まほ

京都→東京→札幌→帯広→東京。心惹かれる音楽やアートと、のびのびできる自然と、美味しい…

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京都→東京→札幌→帯広→東京。心惹かれる音楽やアートと、のびのびできる自然と、美味しいものと、わくわくするコトを、探しています。おしごとはメディア関係。

最近の記事

20代ラスト

29歳になった。 日々いろいろ考えること、書かないと流れていってしまいそうなので、自分用の備忘録的に、28歳の1年を振り返ってみる。 北海道から東京に引っ越した 札幌と帯広、合わせて5年ほど暮らした北海道を離れることになった。 5年間で北海道が大好きになったので、さみしい。でも、北海道で地に足つけて生きている人たちと出会えたことが、確実に心の支えになっている。 それに、北海道での暮らしを経験したからこそ、東京も5年前とはまた違って見える。東京にも“ローカル”があるなあとか

    • 学ぶことと動くこと

      5月16日から22日にかけて、広島へ行っていました。 もやもや、ふわふわとでも、感じたことを忘れないように。 ※10月3日、追記しました。 広島へ広島のまちは、美しい。 だからこそ、原爆ドームや、まちのあちこちにひっそりと立つ慰霊碑が、“あの日”のことを常に思い起こさせる。 サミット前にすべりこんだ、原爆資料館。 リニューアルしたあとに入ったのは初めてだった。 あの日キノコ雲の下にいた人たち、一人ひとりが、どんな人で、どんな家族と、どんなふうに暮らしていたか。“人間”を、

      • 道東の美術館・博物館27か所行ってみた(十勝・釧路根室・オホーツク)

        美術館や博物館を巡るのが好きだ。 学生時代を過ごした東京には回り切れないほど美術館がたくさんあって、世界中の古いものから新しいものまで、なんでも見ることができた。芸術・文化が集まっていることは、なんなら京都から上京した理由のひとつでもあった(今になると、京都こそいろいろあるよ!と言いたいが)。 社会人になって東京から札幌へ転勤し、2年前からは帯広へ。道東といえば、都会とは真逆の“大自然”が広がる土地。美味しいものもたくさん。でも、魅力はそれだけじゃない。 こちらに来てから、

        • 祖父母の生い立ちを聞いてみた話

          出身を聞かれて「京都です」と言うと、「へぇ!先祖代々京都なの!?」と聞かれることがよくある。 「私の両親は京都で生まれ育って、今も祖父母はみんな京都にいます。祖父は西陣織職人でした」なんていう京都人っぽい答えを返すのだけど、祖父母の生まれをたどってみれば、案外バラバラだったりする。 小さい頃からじじばばっ子で、祖父母の家には父方母方ともに毎週のように遊びに行っていた。 父方の祖父母は実家から徒歩圏内に、母方の祖父母は車で15分ほどのところに住んでいて、今も(概ね)元気に暮らし

        20代ラスト

          “表現すること”の諦めと思い直しについて

          小学校6年生で卒業文集に「将来の夢はミュージカルの演出家」と書いたとき、そこにもちろん明るい夢を描いたけれど、ある種の“諦め”もあったと思う。 それは、「ミュージカル女優になることは難しいだろうな」という諦めだった。 諦めたような、諦めきれないような小さい頃から、歌ったり、踊ったりするのが好きだった。絵を描いたり、物語を書いたりすることも好きだった。 小学3年生のときにミュージカルを初めて生で観て感動して、憧れるようになった。それからピアノ、バレエ、ミュージカルと習い事をか

