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日曜の朝は『野辺の花』を聴く。
拝啓 盛夏の候、日中は厳しい暑さがつづいておりますが、いかがお過ごしですか。 ななくさつゆりです。 時候の挨拶って、もうすっかり使われませんね。 ビジネスシーンの文書ファイルで見かけるくらいでしょうか。 前回の『未明』の時といい、ショートエッセイにかこつけて手紙風に書くのもいいなと、洒落で時候の挨拶を入れています。 「手紙」という文化自体が消滅しそうな昨今、こうでもしないと使い方を忘れてしまいそうです。 ところで今日も聴いていますか。 私は今日も聴いています。 今日ご紹介する曲は、私にとって日曜の朝の定番。 X(旧twitter)ではたまにポストしていたので、こちらにも。 千住明氏、『野辺の花』です。 きれいな曲です。安らかな気持ちになれます。 それでいて、2:21からのワッとくる感じ(音の魅力を伝える語彙が乏しすぎる今後の課題……)がとても好きです。 上記は、サウンドトラック「機動戦士Vガンダム SCORE.1」に収録されています。 いわゆる、「劇伴」です。 2:21からの節をゆっくりした感じにすると、当時毎週流れていた次回予告の曲になるんですよね(おそらく)。 ガンダム界隈では、「『見てください!』の曲」といえば一発で通じます。 私は、たいてい日曜日の朝に『野辺の花』を聴いています。 晴れていれば聴いてる率100%。 晴れた日曜の朝の雰囲気にピッタリとハマるんですよね。 ちなみに、「劇伴」ってフレーズ、どこかで聴いたことあります? アニメや映画、ドラマなどに使われる音楽のことです。 登場人物の心情を表現したり、物語の時代背景や場所を音楽で表現したりするのに使用されます。 劇伴自体は知らなくても、今日もどこかで聴いているかと思います。 絵や動きや効果が、ストーリーや音楽と融合することによって映像が出来上がるんですねぇ。 そして私は、この劇伴がいっぱい収録されたサウンドトラック収集が趣味のひとつなワケです。 ゲーム音楽とかもそうですね。 そのお話もいずれしたいと思います。 まずは今日、『野辺の花』を聴きましょう。 それでは今日も、よい一日を。 ……それにしても、ジャケットのVガンダムのイラスト。とてつもなく美麗だな。 かなり好きです。 敬具 ところで、時候の挨拶のこと。 これって、手紙が消滅してもなお残るような習慣なのかな? 私は、日本語らしい型にはまりきらないユルい書き出し、好きですけどね。
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曲も本も、“たまたま”出会いたい。
前略 ななくさつゆりです。 皆さん、今日も音楽に触れていますか。 私は毎日触れています。 文章と同じくらい、音楽に触れない日はないんじゃないかなと。 原稿のとき。 料理のとき。 アイロンがけのとき。 ランニングのとき。 音楽は、私の集中を助けてくれます。 そして今日は皆さんにお尋ねしたいことが。 皆さんは、聴く曲をどのように選んでいますか。 言い換えると、音楽と、どのように出会っていますか。 曲に限らず、コンテンツの選択肢が途方に暮れるほどいっぱいある中で、ひとつの曲に辿り着き、聴く。 これって何気にすごい巡り合わせです。 私の場合、Youtube や SNS で……というのが多いです。 チルやMV、Youtuber の企画動画など何かを見聴きした際、心のフックにかかった曲をそのまま調べます。 「ああ、自分的に好きそう」 と思ったら、そのアーティストの曲をいくつか聴く……というパターン。 そして上記のMVは、そんな風に見かけて、最近ひときわ印象に残ったものです。 『未明』という、『数分間のエールを』という映画の劇中歌で、制作・歌唱は菅原圭さん。 知ったきっかけは、Xのリツイートポストだったかと思います。 それはもう、強烈な音楽とアニメーションでした。 おかげで最近は毎日この曲を聴いています。 これで菅原圭さんを知り、この方の歌を聴き漁ってますね。 そして、ふと思うのでした。 こんな風に「たまたま出会えたコンテンツ」は、強いな、と。 コンテンツの界隈には「布教」という言葉があります。 人から猛烈にプッシュされたものに触れるのは、新鮮で楽しいです。 