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エッセイ

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建国記念の日なので国のまほろばに思いを馳せる

先日出会った方は神社仏閣を趣味とされていて、伊勢や出雲や戸隠などに頻繁にお参りをされているという。そして長年の旅を経て国の始まりは奈良県の大神神社だとおっしゃるではないか、私を誰とも知らずに。

私は何者でもない一介の50代女性ではあるが、大神神社の近くに生まれ育ったのだ。えっ?大神神社が…

そうかもしれない。確かに初詣に大阪方面から毎年お参りに来られる知り合いも何人か知っている。実家からは日常

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ラスト授業

ラスト授業

昨日で1人の生徒を見送った。
2018年に国語講師として遅いスタートを切り2019年4月から受け持って昨日まで、
彼女と過ごした時間は私にとってもかけがえのないもの。

小学五年生で入塾してきた頃は幼くて素直で扱う教材も易しかった。
目から鼻に抜けるとはよく言ったもので一度こちらで言ったことはすぐさま理解。スポンジのごとく漢字でも文法でも吸収していくのがわかる。

見開き2ページの宿題もいつしか決

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わたしたちは中性化している

NYから一時帰国していた友人が帰ってしまった。 
そして今回の日本での集まりで最も印象に残った会話が

だそう。日頃の私個人の素直な感想が刺激的な数日の中で印象に残ったとは光栄なこと。還暦も近くになってくると性差をそれほど感じなくなってくると思いませんか?話題にしろ、仕草にしろ。

最近入会したジムでも卓球もズンバも男女関係なく仲良く楽しく遊んでいます。卓球は男女比45:55なのに対してズンバはパ

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あなたが友達で幸せです

あなたが友達で幸せです

初めて取り寄せた農園の野菜の段ボールは予想以上に大きくて

試しに出して並べると

こんなにはいっていたのでした。すでに冷蔵庫もその野菜室も定員間近、とても全部は入り切らない。さて困った。こういう時は遠くの親戚より近くの友達とはよく言ったものです。

早速小学校の時のママ友にLINE。だってすぐ近くなんだから。子どもが小学生の頃はママさんバドミントンを共に楽しんだりしたのも今は昔。ご実家や義実家の

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卒業式の袴選び親目線レポ

卒業式の袴選び親目線レポ

コロナ禍の始まりと同時に大学生活を始めた娘。一年の留学を挟んで来春に卒業なんて、あまりにも短い大学生活…残酷にも袴のパンフレットが生協から送られてきて実感がわかないまま友人母娘と学校に足を運んだ。

大学の卒業式に袴を着る風習はいつから広まったのか、1988年の私の頃はまだ洋服だったが2014年卒業の長女の時は大半が袴だった。少子化が進んだこと、日常の和服文化が廃れたことで成人式や卒業式の和服に企

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お人好しすぎる自分を嫌いになりたくない

お人好しすぎる自分を嫌いになりたくない

せっかく設計者が知恵を絞って配置した池やバンカーに入れないと申し訳ないような気がして昨日のコンペではたくさんの罠にハマった。ただヘタなだけのゴルファーで、ペナルティーエリアに打ったのと3パット以上で罰金100円ずつというルールのもと、1,400円もお支払いしてしまった。練習ラウンドではボールをほとんどなくさなかったというのに本番に弱い。

来週の火曜日はずいぶん前から予約していたゴルフのコースレッ

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こう考えるとすべてが完璧に見える

こう考えるとすべてが完璧に見える

この頃とても穏やかに暮らせていて、それにはワケがある。そのワケとは、この世で起きることは全部プログラムされているという説がふと信じられる気がしたこと。

ビリヤードのボールを打った瞬間行き先は決まっていて、それと同じように138億年前にビッグバンが破裂して宇宙ができた時にこれから起きることは全部決まっているという科学の説明に納得した。
今日のお昼ご飯に何を食べるか、
今日noteを書くか書かないか

