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#美術館

現存する最古の公立美術館「京セラ美術館」で村上隆・ジブリ・バンクシー・エジプト展

現存する最古の公立美術館「京セラ美術館」で村上隆・ジブリ・バンクシー・エジプト展

「美術館なんて退屈」
そう思ってました。

子供の頃、興味がなかったのに、大人になって年齢を重ねてくると好きになるものが沢山ありますよね!

そのひとつが美術館。
絵心もないし、特に好きな画家とかがいるわけじゃない。

でも、今はその建築の美しさや歴史にも関心があるし、展示内容に興味があれば足を運ぶようになりました。

でも、同じ美術館に何度も行ったのは京セラ美術館くらいで、3度、行きました。

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千葉百年後芸術祭・内房総アートフェス(千葉県木更津市・市原市・袖ケ浦市)

千葉百年後芸術祭・内房総アートフェス(千葉県木更津市・市原市・袖ケ浦市)

千葉県を中心に展開しているアートイベントである千葉百年後芸術祭。千葉県が誕生して百五十周年記念事業の一環として、百年後を考えるという芸術祭である。広大な千葉県の各エリアで開催されており、全てを回ろうと思うととても一日では回りきれないボリューム。

専用のHPがあるものの、そこだけは情報がよくわからないので調べてみたところ、百年後芸術祭には全部で以下のエリアがあることがわかる。
・内房総アートフェス

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【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【約6,900文字、写真約60枚】
実体験を基に「青森県の4つの美術館を」「東京から一泊二日」「電車・バスで周った」「一人旅」について、具体的なルート、食べたものとともに、感想などを書きます。

結論から言うと、青森の主要美術館は素晴らしいものばかり!美術館メインで旅行を組む価値は十分にあります。なお、車を使わない場合、2日で5つの美術館は周り切れず、4つが限界でした。注意点は、青森は都内と違い、

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展覧会レポ:十和田市現代美術館「常設展」「野良になる」ほか

展覧会レポ:十和田市現代美術館「常設展」「野良になる」ほか

【約5,900文字、写真約80枚】
青森の美術館巡りの一環として、十和田市現代美術館で「常設展」「野良になる」などを鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、こんな美術館は初めてで、満足度が高かったです!とにかくクセが強すぎて、楽しい!面白い!アートに興味が全くない人も十分楽しめると思います。また、無料で楽しめる屋外アートが多く、美術館の建築も外に丸見えになっていることにより、アートと

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麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

【約3,200文字、写真約25枚】
2023年11月にオープンした「麻布台ヒルズ」に行きました。展望台やアートの観点から、その感想(+森ビルについて)を書きます。

結論から言うと、一度は訪れるべき複合施設だと思いました。1)ビルとして日本一高い展望台は景色も良い上に無料!、2)建物や内装デザインが暴力的におしゃれ過ぎる、3)パブリックアートや常設の展覧会(値段は高い)が複数あるためです。観光客に

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美術家たちの沿線物語 小田急線篇+京王線・井の頭線篇 /世田谷美術館

美術家たちの沿線物語 小田急線篇+京王線・井の頭線篇 /世田谷美術館

 東京都世田谷区では、京王線、小田急線、東急線が東西を貫き、東急世田谷線が南北を結んでいる。
 これら私鉄の開通と宅地開発が並行して進むにつれ、沿線を中心に賑わいが生まれていった。
 いっぽうで、どの路線からも離れた地域には、現在でも農地や緑地が散見され、往時を偲ばせるとともに、世田谷らしい暮らしやすい雰囲気にもつながっている。

 世田谷美術館では、区内で暮らし、制作に励んだ美術家の作品や資料を

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いよいよ3/12(火)開幕!国立西洋美術館、史上初の現代美術展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」

いよいよ3/12(火)開幕!国立西洋美術館、史上初の現代美術展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」

JR上野駅の公園口出口を出てまっすぐに歩くと、右手に見えるのは、国立西洋美術館。西洋美術全般を対象とする、日本で唯一の国立美術館です。ル・コルビュジエが設計し、世界文化遺産にも登録された建造物の前には、《考える人(拡大作)》《地獄の門》などロダンの著名な作品が並び、威厳ある雰囲気が漂います。