ただ、それとは別に自分が「たまたま」居合わせた結果知ってしまったという鮮烈さは、まさしくかけがえがなく、心に馴染みますね。 いつの間にか聴くことを選んでいる自分がいます。 出会いのさりげなさが生む、すべりの良い選択とでも言うのでしょうか。 その出会いが生む印象の強さは間違いのないことだと、勝手に思っています。 出会って吟味して選択するというよりは、出会った瞬間にもう受け入れている、といった感じの方が近いです。 自分がアンテナを伸ばす本や音楽のジャンルでしばしば起こります。 その瞬間はなんとも快感で、これこそ毎日を過ごす中での楽しみなのかなと! 苦楽を知り、壁にぶつかりつつも、歩みを止めたくない『未明』。 これを何度もリピートしつつ、手前味噌ながら私も作り手側に立ち、こんな風に出会った瞬間選んでもらえる文章をつくっていかなきゃね、と思い直した日曜日の朝でした。 いつもより多めに語ってしまいました。 ともあれ、今日もよい一日を~。 草々
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コロナ禍に生まれた合奏動画のカルチャーが好きだった。
ななくさつゆりです。 今日もなにかと曲をかけています。 いまのところ、私は音楽を聴く側です。 弾くことを夢見つつも、未だに音符が読めないし、まともに取り組めていません。 こと音楽に関しては、誰かが言った「いつ始めたっていい」という言葉に甘えっぱなしで、夢だけを膨らませつづけている現状です。 ところで、上記の動画は、作曲家・澤野弘之さんがご自身のYoutubeにアップした演奏動画『A/Z <MODv>』です。 コロナ禍にアップされた動画。 在宅やスタジオで、ひとり演奏した動画を編集して掛け合わせ、ひとつの楽曲に仕立ててアップしたもの……なのだと思います。 コロナ禍という非日常の中で恐々としていたあの頃。 アーティストやパフォーマーによる、こうした合作動画、見かけませんでしたか。 このスタイルは「リモート・アンサンブル」と言うそうなんですが、私はこの手の動画が大好きです。 特に当時は、音楽アーティストの方々が、コロナ禍で意欲的に発信をされていました。 それにひかれ、漁るように見ていましたし、今もこうして“半ライヴ”的な感じで聴いていられるのが、すごく好きですね。 また、澤野弘之さんは、歌や劇伴など様々なシーンでそのお名前を見かけますが、私としては、好きなゲームである『ゼノブレイドクロス』やガンダムシリーズなどでしばしばお見かけしていたので、作詞や楽曲提供などでお名前を見かけると、「おっ」と、つい追って聴いてしまいます。 ともあれ。 ピアノとギター、あこがれちゃうな。 弾けないけど、誰かが弾いているのを見ると、「いいなァ、いつか自分も」と思ってしまうのは、ひとの性なのかもしれません。 いつか、今の慌ただしい出勤仕事側を落ち着けたあと、糸島の実家にあるピアノを調律して弾いてみるのが私の目標のひとつです。
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作業用BGMってありますよね。原稿中、私はよく曲を流してます。
あっという間に日曜日の夜。 ななくさつゆりです。 音楽、好きですか。 私はなにげに大好きです。 音楽、聴いてます? 私はしょっちゅう。 曲を聴かない日はないと言い切れるくらいです。 原稿をするとき。 料理をするとき。 インプットのとき。 珈琲を淹れるとき。 音楽は私の集中を助けてくれます。 上の曲は、私が原稿中によくかけ流している作業用BGMのひとつです。 Youtubeやインスタを使う方は、どこかで聞いたことがあるんじゃないかなってくらい定番かもしれませんね。 この曲、私はどこで知ったかな。 確か、ひみつ基地。さんの〆の曲がきっかけで調べたような……。 noter である皆さんも日々何かしら書いてらっしゃると思います。 そのとき、何か曲をかけ流していますか。 それとも無音派? 無音も好きです。 いつの間にか音も忘れて集中していられたら、それは快感ですよね。 あれこれと雑食的に聴いていると、無音もBGMのひとつに思えてきます。
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