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シミ取り体験記

鏡さえこの世になければ自分の顔を見ずに済むので自分のシミがどれくらいあるかについても知らないまま。なので日頃シミ取りをしたいと思ったこともないままこの年になってしまった。高級化粧品というものに縁もなく、朝は水で洗顔してニベア、夜はさすがにロゼッタ石鹸で洗顔してニベア、というのが日常。

娘の婿が最初になんとか美容というテレビでも広告をしているところでシミ取りをしたと聞いたのが一年半前。それからしばらくしてごきげんパパ♡も近所の皮膚科で取ってきた。殿方も隅におけないものだ、と思ったものの自分の顔をじっくり観察することは避けた。

なぜか先日友人がマスクを外す時にシミ取りしてきたからちょっとかさぶたができてるのよ、と呟いたのがきっかけで、シミ?私もある?あるよね絶対。ゴルフなんかしたり外歩いたりしてるもん。あまり外出しないこの季節が処置するのに最適じゃん?

思い立ったが早いかごきげんパパ♡がかかった皮膚科に直行。40代のさばさばした女性医師に診てもらった。以前同級生からいくら高価な化粧品を使ったところで医療を受けないとシミは取れないと聞いていたことも鮮やかに蘇ったから。その時は年齢相応のシミは仕方ない、生きてきた年輪だと思ったはずなのに今回はなんだか反応した。大袈裟に言うと機が熟したのだろう。

私の顔を見るなり
「老人性イボをまず取りましょう」

はぁ。56歳で老人性イボはまだ要らないよね〜と同意。それは保険治療の対象で液体窒素をつかい、シミ取りは保険対象外とのこと。病気ではないからね。

2週間後に保険外でジェルを塗って光を当てる施術をする予約をして会計をして帰った。1,500円くらいだった。

その保険外治療はどこまでするかは人により、一回でそこそこ満足する人ももっともっとと欲が出てくる人もいると先生はお話しされた。初回割引13,500円でそれ以降は30,000円超え、お得な10回コースも準備されていた。節約主婦のごきげんママ♡は初回のみと決意を新たにした。

その2週間後はなかなか衝撃だった。まず一目見て
「窒素治療の後がこんなに残ってる人は珍しい。ごきげんママ♡さんは人より色素が多いですね〜」
半世紀の間、薄々感じてはいたことを専門家に自信を持って言い渡されてですよねーと思わずにいられなかった。ま、そのうち薄くなりますよ、と気楽に言ってのけ保険外治療の準備が進められた。

ベッドに横になってジェルを塗られゴーグルをつけて恐怖に打ち震えていざ照射開始。パシッ、パシッと頬から顎から40回ほども鋭い痛みに耐えた。beauty is painとはこのことだ。歯医者さんの麻酔といい勝負とは個人の感想です。

帰りにハイドロキノンという自費の塗り薬と、保険適用のシナール配合錠とトラネキサム酸という飲み薬を処方してもらった。それなら最初から塗り薬と飲み薬でよかったかも、私の場合。というのが体験後の感想で施術から6日後の今朝もかさぶたで覆われている。マスク生活のうちに済ませたことは正解だったと言える。シミ取りにご興味のある方の参考になれば幸いです。

2月も足早に過ぎて行きますね。今日一日元気に過ごせますように。



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