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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児…
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#私の仕事

誰かを惹きつけている人は、誰かに嫌われている──「人を惹きつける」とはどういうことなのか?

誰かを惹きつけている人は、誰かに嫌われている──「人を惹きつける」とはどういうことなのか?


ご相談内容はじめまして、極楽蝶さん。ご質問ありがとうございます。

いろいろと思われていることがありそうですね。こんなときは僕もスナックの一日パパをやってみて、カウンター越しに極楽蝶さんから直接お話を聞いてみたくなります。

さて、ざっくりとまとめさせていただくと「日の目を見たい」という極楽蝶さんのメッセージを受け取りました。たぶん自分がやっていることを「他人にもっと見てもらいたい! もっと認め

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「人見知り」が成功するためのシゴト術

「人見知り」が成功するためのシゴト術

あなたは「人見知り」をする人だろうか。
あなたは誰かが「人見知り」をしてしまうことをどう考えるだろうか。
「人見知り」は内向的な人の象徴現象なのだろうか。
「人見知り」は社会生活において弱点でしかないのだろうか。

そしてもう一度問う。
あなたは「人見知り」をする人だろうか。いや、したことがあるだろうか。

今回の記事はそんな「人見知り」という習性とビジネスマインドの合流点を探っていく旅のようなも

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手伝うことは、能力の補填ではなくコミュニケーション手段のことがある

手伝うことは、能力の補填ではなくコミュニケーション手段のことがある

「いいよ、いいよ、運ぶの手伝うよ。」
学生の頃、バイト先のスーパーでカゴを入口に運んでいると、お客さんが声をかけてくれた。きっとおしゃべりしたいのだろうなぁ、しかし、『ありがとう』なんて言ったら、私は他の店員さんに白い目で見られるだろうなぁ。と思い、
「自分の仕事なので、大丈夫ですよ、ありがとうございます。」
と伝え、自分でカゴを運搬し始めると、杖の付いた高齢の彼は、買ったばかりの小さな天ぷら2つ

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ビジネスコミュニケーションで絶対にしてはいけないこと

ビジネスコミュニケーションで絶対にしてはいけないこと

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「相手の言葉を否定すると、相手から敵とみなされる」について解説します。

人は自分のことばかり考えているまず大前提ですが人は普段「自分のこと」ばかり考えています。

こういったことはすべて自分のことです。

他にも、仕事でストレスを抱えていて上司からの言葉に悩んでいたとしても、基本的には上司のことを考えているわけではなく、上司からの言葉で傷つ

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あなたが他人を見てイライラするのは、「その人の〇〇を知らない」からかもしれない

あなたが他人を見てイライラするのは、「その人の〇〇を知らない」からかもしれない

あなたは誰かの様子を見て「何でそんなことしてるんだろう?」と不思議に思ったり、ときにイライラしたりすることはないでしょうか?

自分とは価値観が違うから仕方ないと思う反面、そんなことしてるくらいなら本の1冊でも読んで勉強したら? と他人事ながら心配になることもあります。

なぜあなたは他人の言動に心穏やかでいられないのでしょうか?

それはあなたが相手のゴールを知らないからかもしれません。
今回は

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好かれるアルバイトの行動

好かれるアルバイトの行動

前回のまとめ

前回はなぜ真面目なアルバイトが嫌われてしまうのか、その理由を解説しました。

■「真面目なのに」嫌われる行動の条件

・否定的
・相手に別の方法を考えることを促す
(相手の取るべきアクションを提示できていない)
↓ 
面倒くさいと思われてしまうから嫌われる

しかしちょっとした工夫で解決は可能です。
今回はその方法について書き記します。

■ 解決法

大事なこと
「面倒くさい」と

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「共感する」とはどういうことか?

「共感する」とはどういうことか?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「人が共感する」ことについて解説いたします。

強い臨場感が共感を作る共感するとはどういうことでしょうか?

