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知恵

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この知恵はゲットしておきたい。もう一度見返したい。そんな記事を集めました。
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記事一覧

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

ユングと河合隼雄遅ればせながら、「君たちはどう生きるか」を観ました。

なんと、公開されてから半年以上経つ2月の立春にこの話題作を観てきました。なぜでしょう?なぜこのタイミングだったのか?

直接のきっかけは、小笠原和葉さんと仰るボディワーカーのVoicyを聴いたことです。

ごめんなさい、面識もないのに…(セミナー受講経験はあります)、勝手にシェアしていいものだろうか…と畏れつつ、もっともっと世

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友よ。母よ。どうかあなたを飯炊き女にしないで。

友よ。母よ。どうかあなたを飯炊き女にしないで。

「相手の頭の中を想像して、こう思うだろうなんて推測することは、バカげている」

友人がパートナーに対して、自分への配慮を求めた際にこう言われたそうだ。

友人の夫婦間のやり取りを聞きながら、冒頭の主張に驚きつつ、夫側の言い分にも理解はできると思った。

「思いやり」

日本人、とりわけ日本人の女性はこの、他の人の気持ちを理解し、配慮することが得意だと言われている。

だが、しかし、それだって危険な

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アナログ派の楽しみ/スペシャル◎へそまがり世界史(創作大賞2024応募作)

アナログ派の楽しみ/スペシャル◎へそまがり世界史(創作大賞2024応募作)

へそまがり世界史

きれいはきたない、
きたないはきれい。
 ――魔女の叫び(シェイクスピア著『マクベス』より)

ジュリアン・ジェインズ著『神々の沈黙』われわれはふたたび
神々の声と出会ったのか

自分は一体、何者なのか? その答えに少しでも近づくためにわれわれは本を読むのだろうが、米国プリンストン大学の心理学教授、ジュリアン・ジェインズが著した『神々の沈黙』(1976~90年)もまた、目か

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アナログ派の楽しみ/スペシャル◎へそまがり性愛学(創作大賞2024応募作)

アナログ派の楽しみ/スペシャル◎へそまがり性愛学(創作大賞2024応募作)

へそまがり性愛学
 あが身は、成り成りて成り合はざる処一処あり。
 あが身は、成り成りて成り余れる処一処あり。
  ――伊耶那美命と伊耶那岐命の対話(『古事記』より)



O・ヘンリー著『最後の一葉』そこには意外につぐ
意外の事態が



かつて国語の教科書で『最後の一葉』(1905年)に出会って、当たり前のように感動した覚えのある者にとって、作者のO・ヘンリー、本名ウィリアム・シドニー・

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すべてが輝いている そんな時こそご用心

すべてが輝いている そんな時こそご用心

第15週 7月14日〜7月20日の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、マインドフルな生活にも慣れがきて、日々の“?感覚”が弱まってませんかという問いかけです。世界が輝いてみえる時こそ、本質への扉を自らの学びで開いて感覚していきましょう。

では、読み解いてまいります。



  

  まるで呪文にかけられ
  俗界の光で織りこまれた心膜で

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モノ消費とコト消費にまつわり 「旅はいつ始まって、いつ終わるんだろう (いや、きっと終わりはしないし、いつも始まってる) 」 って幻想譚。

