見出し画像

反応じゃなくて行動

 私がまだ40歳代の後半の時、まだマインドフルネスを知る前に、日暮里にある禅宗のお寺、全生庵に通った時期があります。

あさ、まだ暗いうちに電車に乗って、5時から7時まで座禅をさせて頂いておりました。

そのころは、本当によく分かっていなかったので、呼吸と共に数を数えて、3つまで行かないうちに雑念に引っ張られる。

その雑念のことが、デフォルトモード・ネットワークと知らないで、ほんとにただ、座っているだけでした。

それでも、座禅が終わると、理由が分からずともスッキリしていました。

満員電車で、仕事場まで行くときは、すがすがしい感じでした。

さて、、、先日、10年以上ぶりに行かせていただきました。

いま、マインドフルネスを勉強したあとに、住職のお話を聞くと、別の角度から勉強したことがらでも、結局は同じことをおっしゃっていることが良く分かりました。

自分たちは、いつも一生懸命に働いて、幸せになるために、何かを求めて、それに執着していって、それと一体化しちゃっているので、いつまで経っても、同じ思いが消えない。

こんなに一生懸命にがんばっているのに、なぜだ、と自分を責めたり、周囲を責めたり。体の調子が悪くなると、それに執着していったりもします。

健康、美しさ、学歴、職業、お金、地位、名誉、仕事、趣味、遊び、買い物、好きなもの、嫌いなもの、病気、性、睡眠など。

それぞれの育った環境、性格、人生の積み重なりでこだわりがあって、これに心を集めてしまいます。

これらは、自分で気が付いていないと、ここからは解放されなくて、普通にしていたら、どんどんと増えていきます。

気が付いていない自分に突き動かされて、ただ、「反応」している人生を送ってしまうのかもしれません。

本当の自分はどこにいるのでしょうか。

それを見つけるために、私は、昔の卒業写真や小さい頃のアルバムを見て、過去の想いや原体験を遡って、1つ1つ、皮を脱ぐように、根っこの部分を探したり、父親に昔のことを聞いたりしました。

そうすると、なぜそういう行動をとったのか、謎が解けて来ることがありました。

評価されたい欲求によって生まれた自我(エゴ)によって、突き動かされて、「反応してしまう人生」より、本当の自分に近いところで、人生を過ごしてみたい。

自分の人生は自分が作る。「反応じゃなくて行動」していく。

こういった意識の転換は、個人の人生だけでなく、これからの仕事観、戦略の立案などにおいても大事なことのように思います。

最近、デザイン思考よりもアート思考の方が大切という、診断士の仲間が増えてきましたが、本当にそれが大事だと思います。

公式LINE
下記の公式LINEにて、マインドフルネスについて無料で動画を見ることができます。(15分×4本) ご質問がある方は気軽に公式LINEにご連絡下さいませ!(自動返信が返りますが、あたらめて応対いたします。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?