マガジンのカバー画像

エッセイ

296
運営しているクリエイター

#母

富士山がずっとついてくるハイキングコースでディズニーデートについて語り合う

富士山がずっとついてくるハイキングコースでディズニーデートについて語り合う

本年最後の山歩きは相模湖駅→陣馬山→藤野駅。友人情報では初心者でも一人で歩けるとのことだが、調べてみると11キロもあるって。高尾山のお隣にありながらプライベート感満載のハイキングだった。

朝から山梨で震度5の地震があって多少不安はあったものの「命の限り楽しむ」をモットーに予定通り家を出る。中央本線甲府行きは10分遅れながら9時前に相模湖駅をスタートできた。

調べた通り線路の横の細い道を通って慈

もっとみる
【韓国ドラマ】『ボーイフレンド』

【韓国ドラマ】『ボーイフレンド』

晴れの日が多くお外で遊んでいる今日この頃、家の中でくらいはハタライテいるよね、という大方の予想も外れ、家の中でも懲りずに遊んでいるごきげんママ♡です。

1日24時間しかないので、まとまった時間ドラマを見ているわけにはいかないのが良かったり悪かったり。廃人のように韓国ドラマを観続けていた去年のゴールデンウィークよりはメリハリのついた日々を過ごしております。

そんな中、昨日大切に観ていた『ボーイフ

もっとみる
奈良再発見

奈良再発見

海外からの観光客のない今こそ、静かに旅を味わえる大チャンスかもしれない。修学旅行や遠足が少しずつ戻ってきて、元気な団体を見かけたことは明るい兆し。

まずは日本最古のお寺とも言われる飛鳥寺を訪れる。長年見向きもされなかった当時の技術を駆使した銅でできた大仏様が少し右、橘寺の方を向いておられるという。

その近くには蘇我入鹿の首塚があり、一気に悠久の時代へと誘われる。

明日香の景色は幼い頃から見慣

もっとみる
秋晴れの日の新幹線に乗ったらなにをするか

秋晴れの日の新幹線に乗ったらなにをするか

その日がどんな天気であれ、ずっと行けていなかった父のお墓には参ろうと決めていた。天気予報が良い方に変わり、当日朝はまばゆいほどのお天気。

在来線に乗るのももどかしく新幹線に乗り込んだ。座席について、あら、シートベルトは要らないのね〜車じゃないし。

そう、長いこと帰省は規制されていたから大変ご無沙汰だ。ごきげんパパ♡の転勤で東京に住むようになってからどれほどこの東海道新幹線にお世話になってきただ

もっとみる
空にいる父のこと

空にいる父のこと

今日は父の命日なので父の思い出を書こうと思います。

昭和10年生まれの父は生きていれば86歳でしょうか。周りを見回すとそのくらいの年齢の方は大勢ご存命で、聞くところによると今回ノーベル賞を受賞された方は御年90歳だとか。そう思うと60年の父の人生がいかにも短かったように思えてきます。私がもしあと5回しか紅葉や桜を見ることができないとしたらどんなに心残りなことか。

父は、大正生まれの伯母のあと三

もっとみる
桔梗のような母

桔梗のような母

作家の浅田次郎さんがお母さまのことを書かれている文を読む機会があった。学徒動員で学生時代に勉学ができなかったお母さまはホステスとして働きながら家族を支えられたそうだ。難関中学の試験を突破された次郎さんのために三冊の大きな辞書を買い与えられたのが作家になる礎となった。

最後まで都営住宅で独り暮らしをされたお母様の本棚には次郎さんのすべての著作物とルーペが並んでいた。そのお母様のことを次郎さんは「た

もっとみる
ウエディングドレスを借りるのが高いわけ

ウエディングドレスを借りるのが高いわけ

花嫁の母の特権とも言われるドレス選びの付き添い。これがなかなか楽しくも大変。新郎は仕事が忙しく度々私が駆り出されている。親戚からは構いすぎるなとイエローカードが発出されるも呼び出されるといそいそと出かけるというのが親というもの。

