- 運営しているクリエイター
記事一覧
展覧会レポ:十和田市現代美術館「常設展」「野良になる」ほか
【約5,900文字、写真約80枚】
青森の美術館巡りの一環として、十和田市現代美術館で「常設展」「野良になる」などを鑑賞しました。その感想を書きます。
結論から言うと、こんな美術館は初めてで、満足度が高かったです!とにかくクセが強すぎて、楽しい!面白い!アートに興味が全くない人も十分楽しめると思います。また、無料で楽しめる屋外アートが多く、美術館の建築も外に丸見えになっていることにより、アートと
トーハクで、今年新たに指定される国宝と重要文化財の、お披露目会が開催中です。
先日……『トーハクの4月の常設展の充実っぷりが半端ないです!』というnoteで、その豪華なラインナップを記しました。ただし……4月の東京国立博物館(トーハク)の充実っぷりは、そんなものでは終わっていませんでした。
3月15日に、文化庁から「令和6年(2024)に新たに国宝・重要文化財に指定される美術工芸品等」が発表されましたが、そのほとんどが、今週から東京国立博物館(トーハク)でお披露目されてい
イチ末端書店員が「経産相と本屋経営者の会合」に思うこと
いくつかの記事を読み、どういう話し合いがされたのかを掴みました。
「カフェを併設したりイベントを企画したりしてお客を集めたという取り組みの報告」
「地域の図書館の本の貸し出しや返却を書店でできるようにしたところ、本の売り上げが増えた」
「万引き防止や在庫管理の効率化のためにICタグを導入する後押しを」
「利益率が低いので、キャッシュレス決済の手数料が負担」
「補助金申請の際の手続きの簡素化」
「
観光バブル ニセコと富良野の現状と課題点
トップ写真 南富良野町にある鉄道員(ぽっぽや)ロケ地
北海道に来た目的
ここ二回ほど続けて、
北海道の記事を書いています。
今回、北海道を訪れた目的。
ひとつは、ニセコ、富良野エリアの
開発をされている方。
マスコミから、
多くの取材を受けている社長さんから
直接、お話を伺うこと。
もう一つは、
世界ブランドとなったニセコ。
現状を見ておきたかった。
2023年の地価上昇率。
全国ナンバ
丘田ミイ子の【ここでしか書けない、演劇のお話】⑧ 観劇前後のことも語らせて!―劇場×銭湯 オススメマッチング10選―
みなさん、こんにちは!あっという間に桜も満開を過ぎましたが、葉桜は葉桜で余韻が美しい春、みなさんいかがお過ごしですか? 入園・入学・入社シーズンで新生活が始まった方もいらっしゃるのではないでしょうか?始まりの季節にはどうしても緊張や不安が付き物。そこで、今回はガラッと趣向を変えてお届けしたいと思います。
演劇についてのあれこれを語る本連載では、これまでさまざまなテーマを元にわりとガッツリとした情報
最新のお仕事|『別冊太陽 日本のグラフィックデザイン一五〇年』(平凡社)
『別冊太陽 日本のグラフィックデザイン一五〇年』(平凡社)の編集をお手伝いしました!
前半の作品図版の申請、つまり「所蔵作品の写真を雑誌に掲載したいのですが……」と所蔵先とやりとりをしました。
ポスターを中心に雑誌や本の装丁などの貴重な図版を多数掲載、研究者の読み応えのあるテキストとともに、日本のグラフィックデザインを振り返ります。
本を開くと、とってもインクの匂い!
巻頭は、東京都現代美術館
埼玉県立近代美術館「アブソリュート・チェアーズ」鑑賞。デザインではなくアートの視点から椅子という存在に迫る
2024年2月17日~5月12日の期間、埼玉県立近代美術館で開催されている企画展「アブソリュート・チェアーズ」を鑑賞してきました。見どころが多く満足度の高い展覧会だったので、展示のなかで印象深かった作品について書いていきます。
身体機能を補完するものとしての椅子、安楽を叶えるものとしての椅子、権力や社会的秩序の象徴としての椅子、記憶の媒体としての椅子。社会や身体との密接な関わりのなかで幅広い意味
『大吉原展』内覧会での、田中優子先生による挨拶全文
東京藝術大学美術館にて『大吉原展』が、明日、2024年3月26日(火)から2024年5月19日(日)の日程で開催されます。それに先立つ本日3月25日(月)に、報道陣向けの内覧会がありました。
その内覧会にて、本展の学術顧問である法政大学名誉教授の田中優子先生から挨拶がありました。その挨拶の内容をわたしが要約することも可能ですし、本展を紹介する記事を、どこかで掲載する際には要約するはずです。ただし
麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト
【約3,200文字、写真約25枚】
2023年11月にオープンした「麻布台ヒルズ」に行きました。展望台やアートの観点から、その感想(+森ビルについて)を書きます。
結論から言うと、一度は訪れるべき複合施設だと思いました。1)ビルとして日本一高い展望台は景色も良い上に無料!、2)建物や内装デザインが暴力的におしゃれ過ぎる、3)パブリックアートや常設の展覧会(値段は高い)が複数あるためです。観光客に