開館から65周年を迎える今年、20世紀半ばまでの西洋美術作品を取り扱ってきた美術館にとって、大きな挑戦が

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【ぶっちゃけすぎ】国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」記者発表会と参加作家の梅津庸一、小田原のどか、鷹野隆大とキュレーター新藤淳によるトークセッションのレポート

【ぶっちゃけすぎ】国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」記者発表会と参加作家の梅津庸一、小田原のどか、鷹野隆大とキュレーター新藤淳によるトークセッションのレポート

2024年3月12日(火)〜 5月12日(日)国立西洋美術館にて企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問現代美術家たちへの問いかけ」が開催される。20世紀半ばまでの西洋美術作品を所蔵・公開してきた国立西洋美術館が、現存するアーティストとのコラボレーションをおこなうという、開館65年目にして初めての試みである。

1月22日(月)には記者発表会が

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展覧会レポ:CHANEL NEXUS HALL「In Praise of Shadows ヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展」

展覧会レポ:CHANEL NEXUS HALL「In Praise of Shadows ヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展」

【約3,100文字、写真約20枚】
銀座のシャネル4階にあるCHANEL NEXUS HALLに初めて行き「In Praise of Shadows ヴェルサイユ宮殿 森田 恭通 写真展」を鑑賞しました。その感想を書きます。

総じて、とてもおすすめだと思いました。❶ハイコントラストな白黒写真はヴェルサイユ宮殿をよく表現している、❷展覧会場の迷宮のような雰囲気にこだわりを感じる、❸シャネルと森田さ

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【大阪中之島美術館】展覧会図録ができるまで【デザ恋】

【大阪中之島美術館】展覧会図録ができるまで【デザ恋】

みなさんこんにちは、バイスリーの水田です。
新年度を迎え、私はとうとう入社3年目に突入しました。時の流れは早い……。

今回は、直近のお仕事についてご紹介します。

現在、大阪中之島美術館では開館1周年記念展『デザインに恋するアート♡アートに嫉妬するデザイン』が行われており、メインビジュアルやグッズなどはバイスリーが担当しています。

会期を迎えた今、案件を振り返りつつ展覧会の魅力も発信できたらと

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私のかかりつけ美術館。 「練馬区立美術館」

私のかかりつけ美術館。 「練馬区立美術館」

1月から参加しているnoteのメンバーシップ「オトナの美術研究会」の月イチお題記事執筆企画。

今月のお題は「お気に入りの美術館」。

行く回数もダントツ、お気に入りというか、もはやかかりつけと言っても良いくらいの練馬区立美術館について書こうと思います。

練馬区立美術館はその名の通り、区立の美術館。池袋方面から練馬の次、中村橋駅から3分程の位置にあります。駅近。

歴史は意外に浅く80年代に開館

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道東の美術館・博物館27か所行ってみた(十勝・釧路根室・オホーツク)

道東の美術館・博物館27か所行ってみた(十勝・釧路根室・オホーツク)

美術館や博物館を巡るのが好きだ。
学生時代を過ごした東京には回り切れないほど美術館がたくさんあって、世界中の古いものから新しいものまで、なんでも見ることができた。芸術・文化が集まっていることは、なんなら京都から上京した理由のひとつでもあった(今になると、京都こそいろいろあるよ!と言いたいが)。
社会人になって東京から札幌へ転勤し、2年前からは帯広へ。道東といえば、都会とは真逆の“大自然”が広がる土

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みんなの理想の美術館

みんなの理想の美術館

先日、理想の美術館についてnoteで伺ったところ、多くの方々が教えてくださりました。

ご教示くださった方々に、改めて御礼申し上げます。

実を言うと、誰も反応してくれなかったらどうしよう…と投稿する前は、かなりソワソワしていたのですが、そんな心配は不要でした。

みなさまが理想の美術館について考えたことを、惜しみなく教えてくださって、とてもうれしかったです。

なるほどと思うこと、私一人は気づけ

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〈教えてください!〉あなたの理想の美術館

〈教えてください!〉あなたの理想の美術館

突然ですが、この記事を読んでくださっているあなたにお願いがあります!

あなたの理想の美術館を、教えていただきたいのです。

この記事の下部のコメント欄にて、教えていただけたらうれしいです。

美術館によく行く方はもちろん、あまり行かない方の意見もぜひ伺いたいです。

「こんな美術館だったらいいな」という理想。

あるいは、「もし〜だったら、行きたいんだけどな」と、美術館に行く際の障害になっている

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