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わかりあえなさを分け合う
話し合えば、わかりあえる。
会話をはじめ、コミュニケーションの目的は「他者とわかりあう」ことだとされています。実際に、利害が対立した時、争いに至る前に交渉や対話で解決した例は枚挙にいとまがありません。
ただ、僕はそうした解決に至った理由が「わかりあえたから」ではないと思っています。
ほとんどのコミュニケーションの正体は「もうこれ以上話し合っても一致することはない」という均衡点に達した末での譲
戦争から学ぶこと|人間は合理的に思考できない
日々の生活を送る中で、様々な場において選択の機会が訪れます。そして、多くの選択は決断するのが難しいものです。
たとえば二択が提示された時、どちらも確かさ(不確かさ)が同程度であれば、気分や当てずっぽうで選べば良いでしょう。難しいのは、ほとんどの場合において二択が非対称だということです。
一方が確定的に予見できる事象、他方が不確定で先が見通せない事象であった場合、選択は簡単ではありません。世の中
芸術が教えてくれること
夏休み、お盆シーズン。行楽地はどこも人がいっぱいで、人混みに気が滅入ってしまいますね。
今こそ日常から離れて、芸術に触れてみませんか。
オシャレして美術館に出掛けるのも良いですし、のんびりと芸術祭を散歩するのも素敵ですね(あいちトリエンナーレは物議を醸してますが…)。いやいや、展示に限らずとも、まちには芸術を味わえる建築や公園があったりするんですよ。
芸術って何だかよく分からない…という方、
AI と人間のちがい|ニューラルネットワークとディープラーニングから見えてくるもの
こちらの動画をご覧ください。Excelで作成した、画像を認識する人工知能( AI )です。
左上の 6 × 6 のセルに模様を描くと、その形が数字の 1 ~ 3 のどれに近いかを識別する極めて簡単な AI です。ドーナツ円グラフはアルゴリズムによる類似度の判定(橙が1、青が2、黄が3)、左下のキャラクターは気にしないで下さい。会社の先輩の似顔絵です。スペースを埋めるために挿し込んだだけで、AI
テキストマイニング|言語データから掘り起こされる見えざる深層
連日、吉本興業の問題がメディアを賑わせていますね。当初は反社勢力との関係が論点でしたが、今では吉本興業の企業体質の問題にすり替わった感があります。松本人志さんや加藤浩次さんが自らの進退を賭して世間に訴えたように、所属芸人さんは不当な圧力で会社に拘束されているようです。
ただ、労働者の地位向上を求めるならば、労働組合を結成して会社に団体交渉を申し入れるのが筋ですよね。しかし、どういうわけか「会社を