          “表現すること”の諦めと思い直しについて

          十勝への引越しと、浦幌への旅と、未来について。

          この夏、TOKYOに世界からの注目が集まる中、私はというと札幌から帯広に転勤で引っ越してきた。 空も大地も広い…!十勝、さっそく惚れ込んでいます。 というわけで7月は仕事の佳境と引っ越しでバタバタしていたはずなのだけど、実は(対策しつつ)ちょこちょこ旅に出ていた。 その旅の記録と、そこで考えた未来についてのお話です。 浦幌の“うねり”を探る旅「今度の週末、浦幌に来ませんか?」 7月初旬、お誘いを受けて向かったのは、北海道の右下、浦幌町。 この浦幌という町、最近気になって

          十勝への引越しと、浦幌への旅と、未来について。

          想像力とか、表現とか、生きることとか

          26歳になった。といっても特に何があるわけでもないのだけれど、コロナで人と話すことが減る一方、色々読んだり見たりして考えることは増えたので、この機会に書きつけてみる。直接でもオンラインでも誰かと話すときに、ちょっとした種になるといいなという思いもこめて。 それぞれの10年震災から10年ということで、テレビやラジオや記事などで色々な特集をしていた。今年は“グラデーション”を特に感じた。 津波で親を亡くした子どもの10年、原発事故でいまだ故郷に帰れない人の10年…そこには、どう

          想像力とか、表現とか、生きることとか

          冬のオホーツク旅日記

          こんな時ではありますが、オープンエアーならと、オホーツク、知床へ旅に出ました。 冬こそ体感する、この地の豊かさ朝一番の飛行機で女満別空港に到着。夏に降り立った時はジャガイモの白い花が美しかったけれど、今はもちろん一面の真っ白な雪。 オホーツク流氷館からの眺めも清々しくて、深呼吸してきれいな空気を身体の中へ。 次に向かった網走監獄は、夏に一度来たことがあったのだけど、冬に来るのが正解だなと思った。 何しろ寒い…。囚人たちが冬を乗り越えるのがいかに厳しかったか、ちょっとだけど

          冬のオホーツク旅日記

          オホーツクひとり旅日記 (つながりと生き方についての思考を少々)

          少し前の週末、道東のオホーツクへ一人でふらっと旅に出た。 ひとりだからこそ考える時間もいっぱいあって、出会った人たちとも沢山話したので、備忘録として書こうと思います。 旅のはじまり 女満別空港でレンタカーを借り、出発。 少し緊張しながら走り出した私を迎えてくれたのは、一面に広がるジャガイモ畑。 白い花々に囲まれながら走っていると、日々の仕事で凝り固まった身体が少しずつほぐれていった。 お昼に立ち寄ったのは、期間限定で出店していた「ジビエラーメン」。 東京農大のオホーツ

          オホーツクひとり旅日記 (つながりと生き方についての思考を少々)

          ローカルがオモロい 〜いま・ココだからこそできること〜

          北海道に転勤してきてから1年と少し。 最近、北海道を盛り上げようとしている人たちとたくさん出会って、そのつながりからまた新しいことが生まれそうな感じがして、ワクワクする日々です。 高校まで京都で過ごして、日本の中心を見たいと思って東京に行って、転勤で札幌に来て。 こちらに来てから、北海道が大好きになったけれど、最初のほうは“人とのつながり”感や“最前線”感において地方は東京に敵わない、と感じていました。 けれど最近はむしろ、地方“だからこそ”の可能性が広がっている!ローカ

          ローカルがオモロい 〜いま・ココだからこそできること〜

          高畑勲展へ行ってきました

          夏ですね。思い立って、noteを始めてみました。というのも、最近感動したりモヤモヤしたりしても、言語化せずに終わっちゃうことが多く。やっぱりアウトプットした方が自分の中にも定着するよねと思ったので。心に残ったこと、感じたこと、考えたこと、ぽつぽつと書いていこうと思います。 軽く自己紹介。京都に生まれ育ち、大学から東京へ。就職して、今は転勤で札幌住まいです。 音楽、演劇、美術、このあたり広く好きです、あんまり深い造詣はないですが。その辺の感想も書いていこうかな。 さて、最

          高畑勲展へ行ってきました