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ニュートラルな自分

私たちが何かを判断するときは、「好き」「嫌い」「どちらでもない」の3種類があると言われています。


 心は磁石みたいなもので、気に入るとピタッとくっついて、そうでないと離れたり、あるいは、どっちでもなくて単独であったり。

それが、自分では気が付いていなくて、くっついてはいけないものとくっついたり、離れてはいけないものと離れたりして、結果、どうやら、苦しんだりしているようです。


 ゲームにハマっちゃっている場合なんかは、もう、離れられない強力な磁石に吸い寄せられている状態なのかも知れないです。

私はネットフリックスで好きなアニメを見ると離れられないです汗。

 さて、人間関係で「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、これもそれに当てはまります。同じ性質の人はお互いに引きあって、違うものは反発します。そして、これらと関わっていない人は、その辺にとどまっているという感じです。


 私は仕事で、美容室の従業員さんにテストをしてもらって、その人の「対人タイプ」を調べることが良くあります。対人タイプは、大まかに以下の4種類の対人タイプに分かれます。

① 人間関係を重視しながら、自分で結論を出すことを躊躇してしまうタイプ

② 人間関係を重視しながら、独断でみんなを引っ張っていくタイプ

③ 仕事中心で、結論を出すのに慎重でプロセスを重視するタイプ

④ 仕事中心で、独断でみんなを引っ張っていくタイプ


それぞれ、いいタイプ、悪いタイプというのはありません。


私がこれまでテストして、最も多いのは①のタイプですが、それぞれ、それなりの比率で存在します。


そして、かつ、そのサロンのお客様にも、このテストをしていることは分からないようにアンケートを取ったことがありまして、そうすると面白いことが分かりました。


美容室(接客業)の場合、私のこの実験では、それぞれの従業員のタイプごとに、担当のお客様も同じようなタイプの人が多いことが分かったことです。


上に書かせていただいた「類は友を呼ぶ」の法則が、ちゃんと効いていることが分かりました。磁石で引きつけ合う。


そして、さらに面白いことは、売上成績の良い人は、自分のタイプとは真逆のタイプのお客様が比較的に多いことが分かったことです。


類友ではないお客様にも、自分をコントロールして、的確に対応できることで、顧客数を増やしていたということです。


私のこれまでのコンサル経験では、これは、その従業員が意識的に相手のペースに合わせる「ペーシング」ができているという場合もありますが、もっと自然にできている人は、そもそも、「タイプにこだわっていない」という傾向があります。


さましく、自分がこうであるべきというのを捨てている、手放している感じがものすごく伝わってくる人です。こういう人は、割と、自分にも優しいですし、周りにも優しい傾向があるような気がします。


私たちは、自分の好き嫌いで小さい体験を積み重ねて、いつの間にか、自分でも気が付いていない感じで自動的なプログラムを作り上げてしまいます。1日の中の様々な場面で「好き」「嫌い」「どちらでもない」があり、これらが複雑に入れ混ざって構成させています。


ですので、自分がこうありたいと思っても、自分の中に積み重ねられた自動プログラムによって、自分のありたい方向に行動できないようになってしまっています。


ですので、これらに気が付くことによって、自然な感じで、バランスを取って、好き嫌いに翻弄されない自分を成長させていくということがものすごく大事なんだなと思います。


その気づきを得るためには、周りの人の言葉を真剣に聞いてみたり、何か、判断できるような診断をしてみたり、また、その結果に必要以上に引き込まれないバランスのよい心をつくるための、「ニュートラルな自分」を自覚することが大切なのかなと思います。

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