バブルの頃に結婚した自分の時もたしかにお高くて、打ち掛けに板金高島田とお色直しのウェディングドレスをいくらで借りたかもう覚えてはいないけれど、今回は冷静。同行しての感想

もっとみる
400日投稿を続けて

400日投稿を続けて

朝にnoteに投稿をすることが日課となって400日が過ぎました。日によってテーマはまちまちですが気づいたことや感じたこと、楽しかったこと美味しかったこと思い出したことなどを文章にしてみることは私にとっては息をしていることのように自然でいつの間にか生活の一部になっています。

ところが今日は例外で、ちょっと遠出の予定があり昨夜からその用意もしたため、今朝は投稿が間に合いませんでした。夕方に書けばいい

もっとみる
和室のこと

和室のこと

生まれ育った家は昭和初期に建てられたもので最初は和室しかなかったと思われる。生活スタイルの変化に伴ってリビングや応接間というものが途中造られはしたが私にとっては畳や障子やふすまはごく身近なものだった。今国語の講師をしていて都会の生徒たちには畳や障子やふすまを知ってますか、と確認してしまうほどマンション生活ではあまり見かけないものになった。

たまたま13年ほど前に購入した中古マンションには一部屋和

もっとみる
私もこんな奥さんが欲しかった

私もこんな奥さんが欲しかった

昨日のゴルフは奇跡のバーディーがあった以外はとても私らしい出来栄えでした。前半最後のホールでドライバーがまずまず飛んで二打目のウッドがまさかのオン、しかもピンそば。人生に二度と起こらないであろう幸運でした。

今日はこんな私をゴルフに連れて行ってくれた心優しい友人のことを書こうと思います。出会ったのはまだ花の20代、お砂場で子供を遊ばせていたころでしたからそろそろ30年近くになります。その間お互い

もっとみる

母の日なんてなくていい

何年も前から思っていました。母の日は苦手です。カーネーションよりチューリップやバラの方が好きな私は面倒な人かもしれません。

何か欲しいものある?って子供の気を遣わせるのも嫌です。ロエベのバッグかゼクシオのゴルフセットが欲しいけど子どもが求めている答えはそういうのではないし。

ほかのお母さんはどんなことしてもらうのかな、なんてもやもやしないでもない自分も嫌です。

子どもに頼まれて産んだり育てた

もっとみる
たまには母をほめてくれ〜

たまには母をほめてくれ〜

友人からのラインが重なった日がありました。まずは喜びの声。

「お先に子どもの学費を払い終わったわ~」

子どもの小学校入学からのお付き合い。本人の希望で専門学校を選び来年で卒業。聞くところによると結構学費が高いそう。その分払い終えた感慨はひとしおだったのでしょう。母は頑張りました。早速祝杯を、というご時世でもなく、ラインで喜びを分かち合いました。

生まれてから経済的に自立させるまで、責任をもっ

もっとみる
My father is my mother

My father is my mother

and my mother is not my mother.
 

まともに英文と思って読んでくださった方や、すでにご存知の方には申し訳ないです。性同一障害でもステップファミリーでもありません。

「私の父はわがままで、私の母はわがままではありません。」というジャスト ジョークです。

ごきげんママ♡の青春時代前期にチューリップというフォークソングのグループの『虹とスニーカーの頃』という曲が大

もっとみる
『天然生活』とふるさとの母

『天然生活』とふるさとの母

本棚を整理していたら古い雑誌が出てきました。(上の写真はほんの一部です) 整理するはずが読み耽ってはかどらないのは世の常。早々に整理はやめて隅々読むことに!

『天然生活』は住まい、ごはん、時々お洋服のことを扱う、のんびりした暮らしの中にセンスが光る雑誌です。引っ張り出してみるとちっとも古びることなく却って今のおうち時間に生かせることばかりです。お料理やお菓子のレシピはもちろん、お台所の整え方、四

もっとみる