちら https://podcasters.spotify.com/pod/show/communecommunitylab 黒田悠介: コミューンコミュニティラボ所長としてコミューン株式会社に参画。問いでつながるコミュニティ「議論メシ」を主宰。対話で課題を解決する「ディスカッションパートナー」としても活動。キャリア論『ライフピボット』を出版。 https://linktr.ee/chlorine0528

  • たくさんのスキをいただいたnote集

    黒田悠介のnoteのなかからスキの数が多いものを集めました。

  • 書籍『ライフピボット』を読んだみなさんの感想まとめ

    2000人以上のキャリア相談に乗った経験を詰め込んだ、自分らしいキャリアパスを描くための指南書『ライフピボット』を読んでくださったみなさんの反応をまとめたマガジンです! 『ライフピボット』についてくわしくはこちら↓ https://www.amazon.co.jp/dp/429501088X

  • インフルエンサーではない僕らの「逆説のコミュニティデザイン」

    インフルエンサーと同じようにコミュニティを作っていては、彼らの縮小版しかできません。そうではなく、影響力の低さを活かした自律分散型のコミュニティデザインによって、か小規模ながら豊かなコミュニティを創れる可能性について書いていきます。内容は会員制の共創コミュニティ「議論メシ」で実践されているコミュニティデザインをベースにしています。 議論メシ公式サイト: https://www.gironmeshi.net

最近の記事

コミュニティマネージャーが知っておくべき認知バイアス9選

認知バイアスとは、私たちの思考や判断を無意識のうちに歪めてしまう心の傾向のこと。コミュニティ運営においても、このバイアスが大きな影響を及ぼすことがあります。 残念なことに、コミュニティメンバーもコミュニティマネージャーもその影響からは逃れられません。コミュニティのどこかには必ずバイアスが存在する。しかし、事前にバイアスを把握しておくことで対処が可能になる場合もあります。 この記事では、コミュニティ関係者なら知っておきたい主要な認知バイアスを、身近な例を交えてご紹介。さらに

    • コミュニティ時代の消費行動モデル「CoLoTASS(コロタス)」を提唱します

      かつて、SNSの普及により消費者の購買における意思決定プロセスは劇的に変化しました。もはや企業からの一方的な情報発信だけでは消費者の心を動かすことは難しくなっています。さらに最近では、消費者は単なる個人としてではなく、コミュニティの一員として行動するようになってきました。 その結果、従来のAIDMAやAISASといった消費行動モデルでは捉えきれない、コミュニティを介した新たな購買プロセスが生まれています。そこで本記事では、この新しい時代の消費行動を表す「CoLoTASS(コ

      • オシノミクスの6つのコア心理で「推されるコミュニティ」になるには?

        コミュニティづくりに悩みはつきものです。メンバーの熱量が上がらない、活動が停滞している…。こうした悩みを解消するために、ときにはコミュニティ運営とは一見距離のあるように見える領域の知見を借りるのが有効です。 そこで今回は、アイドルやアーティストの「推し活」を参照してみます。そこにはコミュニティを活性化するヒントが隠されていました。 博報堂DYグループの「オシノミクス レポート」によると、「推し活」には6つのコア心理があるそうです。これらの心理を理解しコミュニティ運営に活か

        • コミュニティが事業成果と組織文化に効く理由をループ図で解説!

          コミュニティの目的とは、なんでしょうか? 例えば地域コミュニティは文化の伝承や住民の豊かな暮らしのためにあると言うことができるでしょう。また、共通の趣味を持つ人が集まったコミュニティはそれを一緒に楽しむことが目的であると言えます。 これらの自然発生的なコミュニティは、人々の生活や興味関心から自然と生まれてきたものです。しかし、近年では、特定の目的を持って意図的に作られるコミュニティが増加しています。こうして「デザインされたコミュニティ」は従来のコミュニティの概念を拡張し、

