山本典史

化学の学びを身近にすること・化学の楽しさを伝えることに興味を持っています。私立大学の教…

山本典史

化学の学びを身近にすること・化学の楽しさを伝えることに興味を持っています。私立大学の教員で、専門はコンピュータ化学。コンピュータを使って、生体分子や機能性材料の解析に取り組んでいます。https://yamlab.net

最近の記事

理系キャリアの分岐点:学部卒と大学院卒の就職活動における戦略的アプローチ

先日、共同研究のパートナーである大手化学メーカーの研究開発部門の責任者と、大学生の就活についてお話をする機会がありました。その際、次のようなことを伺いました: このノートでは、理系学生を中心に、学部卒と大学院(修士)卒の就職活動について、戦略的なアプローチの違いを考察してみます。 それぞれの強み理系分野において、学部卒と修士卒にはそれぞれに異なる強みがあると思います。 学部卒の強み 早期キャリアスタート: 22歳前後から社会人としてのキャリアをスタートできます 適応

    • わくわく!夏休みの自由研究 〜楽しく取り組むための7つのステップ〜

      みなさん、こんにちは! いよいよ、楽しい夏休みだね。 夏休みといえば、自由研究!「研究ってむずかしそう...」って思った人もいるかもしれないけど、大丈夫。 自由研究は、みんなの「どうしてかな?」「もっと知りたい!」という気持ちをカタチにするチャンスだよ! ここにある「7つのステップ」を参考に、楽しく自由研究に取り組もう! ステップ1: テーマを見つけよう 💡まずは、何を研究したいかを決めよう。 身の回りのふしぎなこと、学校の授業で面白いなと思ったこと、好きなもの・得

      ¥150〜
      割引あり
      • チェックリストで変わる卒論・修論指導:学生の自律的な学びを促すアプローチ

        はじめに大学や大学院での研究活動の集大成である卒業論文・修士論文(以下、卒論・修論)。その執筆プロセスは、学生にとって大きな成長の機会であると同時に、教員にとっても効果的な指導の機会となります。しかし、私がこれまでに取り組んできた指導方針では、学生の自主性や批判的思考力を十分に育成できていないかも…という悩みがありました。 このノートでは、私が最近取り組んでいる「卒論・修論チェックリスト」を活用した指導方法についてご紹介してみます。この方法では、学生の自律的な学びを促進し、

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        • Luma AI Dream Machine で動画を作ってみた

          Luma AI の Dream Machine は、静止画像から動画を生成できるツール。このノートでは、Dream Machine の基本的な使い方をご紹介してみますね。 Luma AI Dream MachineのはじめかたLuma AI 公式サイトの Dream Machine にアクセスし、「Try Now」ボタンをクリック Google アカウントでログイン Dream Machine の基本操作画像をアップロード プロンプト入力欄に、動画の内容や動きを具体的

        理系キャリアの分岐点:学部卒と大学院卒の就職活動における戦略的アプローチ

          最新 AI はどこまで千葉通か?

          千葉県のマスコットキャラクター「 チーバくん 」をつかって、最新の AI たちをテストしてみたよ! そもそもなんで?千葉県民なら誰でも、県内の各地域について、「あそこはチーバくんでいうと ○○」って言えるよね? 最新の AI たちは、このチーバくん方式で、千葉の地理を回答できるのかな? やってみた今回は、AI の中でも賢いとウワサされている3人組、GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini Advanced にチャレンジしてもらいました。 お題(プ

          最新 AI はどこまで千葉通か?

          自己分析と企業研究で未来を切り拓く 〜自分・企業のニーズ・リソースのマッチングにもとづいたキャリアデザイン〜

          自己分析と企業研究はなぜ重要?就職活動は、自分の未来を切り拓く大切な一歩。しかし、たくさんの選択肢の中から自分にびったり合った企業を見つけることは簡単ではありません。 自分にとって納得できるキャリアを上手に選択するためのポイントは、自己分析と企業研究。自己分析を通じて自身を深く理解し、企業研究で自分に合った企業を見極めることで、より充実したキャリアを築くことが可能になります。 自己分析 自己分析は、自分自身の価値観・強み・キャリアビジョンを明確にするための重要なプロセス

          自己分析と企業研究で未来を切り拓く 〜自分・企業のニーズ・リソースのマッチングにもとづいたキャリアデザイン〜

          コンピュータで切り拓く未来の化学

          みなさん、こんにちは。私は、大学で化学を教えている先生、化学を研究している研究者です。 「化学」というと、白衣を着ていて、実験室でいろいろな薬品を混ぜたりすることをイメージするかもしれません。私が研究しているのは、そんなイメージの化学とはちょっと違った、コンピュータを使った化学。この新しい化学のことを「コンピュータ化学」とよびます。 最近、薬品を混ぜたり装置を使って測定するだけではなく、コンピュータ化学を上手に活用しながら研究や開発を進めることが多くなりました。目には見え

          コンピュータで切り拓く未来の化学

          SBN - Super Binding Notebook

          ちょっと前、いつも持ち歩いている筆記用具類「しろものぶんぐ」について書いた。 ノート類は「黒」が好き。でもまあ、モレスキンやソフトリングノートは定番だよね。 だから、あまり知られていないかなと思うけれど、気に入って使い続けている「SBN - Super Binding Notebook」を紹介してみる。 SBNは、シンプルなモノクロ絵が素敵なイラストレーターNoritakeさんが制作されたノート。A5サイズで、紙を挟み込むタイプ。 No Rules。購入時に付いていた

