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経営者のためのマインドフルネス
いろんなマーケティングを駆使したり、組織を勉強してチームワーク力を上げるなどを行ったりして、経営者は、売上高のアップ、人間関係の修正などを図ります。
しかし、経営者やリーダーの考え方と行動が変わらなければ長続きせず、それらは、一時的な効果に終わってしまいます。
なぜならば、経営の8割は、経営者の思考と行動で決まってしまうからです。
私は、これまで、約24年間、中小企業診断士という立場で、数多
「聡明さ」の本当の意味
マインドフルネスを勉強している人たちが向かっているゴールは、だいたい、以下のようなことではないでしょうか。
意識が本当に変わっていくことで、いろんな執着(不要なメガネ)がはずれて、自分の意識(プログラム)に囚われて悩んでいたことが分かり、家族や子供や財産、会社、お客様、従業員などと、どう向き合っていいのかが自然と分かり、「バランス」が取れていくこと。
そして、心が自由になって、その心を必要
自分の子供への愛は執着になりやすい
私たちは気が付かないうちに、執着して苦しんでいるということのようですが、お釈迦様は、「自分の子供への愛は執着になりやすい」とおっしゃっています。
「私には子がある、私には財があると思って悩む。しかし、既に自己が自分のものではないのに、どうして、子が自分のものであろうか。どうして財が自分のものであろうか。」とおっしゃっています。
しかも、そこに、前回ご案内した「家柄」という評価軸が絡んで来たらも
お金という幻影との闘い
日経平均がバブルのときを上回ったようです。
私はあまり株式はやらないので、バブルのときも儲かった経験はありませんし、今回も、それに恩恵を受けているということもありません。
ちょっとずつ積み立てているぐらいで、投資にほとんど興味がありません。なぜかというと、やれば、そっちに時間を引っ張られるのが分かるからです。それに時間を費やすのは、過去の経験から、ちょっともったいないなぁとどうしても思ってしま
「葉隠」から学んだこと
「全人的な人生」
これは、三島由紀夫が愛した「葉隠」という書物から、私が、この部分はマインドフルネスに通じると感じた部分の言葉です。
「葉隠」は、武士道の代表的な書物で、江戸時代の鍋島藩士・山本常朝(じょうちょう)が口伝したものを田代陣基が筆録したもので、「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり。」という、有名な一句があり、一見、少し急進的と捉えられるような書物です。
その中に、「物が二つになる
なかなかありたい自分にたどり着かない
「ニュートラルな自分」の記事で、過去の好き嫌いによって、いまの自分が出来上がっている話をしました。
過去のプラスの経験やマイナスの経験、ニュートラルな経験があって、重くなったり、軽くなったりして、心は複雑に構成されていると言われています。
だから、自分はこうありたいと思っていても、自分の中に積み重なっている、これらの体験からのプログラムが働いて、着手しなかったり、着手に手間取ったり、遅くな
自分はどんなメガネをかけているのだろう。
過去に、何か感情が揺さぶられる原体験(情動記憶)があると、プログラムが出来て、それが、自分には意識化されないで、物事を判断したり、行動したりしてしまいます。
失敗の体験など、よく悪いことだけを取り上げられて考えられがちですが、幼いころの成功体験など良い情動記憶によるプログラムもあります。
例えば、私は、昔は気が付いていませんでしたが、お客様から宿題や課題が来ると、隅から隅まで、完成度が高い
内部の時間を長く感じるようにすると仕事が捗る。
マインドフルネスの瞬間は、外で流れている時間が早く感じられ、自分の精神状態の時間はゆっくり流れるというお話をします。
プレッシャーを受けると、早くそこから逃れたいので、「やらなければ」という思いになり、不安とストレスが増して、内部の時間は短く感じます。実際に流れている時間はいつもと変わらないのにです。
とくに時間に追われるプレッシャーの場合は、時間が気になるので、それに意識が集中し、自分で気が