        コミュニティマネージャーが知っておくべき認知バイアス9選

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        記事

          コミュニティがゾンビ化する要因6選

          やっとの思いで立ち上げたコミュニティ。そこに活気に満ち溢れ、意見交換や交流が盛んになっていく過程は嬉しいものです。でも、いつからか投稿が減り、イベントの参加者も少なく毎回変わり映えしない。そうやってただ惰性で存在しているかのように衰退してしまうことがあります。そのコミュニティは「ゾンビ化」してしまったと言えるかもしれません。 なぜ、一度は賑やかだったコミュニティがこのような状態に陥ってしまうのでしょうか?コミュニティのゾンビ化は放っておくと静かに、しかし確実に進行します。気

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          行動経済学のナッジ理論をコミュニティ運営に活かそう!

          私たちの日常の些細な行動は、無意識の習慣や心理的なクセに大きく影響されています。エスカレーターを使うか階段を使うか、スーパーでどの商品を選ぶのか。 こうした選択の多くは「つい」「なんとなく」やっているように見えて、その裏には心理的な動きがあるものです。こうした人の行動を考えるうえで注目されているのが行動経済学における「ナッジ理論」です。 ナッジとは「経済的なインセンティブやペナルティーを用いずに人々の選択をそっと後押しする手法」のこと。人の行動パターンや心理を理解し、ちょ

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          コミュニティマネージャーに必要なスキルセットはヒト・コト・ソト

          「熱量の高いユーザーがなかなか増えない…」「イベントを開いても盛り上がりに欠ける…」「コミュニティの価値を社内で説明できない…」 そんな悩みについてご相談を受けることがあります。これらの課題は多くのコミュニティマネージャーが共通して直面している壁のようです。 さまざまな個人や企業、地域や団体などがオンライン・オフラインでのコミュニティづくりに力を入れる中で、コミュニティマネージャーという職種の需要が急速に高まっています。しかし、その業務内容は多岐にわたり、求められるスキル

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          コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(2/2)

          以前の記事では、ハブ型コミュニティとメッシュ型コミュニティの特徴について分析しました。ハブ型は中央集権的で効率的である一方、リスクも抱えており、メッシュ型は分散的で創発的で、より強靭なコミュニティを形成できる可能性があることがわかりました。 今回は、コミュニティがハブ型からメッシュ型へと進化していくメカニズムについて掘り下げていきます! ハブ型からメッシュ型への進化コミュニティは静的なものではなく、時間とともに変化し、進化していきます。多くの場合、コミュニティは初期段階に

          コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(2/2)

          コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(1/2)

          わたしたちは、抽象度を上げたり下げたりすることでモノゴトを多様な観点から眺め分析できるようになります。コミュニティの運営ノウハウのような抽象度が低く具体性の高い観点も日々の運用に重要ですし、一方でコミュニティの構造を捉えるような抽象度の高い観点も大局観を持つ礎になります。 コミュニティを極端に抽象化すると、コミュニティメンバーや運営者を「点」、そのつながりを「線」で表す図になります。コミュニティは点とそれらをつなぐ線の集合体になるわけです。 ここまで単純化してしまうと役に

          コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(1/2)

          インセンティブは諸刃の剣?コミュニティメンバーをTakerにさせない報酬設計

          コミュニティ運営の課題の1つに「モチベーション(動機)」と「インセンティブ(報酬)」のバランスがあります。 モチベーションが高いメンバーにとってはインセンティブは不要ですが、モチベーションが低いメンバーにとってはインセンティブが必要です。しかし、インセンティブに頼り続ける限り、メンバーのモチベーションは一時的なものになってしまいます。 インセンティブがないと自発的なアクションがない状態はコミュニティにとって健全とは言えません。それはまるでエナジードリンクを飲まないと仕事が

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          「ゼブラコミュニティ」というコミュニティデザインの未来像