例えば、小説を読んでいて、その内容に心を奪われて涙したり、怒ったり、喜んだりした経験は誰しもあると思います。

これは小説の内容に皆さんが共感したからにほかなりません。
つまり皆さんは、小説で書かれた世界と、自分の考えの世界で強い同調

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ドラマ『99.9-刑事専門弁護士』から学んだ、心理的安全性の作り方

ドラマ『99.9-刑事専門弁護士』から学んだ、心理的安全性の作り方

先月、部のメンバーとの1on1についての記事を書いたところ、過去一番の反響でした。ありがとうございます。

今日は、前回の記事で書ききれなかった、私なりの信頼関係の作り方について書きたいと思います。

前回の記事では、1on1の最後に本人に自分の発言を振り返ってもらって、気づきを言語化してもらうことが大事だと書きました。

しかし、もしも目の前にいる私が信頼できる人間でないと、気付いたことを素直に

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人を育てる問いの力

人を育てる問いの力

昔、上司にある報告資料を見せたとき、資料の中の「人材育成」に指摘が入りました。
「人材は『材料』じゃない『財産』だ。「人財育成」と書きなさい。」と。 

当時はまだ若く、「とりあえず、言われた通りに直しておこう」 くらいの気持ちでした。・・・出来ない部下です、懺悔。笑

でも、今はなぜ上司がそこまで拘るか、 よくわかります。今日はそんな「人財育成」についてのお話です。

1.ドラッカーの教え

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「納得力」の高い人になるために必要なこと。

「納得力」の高い人になるために必要なこと。

こんにちは。中村保晴です。
今日は「納得力」について書いていこうと思います。

この「納得力」という言葉。人間関係を築いていくときに必要な言葉なのですが、私なりの対義語は「説得力」というやつです。

人はややもすれば立場の低い人に対して「説得」という行動をとりがちです。「有無を言わさず、すぐやれ!」というものから、渾々と説得するものまで多岐にわたって「説得」します。

これは昭和の時代には当たり前

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レスポンスをしない人

レスポンスをしない人

私の常識が間違えているのでしょうか。

私の感覚や認識がおかしいのでしょうか。

最近ある人とのやり取りにおいて、「ん?」と何度も思わされることがあったので綴ってみます。

このコラムを書き始めてから、同時にブログでも配信を始めたのですが、ある本について書いた内容が目に留まったようで、先日テレビ局から取材の申し出を受けました。

取材と言っても、メールや電話でのやり取りが主ですが、今回はそんなやり

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とりあえず聞くの意味

とりあえず聞くの意味

わからないことや
苦手なことがあれば、
とりあえず聞くことも
大切だと思います。

とりあえず聞く。

ということは、
最低限自分でリサーチをする
ということはやってください。

とりあえず聞くにしても
自分でやるべきことをやって、
具体的に聞くことが大切です。

例えば、言葉の意味を
聞くのであれば、
その言葉の意味を調べたほうが
よっぽど早いですからね!

聞くにしても
「聞き方」が
大切だと

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171. 怒ってしまう人の共通点から考えること

171. 怒ってしまう人の共通点から考えること

 『どうしても従業員のことを怒ってしまう』という経営者やリーダーは多いようです。話を聞いていると、ほとんどの人が後から後悔し自己嫌悪に陥り、さらにそんな自分にストレスを感じています。

 人ごとのように言っている私も昔はかなり短気でしたし、今でも家族にたいしてはすぐ怒ってしまいます。

 自分も含め、そんな怒ってしまう人達には一つの共通点があるのではと思い、今回は『怒り』についてお話ししようと思い

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168. 年始の挨拶、苦しかったり好きだったり

168. 年始の挨拶、苦しかったり好きだったり

 あけましておめでとうございます。『何かすごい変革をしなければ』と気負わず、今年も平常心で頑張っていきたいと思います。2022年もどうぞよろしくお願いします。

 今年最初の投稿は『年始の挨拶』や『仕事始め』に関しての現状を紹介したいと思います。

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