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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2020年5月の記事一覧

『言語化』と『言葉化』の違いとは——。人生を変えた唯一の本

『言語化』と『言葉化』の違いとは——。人生を変えた唯一の本

言語化。よくスポーツ業界でも聞かれるようになった言葉である。それを聞くたびに何かしらの違和感を感じていたので、今回は「言語化とは何か?」というテーマで思考を進めていくことで、その違和感を取り除きたい。

言語化の言語化である。壮大な殴り書き(になる予定)。

・・・

なにかの「言葉(ワード)」が独り歩きして、本来の意味よりもいくらか浅く、安く、薄い姿になってしまうことは、人間界ではよく起こること

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デザイナーが言葉を学ぶ大切さ

デザイナーが言葉を学ぶ大切さ

原研哉さんと阿部雅世さんの対談本「なぜデザインなのか。」を読みました。

内容は多岐にわたり、コミュニケーションの話、教育の話、、ヨーロッパの話、暮らしの話、文化の話などデザインを基軸として様々に展開されていきます。

今回はその中の一部ですが、デザイナーにとって言葉を知り、扱うことがいかに重要かということを再認識したので、そちらについて書きたいと思います。

言葉で伝える
自らを説明のプロと言え

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noteはすっきりしている

noteはすっきりしている

いつも深く考え、考え過ぎて新しいことに手を出すまでに時間がかかってしまうのですが、noteはなぜ短時間で衝動的に始められたのかが自分でもよくわかっていません。

なぜnoteをはじめたのか、私自身一度よく振り返って考えてみたいと思います。

デザインがすっきりしているから
文章を書こうかなと思った時に「何か良いツールは無いかな」と考え、検索した時によく出てきていたnoteを思い出しました。

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3分で読む句読点の話。「文章を区切る」とは?

3分で読む句読点の話。「文章を区切る」とは?

文章とはかくあるべし、なんて私は言えません。言えませんが、少なくとも日本語の文章を書き連ねるにあたって、必ず登場するものが句読点です。
マル(。)が句点でテン(、)は読点。意外とコレ逆に覚えている方が多いです。

句点は「句」、つまり文の終わりに打つ点。
読点は「読み」を助けるために打つ点。

そう覚えておけばOKです。

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noteでお役立ち記事を書こうと思うな!挫折せずに続けるコツは背伸びしないで楽しむこと!【3.noteの続け方】

noteでお役立ち記事を書こうと思うな!挫折せずに続けるコツは背伸びしないで楽しむこと!【3.noteの続け方】

noteに限らず、ブログでもそうだけど閲覧数(PV)を増やしたり、スキやいいねを多くもらったりフォローしてもらうには、お役立ち記事を書くことだっていうことが巷では当たり前のように言われているし、その事を疑いもなく実行している人だって、きっと多いんじゃないかと推測するけど・・・・。

そこんところが、ちびっと違うんじゃないかと疑念を持っているので、官界はnoteの続け方ということを書いてみたい。

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「誰でも書けそうな文章」から抜け出す方法

「誰でも書けそうな文章」から抜け出す方法

これはわたしが捻くれているからかもしれませんが、「なんか誰でも書けそうな文章」があまり好きじゃないです。

文章術のなかには、Googleさんに評価してもらうための「SEOライティング」というものがありますが、実はこれが好きになれなくて…。

その理由は、「それっぽいことが書いてあるけど、書き手が見えてこないから」だからだと思います。

SEOライティングに関してはマニュアルもあるくらいなので、そ

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「文章を書きたいのに書けない」3ヶ月前の私へ。

「文章を書きたいのに書けない」3ヶ月前の私へ。

「知り合いに見られたら恥ずかしい」

「書くって意識高い系?友達に引かれるかも」

「コピーライターなのに文章下手って思われたら…」

文章を書きたいと思っているのに、書けない理由はいっぱい。
3ヶ月前までの私がそうでした。
つまり人からどのように見られているか、気になっていました。

ここでいう「文章を書く」というのは、
私が仕事でしている「商品の魅力を文章で伝える」とはちがって、
自分の思いや

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文体計画(グレードアップ案)

<これまでの反省点>

・批判することなく、積極的に価値を生み出したい。

・語り手が偉そうな態度を取ってしまう問題をどう解決するか。解決できるのか。

***

文章は、どんな人生観や態度も表すことができるという気が、なぜか急にしてきた。新しい文体が予感されてきた。

文章がなにかを断定することは、言ってしまえば、避けられない。そしてそのことは、僕がこれまで思っていたほど致命的な問題ではないよう

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「障害者」という表記はNGなのか?