          「ゼブラ企業」という言葉をご存知でしょうか?それは経済性と社会性を両立し、長期的視点で持続的な繁栄を重視する新しい在り方の企業のこと。 経済性と社会性は両立が難しく、白と黒のように相反するものとも言えます。その白と黒の矛盾を超えて両立させる様子がシマウマの縞模様に重なることからゼブラ企業と呼ばれているのです。 なぜ今、ゼブラ企業が注目されているのでしょうか?その背景を探りつつ、今回の記事ではその在り方をコミュニティに転用できる可能性を構想していきます。もしそれが可能なら、

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          120件超!コミュニティのネーミングに役立つ候補リストを公開

          コミュニティを立ち上げようとするときに意外と苦戦するのがネーミングです。コミュニティの名前によってコンセプトが伝わりやすかったり、クチコミに乗りやすかったりしますし、その逆もしかり。 そんな大切なネーミングをゼロから考えるのは本当に大変です。せめて、考え始めるキッカケとなるものがあればいいのに…。 ということで、これまで様々なコミュニティを立ち上げ、運営し、眺めてきた経験から、ネーミングの候補を出すときに使えるリストを作りました。だいたい120件くらいありますw 「◯◯

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          コミュニティは小さく始めるのがいいって本当?何から始めればいいの?に答えます

          コミュニティは小さく始めたほうがいい。これは焚き火に喩えるとわかりやすいでしょう。小さな種火と着火しやすい落ち葉から始まり、徐々に木材に火が移って火が大きくなっていく。このプロセスのように、コミュニティも最初は小さく始まるものです。 仮に大きく始めようとしても、コンテンツやイベントの少ない初期のコミュニティにはメンバーは簡単には集まりません。仮にコストをかけてたくさんのメンバーを集めたとしても、一度アクセスしたときのコミュニティ体験が悪ければその多くは再訪を望めません。

          コミュニティは小さく始めるのがいいって本当?何から始めればいいの?に答えます

          「チーム」と「コミュニティ」はどう違う?コミュニティへの解像度を上げよう!

          チームとコミュニティはどちらも人のグループで、一人では実現できないことが実現できる点がどちらも共通しています。しかし、この2つの実態は微妙に異なっています。いや、180度違う側面すらある。 だから、人のグループについてチームとコミュニティのどちらで捉えるかによって、振る舞いやマネージメントの仕方も変わってきます。この点を踏まえておくことで、逆効果な行動をとってしまうリスクも回避しやすくなるはずです。 では実際にチームとコミュニティがどのように違うのか深掘りしてみましょう。

          「チーム」と「コミュニティ」はどう違う?コミュニティへの解像度を上げよう!

          コミュニティメンバーからのフィードバックは宝の山!対応のポイントまとめ

          コミュニティを運営しているとメンバーからフィードバックを受ける機会がよくあります。わたしの運営する議論メシというコミュニティも、7年間で1000件ほどのフィードバックをもらって改善を重ねてきました。 フィードバックのなかにはちょっとした要望もあれば、グサっと痛いところを突いてくる指摘、そしてメンバー間トラブルの報告など、さまざまなバリエーションがあります。 適切に対応する必要があるのはどのタイプでも同じです。逆に、フィードバックに反応をしなかったり適切に対応できなければ、

          コミュニティメンバーからのフィードバックは宝の山!対応のポイントまとめ

          WISH(願い)とKNOT(出会い)がKPI!ソーシャルコワーキングというカルチャー

          ソーシャルコワーキング事業を手がける株式会社ATOMica 代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生さんをお迎えしてPodcastでインタビューさせていただきました。この記事はその書き起こしです。コミュニティ運営のヒントがつまったインタビューをぜひご覧ください! ※フルバージョンはこちらからお好きなプラットフォームで視聴可能です! AIによるインタビュー内容まとめ AIによるインタビュー一部書き起こし黒田悠介(以下、黒田): 本日は株式会社ATOMicaの嶋田瑞生さんをゲスト

          WISH(願い)とKNOT(出会い)がKPI!ソーシャルコワーキングというカルチャー