黒田悠介@ Commune Community Lab 所長
記事一覧
コミュニティがゾンビ化する要因6選
やっとの思いで立ち上げたコミュニティ。そこに活気に満ち溢れ、意見交換や交流が盛んになっていく過程は嬉しいものです。でも、いつからか投稿が減り、イベントの参加者も少なく毎回変わり映えしない。そうやってただ惰性で存在しているかのように衰退してしまうことがあります。そのコミュニティは「ゾンビ化」してしまったと言えるかもしれません。
なぜ、一度は賑やかだったコミュニティがこのような状態に陥ってしまうので
行動経済学のナッジ理論をコミュニティ運営に活かそう!
私たちの日常の些細な行動は、無意識の習慣や心理的なクセに大きく影響されています。エスカレーターを使うか階段を使うか、スーパーでどの商品を選ぶのか。
こうした選択の多くは「つい」「なんとなく」やっているように見えて、その裏には心理的な動きがあるものです。こうした人の行動を考えるうえで注目されているのが行動経済学における「ナッジ理論」です。
ナッジとは「経済的なインセンティブやペナルティーを用いず
コミュニティマネージャーに必要なスキルセットはヒト・コト・ソト
「熱量の高いユーザーがなかなか増えない…」「イベントを開いても盛り上がりに欠ける…」「コミュニティの価値を社内で説明できない…」
そんな悩みについてご相談を受けることがあります。これらの課題は多くのコミュニティマネージャーが共通して直面している壁のようです。
さまざまな個人や企業、地域や団体などがオンライン・オフラインでのコミュニティづくりに力を入れる中で、コミュニティマネージャーという職種の
コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(2/2)
以前の記事では、ハブ型コミュニティとメッシュ型コミュニティの特徴について分析しました。ハブ型は中央集権的で効率的である一方、リスクも抱えており、メッシュ型は分散的で創発的で、より強靭なコミュニティを形成できる可能性があることがわかりました。
今回は、コミュニティがハブ型からメッシュ型へと進化していくメカニズムについて掘り下げていきます!
ハブ型からメッシュ型への進化コミュニティは静的なものでは
コミュニティはなぜハブ型からメッシュ型に進化するのか?(1/2)
わたしたちは、抽象度を上げたり下げたりすることでモノゴトを多様な観点から眺め分析できるようになります。コミュニティの運営ノウハウのような抽象度が低く具体性の高い観点も日々の運用に重要ですし、一方でコミュニティの構造を捉えるような抽象度の高い観点も大局観を持つ礎になります。
コミュニティを極端に抽象化すると、コミュニティメンバーや運営者を「点」、そのつながりを「線」で表す図になります。コミュニティ
インセンティブは諸刃の剣?コミュニティメンバーをTakerにさせない報酬設計
コミュニティ運営の課題の1つに「モチベーション(動機)」と「インセンティブ(報酬)」のバランスがあります。
モチベーションが高いメンバーにとってはインセンティブは不要ですが、モチベーションが低いメンバーにとってはインセンティブが必要です。しかし、インセンティブに頼り続ける限り、メンバーのモチベーションは一時的なものになってしまいます。
インセンティブがないと自発的なアクションがない状態はコミュ
「ゼブラコミュニティ」というコミュニティデザインの未来像
「ゼブラ企業」という言葉をご存知でしょうか?それは経済性と社会性を両立し、長期的視点で持続的な繁栄を重視する新しい在り方の企業のこと。
経済性と社会性は両立が難しく、白と黒のように相反するものとも言えます。その白と黒の矛盾を超えて両立させる様子がシマウマの縞模様に重なることからゼブラ企業と呼ばれているのです。
なぜ今、ゼブラ企業が注目されているのでしょうか?その背景を探りつつ、今回の記事ではそ
120件超!コミュニティのネーミングに役立つ候補リストを公開
コミュニティを立ち上げようとするときに意外と苦戦するのがネーミングです。コミュニティの名前によってコンセプトが伝わりやすかったり、クチコミに乗りやすかったりしますし、その逆もしかり。
そんな大切なネーミングをゼロから考えるのは本当に大変です。せめて、考え始めるキッカケとなるものがあればいいのに…。
ということで、これまで様々なコミュニティを立ち上げ、運営し、眺めてきた経験から、ネーミングの候補
コミュニティは小さく始めるのがいいって本当?何から始めればいいの?に答えます
コミュニティは小さく始めたほうがいい。これは焚き火に喩えるとわかりやすいでしょう。小さな種火と着火しやすい落ち葉から始まり、徐々に木材に火が移って火が大きくなっていく。このプロセスのように、コミュニティも最初は小さく始まるものです。
仮に大きく始めようとしても、コンテンツやイベントの少ない初期のコミュニティにはメンバーは簡単には集まりません。仮にコストをかけてたくさんのメンバーを集めたとしても、
「チーム」と「コミュニティ」はどう違う?コミュニティへの解像度を上げよう!