「障害者」という表記はNGなのか?

これ、いつか「書こう!書こう!」と思ってたんですけど…

lilyさんのとこのコメント欄で「障害者」っていう表記についての話題が出ていたので、せっかくなのでこの機に語っておこうと思います。

ちなみにこちらですね。

※lilyさんが誤って記事を削除してしまったそうなので、当時のコメントはありません。でも、いい記事なのでぜひ本文だけでも読んでおいてください♪

ヘイヨーさん、あんまり表面的なコトを

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言葉から広がる新しい世界

「ママ、またウーバーイーツの自転車だよ」
「さっきもすれ違ったよな」
「次はピザのバイクが通ったよ。しかも二台続けて!」
「注文してる人がいっぱいいてるんやわ」
娘と二人でテイクアウトのパスタを受け取りに向かう道すがら、こんなやり取りをしていた。
私は生まれつきの全盲で、視覚を使わずに生活している。
夫は中途失明の全盲で、人生の途中から視覚を使わずに暮らすようになった。
私たちは二人で、目が見える

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言葉は世界を切り分ける刃である。その意味で、言葉には暴力性が本質的に含まれる。言葉は世界を取りこぼす。

言葉は世界を切り分ける刃である。その意味で、言葉には暴力性が本質的に含まれる。言葉は世界を取りこぼす。

「言葉には暴力性がある」――この命題について本記事では考察したい。すなわち、人間が普段何気なく用いる言葉には本質的に暴力性が内包されているというスキャンダラスな内容を提示することが、本記事の目的である。

「言葉の暴力」というフレーズでまず想起されるのは、いじめやハラスメントであろう。けれども、私が言いたいのはそのような社会問題の一部という程度を超える、最も根本的なことなのである。(もちろん、それ

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「書けない」を防ぐのは、「書き方の分析」かもしれない|編集者のカンニングペーパー

「書けない」を防ぐのは、「書き方の分析」かもしれない|編集者のカンニングペーパー

緊張する取材に臨む5分前。あるいはどうにも上手く書けない原稿を前に、ウンウン唸ってどうしようもないとき。
そんな時にスマホをそっと開いて、ちょっとしたコツを見て、少しでも勇気づけられたり、よりよい記事が生まれたりしてほしい。そんなカンニングペーパーのような連載です

編集者やライターの皆さん、原稿書いてますか? 書くのって難しいですよね。僕もいまだに正解がわかりません。なんとなく見つけた「自分にと

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自分語りはどこかに限界がある気がするけど、誰かの為に動くなら

自分語りはどこかに限界がある気がするけど、誰かの為に動くなら

インフルエンサーは1日30ツイートを継続できるレベルだという。noteでも毎日継続しようとするとネタを発掘してこれないと中々厳しい。

呼吸するようにそれくらいは達成出来るならそこに悩みはないでしょうけど、実際はそう簡単に出来ないですよね。

自分のことを全てさらけ出して語りまくるなら行けるかもしれません。でも仕事や事業として考えるならそれはそれで方向性に疑問がありますよね。

1つ考えられるのは

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感覚派と理論派の考えるプロセスの違い

感覚派と理論派の考えるプロセスの違い

こんばんは、
えだちゃんです!

なんでもカテゴライズしがちなので、意識的に気をつけたいな~と思っています。とは言いつつ、人間を大きな流れで理解するのは重要だとも考えていて、さいきんのマイブームが感覚派と理論派です。

ぼくは、完全に理論派なわけですが、感覚派とディスカッションしてたら、考えるプロセスが全くちがったのでメモ程度に書いていきます。
※大前提に『人間は感情の生き物』というのがあります(

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