          SBN - Super Binding Notebook

          しろものぶんぐ

          #わたしの筆箱紹介 という、文具好きには見逃せないタグを目にしてしまったので、参戦。筆記具類は「白」、ノート類は「黒」が好き。 ■ ペンケース:無印良品「ポリプロピレンペンケース 横型 小」 シャープペンシル(SMASH)のペン先を曲げてしまって以来、ペンケースにはハードタイプを選んでいる。 ■ シャープペンシル:ぺんてる「SMASH 0.5」 限定カラー軸のホワイトをベースに、ガンメタリックのパーツを組み合わせたもの。たぶん、このカラーリングでは市販されていないんじ

          しろものぶんぐ

          理系のふつうの大学教員がカウンセリングを学んだよ

          この note では、ナラティヴ実践協働研究センター(NPACC)が主催したオンライン講座『カウンセリング・トレーニングコース』の修了を機に、2年間にわたってカウンセリングを学んだことが、理系のふつうの大学教員である私の人生にどのような影響を与え、成長や変化を促したのかについて、気がついたこと・理解が深まったこと・興味関心を持ったことなどをまとめてみたいと思います。 私は、関東圏の私立大学で理系(化学)分野の教育と研究に携わる教員です。大学の教員として、日々、週に数コマの学

          理系のふつうの大学教員がカウンセリングを学んだよ

          自分の行動や感情への理解を深める4つのC

          今年度、早稲田大学の向後千春先生が主催されている「 教える技術オンライン研究会 」に参加しています。2021年度にも参加していたのですが、今回は対面とオンラインを組み合わせたハイフレックス形式での開催とのことで、対面ならではの学びを楽しんでいます。 第1回目は関東(早稲田大学)での開催ということで、せっかくの機会なので、対面で参加してみました。向後先生と対面ではじめてお会いし、教える技術の他にも、懇親会で美味しいお酒を愉しみながら、いろいろとお話をお伺いすることができました

          自分の行動や感情への理解を深める4つのC

          ある分野について理解を深めるための4つの問い

          はじめに学習者が自らの学び方をデザインするための手助けとなるさまざまなアイデアをインストラクショナルデザインに基づいて提供する「学習設計マニュアル」(鈴木克明・美馬のゆり編著)のなかで、Seller らによる「ある領域の学びから多くの収穫をえるための8つの問い」が紹介されていて、興味深く思いました。 ある領域の学びから多くの収穫をえるための8つの問いこの科目を学ぶ主たるゴールは何か? この領域の人たちが達成しようとしていることは何か? 彼らはどのような問題を質問している

          ある分野について理解を深めるための4つの問い

          「紙」で「分子模型」を作ってみた 〜だれも取り残さない学習環境づくり〜

          ■ 分子模型は学びを促進するために欠かせない教材分子模型は、「目に見えない分子」のカタチを「見える化する」ためのツールとして、化学の授業などで用いられています。 たとえば、分子のカタチと化学的な性質との関わりを説明するときに、教科書に載っている化学構造式を眺めるだけではなく、生徒ひとりひとりが分子模型を手に取って、試行錯誤しながら組み立て、組み立てたものを生徒同士でお互いに見せ合いながら議論することで、主体的・対話的な学びが促されることが期待されるように思います。 ■ 分

          「紙」で「分子模型」を作ってみた 〜だれも取り残さない学習環境づくり〜

          土井善晴さんが一汁一菜でよいと至るまで

          先週末、私が科学技術コミュニケーションを学んでいる 北海道大学 CoSTEP の開講式特別プログラムとして、料理研究家の土井善晴さんの講演がありました(概要はこちら)。 土井さんは、テレビ朝日「おかずのクッキング」やNHK「きょうの料理」などの料理番組に講師として出演されたり、「一汁一菜」という持続可能な家庭料理のスタイルを提案されたりと、幅広く活躍されています。 土井さんが提案されている一汁一菜は、単なる簡素な食事ということではなく、具だくさんの汁物を準備することで、沢

          土井善晴さんが一汁一菜でよいと至るまで

          科学技術コミュニケーションを学ぶ

          毎年度、テーマをひとつ決めて、新しい学びに挑戦したいと思っています。今年度のテーマは「科学の興味深さ・面白さ・難しさを伝えるための心がけを学ぶ」。 ということで、北海道大学の CoSTEP という、科学技術コミュニケーションを学ぶことができるプログラム(選科コース)に参加してみることにしました。私が受講する選科コースの場合、講義はほとんど全てオンデマンド配信。演習は、今のところ対面で実施される予定で、7月に3日間ほど札幌に行ってきます。 さて、この CoSTEP を無事に

          科学技術コミュニケーションを学ぶ

          「大学での学び」とは? 「生徒」から「学生」になる皆さんへ

          この春、大学に入学される新入生の皆さん、おめでとうございます。 新入生の皆さんは、大学という新しい環境で生活がはじまることについて、期待や楽しみがたくさんあることでしょう。その一方で、大学ってどんなところだろう?、高校までと何が違うの?と、少し不安に思うことがあるかも知れません。 このノートでは、この春、「生徒」から「学生」になる新入生の皆さんに向けて、「高校までの学び」と「大学からの学び」の違いについて、私が考えていることを少しお伝えしてみたいと思います。 新入生の皆

          「大学での学び」とは? 「生徒」から「学生」になる皆さんへ