母の日なんてなくていい

何年も前から思っていました。母の日は苦手です。カーネーションよりチューリップやバラの方が好きな私は面倒な人かもしれません。

何か欲しいものある?って子供の気を遣わせるのも嫌です。ロエベのバッグかゼクシオのゴルフセットが欲しいけど子どもが求めている答えはそういうのではないし。

ほかのお母さんはどんなことしてもらうのかな、なんてもやもやしないでもない自分も嫌です。

子どもに頼まれて産んだり育てたりしたわけでもないし、これまで母として数々の失敗をしてきたにもかかわらずたまたま元気に育ってくれたのは偶然と幸運の賜物。それなのに感謝されたら穴があったら入りたい。

6月の父の日と比べる人がいるのも嫌なポイント。ママだけいいな~みたいな目で見ないでください。子どもが困るじゃない。

娘の友達は早くからお母さんをアフタヌーンティーに連れていく予約を取ったと娘が焦っているのもかわいそう。私は甘いものは結構です。

ついでに言うと婚礼の披露宴で親への手紙と言うやつを読むのは一切受け付けません。それは公開処刑のようなもの。そういう企画なら欠席します。

どうしても何かしないと気が済まないという娘にピアノ演奏をリクエストしました。中学高校のころに車で送り迎えしたころに習っていた曲の数々を1時間、次は何?次は何?とこちらの希望通りに弾いてくれました。それが一番うれしいプレゼント。

親子や家族への感謝は別に事を分けて儀式のようにするものでもないだろうに、というのが本当の気持ちです。

でも離れて暮らす母にはやっぱり伝えたい。

HAPPY MOTHER’S DAY! 

いつまでも長生きしてね。

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