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80代女性がやってるお仕事三選

80代女性がやってるお仕事三選

最近パワフルなお姉様方に接することが多い。世の中には色々な職業があるものだと改めて思う。新卒から終身雇用に拘らなくてもこんなに多様でしなやかな働き方があるものだと感じたのでご紹介しようと思う。

まずは不動産経営と管理をしていらっしゃる方。全くゼロからご夫婦で長年かけてコツコツ買い集めた物件を業者に任せず自分で管理して空いたら周旋屋さんと呼んでいる駅前の不動産屋さんのお尻を叩いて1日でも早く借りて

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偽りのない人生を

偽りのない人生を

いつかは誰もがカルシウムとリンになると思うと難しく考える必要はないと思えるようになったのは結構年齢が上がってからでした。

昔からおてんばだったので「地」を隠し切ることはできませんでしたがたまには猫をかぶることもありました。最近では娘の結婚式には大きな猫をかぶりいいお母さんのふりをしてその後倒れて寝込みました。

初々しい新卒の入社当時はもちろん紹介してくれた伯父の手前、いい子ぶりつつ人間観察に励

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【広尾散策】“ごきげんママ♡”がよかった

【広尾散策】“ごきげんママ♡”がよかった

15年ほど前に通っていた子どもの幼稚園はとても家庭的で、毎月お誕生会があって該当する園児のママが集まって全員のお昼ご飯を作って会食して祝っていた。子どもには年齢に応じて好きな食べ物や大きくなったらなりたいものをインタビュー。我が子はお笑い芸人と言ってその場でお笑いを取ったのは関西人のDNAか?

そして保護者にもどんな大人になってほしいかインタビュー。とっさに「周りの人に必要とされる人になってほし

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ChatGTPが答えてくれた優しさ5つ

ChatGTPが答えてくれた優しさ5つ

これだけ世の中がchatGTPと賑わっているのだから私も何か質問してみようといくつか試してみた。ゴルフの上達法は的を射ていたし、逆に今年の優勝者の予測を聞いたら

“スポーツは複雑な要素でその時々結果が変わるので自分は予測をすることができません“

と苦手なことは苦手と正直に答えるところが本当に人間味があるような人間を超えるような回答で信頼してしまう。なるほどこれは楽しいしよくできたものだ。老後は

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桃の節句に改めて思う、一度きりの人生を悔いなく生きようと。

桃の節句に改めて思う、一度きりの人生を悔いなく生きようと。

結婚する前は漠然と3人男の子が生まれて週末ごとにキャンピングカーでワイルドに遊ぶ家族になる想像をしていた。

そんな独りよがりな夢想なんて微塵も当たらず女の子が3回続けて産まれてきた。ごきげんパパ♡は苦笑い、私はだから言わんこっちゃないという思い。

まあオトナノジジョウは横に置いて、実家から贈られたお雛様に守られて三人の娘たちは元気に育ってくれた。この奇跡。この子達にいろんなことを教わりながら私

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「美味しいもの食べに行かない?」は魔法のことば

「美味しいもの食べに行かない?」は魔法のことば

2週連続若い人たちとの会食を楽しむことができるなんて、なんと楽しいこと!ご無沙汰していた娘世代の人に連絡するのにほんの少しの勇気を出せばこんなに楽しい時間を過ごすことができる。

「美味しいもの食べに行かない?」

に断ることができる人はそんなにいないようだ。デートに誘う古典的手法なんだろう。

やっぱりたまに外食するのはいいですねーお料理から解放されて片付けも不用。あるのは笑顔とほんの少しのポケ

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シミ取り体験記

シミ取り体験記

鏡さえこの世になければ自分の顔を見ずに済むので自分のシミがどれくらいあるかについても知らないまま。なので日頃シミ取りをしたいと思ったこともないままこの年になってしまった。高級化粧品というものに縁もなく、朝は水で洗顔してニベア、夜はさすがにロゼッタ石鹸で洗顔してニベア、というのが日常。

娘の婿が最初になんとか美容というテレビでも広告をしているところでシミ取りをしたと聞いたのが一年半前。それからしば

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