チームとコミュニティはどちらも人のグループで、一人では実現できないことが実現できる点がどちらも共通しています。しかし、この2つの実態は微妙に異なっています。いや、180度違う側面すらある。
だから、人のグループについてチームとコミュニティのどちらで捉えるかによって、振る舞いやマネージメントの仕方も変わってきます。この点を踏まえておくことで、逆効果な行動をとってしまうリスクも回避しやすくなるはずで
コミュニティメンバーからのフィードバックは宝の山!対応のポイントまとめ
コミュニティを運営しているとメンバーからフィードバックを受ける機会がよくあります。わたしの運営する議論メシというコミュニティも、7年間で1000件ほどのフィードバックをもらって改善を重ねてきました。
フィードバックのなかにはちょっとした要望もあれば、グサっと痛いところを突いてくる指摘、そしてメンバー間トラブルの報告など、さまざまなバリエーションがあります。
適切に対応する必要があるのはどのタイ
WISH(願い)とKNOT(出会い)がKPI!ソーシャルコワーキングというカルチャー
ソーシャルコワーキング事業を手がける株式会社ATOMica 代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生さんをお迎えしてPodcastでインタビューさせていただきました。この記事はその書き起こしです。コミュニティ運営のヒントがつまったインタビューをぜひご覧ください!
※フルバージョンはこちらからお好きなプラットフォームで視聴可能です!
AIによるインタビュー内容まとめ
AIによるインタビュー一部書き起
コミュニティメンバーを欲求タイプで5つに分類!適切なアクションで活性化しよう
コミュニティはとても複雑な存在です。コミュニティメンバーがそれぞれ異なる欲求を持ち込んでいるというのがその理由の1つです。そのため、紋切り型の対応をしていては、一部のメンバーの欲求は満たせても他のメンバーの欲求を蔑ろにしてしまうことになってしまいます。
以前の研究成果「人がコミュニティに所属する欲求は「自分と他者」軸と「BeingとDoing」軸で整理できる」では、コミュニティに所属する欲求を9
「熱量」の維持と発生の無限ループ!オフラインイベントとオンラインコミュニティを再考する
オンラインコミュニティだけでは熱量を生み出すのが難しい。一方で、オフラインイベントばかりでは打ち上げ花火のように熱量が一瞬で霧散してしまう。
そのため、両者を組み合わせる必要性をあらわす以下のような原理が語られることがよくあります。それは、
オフラインイベントで熱量を「発生」させ
オンラインコミュニティで熱量を「維持」する
というものです。これを「コミュニティ熱量原理」と名付けましょう。この
本から始まる対話と学びと未知との遭遇。コミュニティラーニングの実験場!
書籍の要約から得た気付きや学びを語り合うオンラインコミュニティ『flier book labo』を手がける久保彩さんをお迎えしてPodcastでインタビューさせていただきました。この記事はその書き起こしです。コミュニティ運営のヒントがつまったインタビューをぜひご覧ください!
AIによるインタビュー内容まとめ
AIによるインタビュー一部書き起こし黒田悠介(以下、黒田):今回は、株式会社フライヤー
メンバーのウェルビーイングを優先するコミュニティ設計!PERMAモデルが秘訣。
コミュニティの目的を問い直すコミュニティは何のためにあるのか?
この問いへの答えは見方によって変わるでしょう。コミュニティを運営すること自体が目的になっている運営者にとってコミュニティは「自分のため」に存在すると感じる側面があるでしょう。あるいは、コミュニティを通じて得たいアウトプット(ビジネス上の成果など)がある運営者にとってコミュニティは「成果のため」に存在すると言えます。
より俯瞰的