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桃の節句に改めて思う、一度きりの人生を悔いなく生きようと。

結婚する前は漠然と3人男の子が生まれて週末ごとにキャンピングカーでワイルドに遊ぶ家族になる想像をしていた。

そんな独りよがりな夢想なんて微塵も当たらず女の子が3回続けて産まれてきた。ごきげんパパ♡は苦笑い、私はだから言わんこっちゃないという思い。

まあオトナノジジョウは横に置いて、実家から贈られたお雛様に守られて三人の娘たちは元気に育ってくれた。この奇跡。この子達にいろんなことを教わりながら私の人生も豊かになってきた。楽しいことも大変だったことも含めて。

血液型による性格なんてどれだけ意味があるか私はA型で、田舎の長女というか長子だったこともあって根がマジメ。それでついなんでも一生懸命やる性質なんだけどこの歳になって思うことはどっちを向いてマジメにやってたのかということ。

人の目やら周りの忖度やらから解放されて何やらだいぶん軽やかなきもちになることができてきたのはつい最近のように思う。コロナ禍もあったし社会情勢の急激な変化もあった。星読みの人や風読みの人もこの変化について詳しく解説しておられる。

生まれた時から世間によってそれが当たり前と刷り込まれてきた価値観がガラガラと崩れて、女の子だからこうしないといけないなんてもう随分少なくなってきた。お雛様はなんとなく女の子の幸せは良縁に恵まれることと連想させるけれどもそれすら古い思い込みかもしれない。

結婚だけが女の幸せなどという時代ではない。日本に住んでいると適齢期に結婚して2人ほど子どもを産んで何歳にこうして次はこうで、というレールから外れることに劣等感のようなものを覚えることがまだまだあるかもしれない。それが生き苦しくしているように思う。

昭和41年生まれの私などその典型なんだけど、それを取り払ってもっと自由な社会になってほしい。例えば結婚していなくても子どもを持って育てるとか、ステップファミリーが大らかに行き来するとか。今は子どもに関する責任がふた親に全部負わされていて、それは自己責任という言葉で大人なら当然と思われているけれど、誰の子であっても社会みんなで育てるような鷹揚さがあれば少子化も少しは緩やかになるかもしれない。

生まれたての女の子も、幼い子も、思春期の子も、適齢期と言われる女性も、子育て中のママたちも、おばさま方、おばあさま方一人残らずすべての女性がもっと貪欲に自分の幸せを謳歌できるといいなということが、今私が雛飾りを眺めながら思うこと。

男性陣も含めてみんなで悔いのない人生を生きましょう。今日も1日が良い日でありますように。

銀座で見かけた小さな段飾り


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