モノ消費とコト消費にまつわり 「旅はいつ始まって、いつ終わるんだろう (いや、きっと終わりはしないし、いつも始まってる) 」 って幻想譚。

 モノ消費とコト消費という言葉が大量消費されているが、その区分の多くに意味などない。

 Society 5.0という言葉もある。

・1.0:狩猟社会
・2.0 : 農耕社会
・3.0 : 工業(=工場 = 資本主義)社会

 その次には、4.0 : 情報と来ているが、
 情報(想造)は––––

・1.0 : 神様(宗教)神話や呪術、神治社会
・2.0 : 王様(領土)封建制度、人治社会
・3

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男といふ不安と性欲

堀間善憲さまのnoteの記事は、これまで、何度も何度も、引用させていただいて、他人の提灯で灯りをとるといふ次第で自分の記事を書かせてもらってゐます。

ただでさへ、インスパイアされる記事なのに創作大賞の応募作になってからは、エライことになりました。

大賞応募の記事は、一つのテーマのもとに、いくつかの小説や映画や評論や楽曲が取り上げられて縦横に論じつつ、確実に核心に迫るといふスタイルなので、そこで

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薩摩偉人伝 ~ 東郷平八郎

薩摩偉人伝 ~ 東郷平八郎

1848年1月、東郷平八郎は、西郷隆盛や大久保利通が生まれ育った薩摩藩城下の加治屋町に、薩摩藩士の四男として生まれました。

幼少の頃は、辛抱強い子として西郷隆盛の弟・吉次郎から可愛がられていたそうです(西郷隆盛とは、20歳年下になる)。

1856年、島津斉彬公が水軍を創設したとき、父から「将来は水軍に進め」と諭されました。(以下、文字削減のため「である」調・敬称略で記載)

薩英戦争に従軍
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和(あ)いの言霊 ~これから山ちゃんが、いい話をします~

和(あ)いの言霊 ~これから山ちゃんが、いい話をします~

奈良県の御所市という街に
葛城一言主神社、通称『一言(いちごん)さん』という
人気の神社がございます

主祭神は、葛城之一言主大神で
その名の通り、たった一言で
願いを叶えてくれる神さまだと言われています

山ちゃん、そんなこともつゆ知らず
春間近の昼下がり、のらりくらりと
この一言(いちごん)さんへ

境内に、参拝客は3人くらい
本殿は独占状態だったので

よっしゃ
オリジナル参拝(やっちゃダメ

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とある妄想の暴走からの空想

とある妄想の暴走からの空想

表紙画像はMicrosoft Designer Image Creator にて生成。
プロンプト「とある妄想の暴走からの空想」

この記事は、ある予言から私の妄想の暴走から空想した話です。苦手な方はスルーして頂けると助かります。

この記事は、下の記事の「精神性の覚醒をサポートするAI」についての空想から、生成AIと会話した内容です。

この予言について、生成AIがどのような回答をするのか興味が

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墨の匂い幸福論

墨の匂い幸福論

私の仕事は神社神職なので、祝詞、おふだ、朱印など、筆文字で書くのがデフォルト。

毎朝、墨をするたびに、四角い墨を鼻に近づけて、墨のいい匂いを嗅ぐ。

いそぎの時は墨汁を墨池に出して書くけれども、墨汁は、かんじんの墨の匂いがしないので気持ちが乗らない。あるいは高級な墨汁を使えばいい匂いがするのかも知らんが、使ったことがないのでわからない。

去年亡くなった姑の本棚を整理しているとき、和の文具や紙

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note、人の「内側」世界をつなぐ。

note、人の「内側」世界をつなぐ。

子どもの本を書く仕事をしていることを、自己紹介に少し記しましたが、ずいぶん前に書きかけたお話のひとつを、最近、よく思いだすようになりました。

書きかけた、と申し上げた通り、結局完結させられなかったお話です。ただイメージだけは今も強く残っていて、執筆中の感覚はよく思いだすことができます。そのイメージが最近になって、
(ああ、こういうことだったのか……)
すとんと腑に落ちるような氣がするのです。

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【家系図の作り方】家系図の書き方を紹介します。書き方 見本付き

【家系図の作り方】家系図の書き方を紹介します。書き方 見本付き

戸籍を取り寄せて解析が終わった方や、親族に聞き取りをしてメモが出来上がった方は綺麗に家系図を完成したいと思うのではないでしょうか。

前提としては家系図の書き方にはルールはなく、自由で書いて問題ありません。ただし家系図作成の業者で使われている一定のルールを同じく活用頂く事でより美しく仕上げていくことができるでしょう。

この記事ではプロも使っているルールのご紹介していきます。

家系図の種類

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地球で見つけた好きな物の話ーぺんてるちゃんの章1頁ー

地球で見つけた好きな物の話ーぺんてるちゃんの章1頁ー

 地球を旅する冒険者の皆様、冒険譚の執筆は、着々と進んでおりますでしょうか?元本読師の文者部屋美です。

 ようやく、この新たな章の執筆に取り掛かれます事を、大変嬉しく思っております!

 本来であれば、「文房具の章」として始まるべき物語で御座いましたが、此処はあえて「ぺんてる」様1本で1つの物語を綴らせて頂こう!と、相成りました。

 「ぺんてる」様以外の文房具につきましては、改めて「文房具の章

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