書評note

A案、B案、C案の作り方『未来を予知する妄想の力』

商業インテリアデザイナーとしてご活躍の森田恭通氏の、自伝的意味合いもある本書。

お名前を聞いた方がない方も、アナザースカイの一つ前の青いセットや、伊勢丹、東急プラザ渋谷などは目にされたことがあるかと。

私の変なところが古臭いというか、単なる好みの問題で「著名人との交友関係を自慢する」とか「仕事は遊びの延長」とかいうタイプの人は、あんまり得意ではないのですが、彼の作る空間は、香港でのインスパイア

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驚くべき文章のない絵本

男の子が手紙を出しにいく

その頭上を群になった戦闘機が飛び去り、後方の丘を焼く

三世代身を寄せ合うように住む家に軍人3人が押し入る

選挙ポスターに落書きをした老人を警官と犬が追う

男の子がいじめられそうになる

そこで、男の子は激しく『NO!』と叫ぶ。

すると、世界は一変して温かなものになる。

老人と警官が、家族と軍人が肩を寄せ合う。そして、最後は空から贈り物が…

文章がないからこそ

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Sweet Stories Scrap マンスリー Vol.4 2020/11

 noteマガジン「Sweet Stories Scrap(SSS)」はnoteに発表されている短編小説から、独断と偏見で選んだ『ステキな小説のスクラップブック』。月イチで批評を記事にして配信中。みんなのお気に入りの書き手もぜひ教えてくれよなっ✌

 先月「めっきり秋らしくなった」って書いたのに、11月なのに『夏日』が続いたりして「まったくどうなってるんDA!」とか思ってたら、急にめっちゃ冷え込ん

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気に入っていただけて嬉しいです。どうもありがとう🍌
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「人間の能力の進化には限界がない。自然がわれわれに与える地球の終わり以外には」

私達は今、地球規模の緊急事態に直面している。

科学者の見解によれば、人間が化石燃料を燃やしてきたことに起因する気候変動が、この地球上で6度目の生物の大量絶滅を引き起こす可能性があるという。

ところが現在、地球上で暮らしているほとんどの人は、こうした事実に気づいていない。

[著者]ジェレミー・リフキン
文明評論家。経済動向財団代表。過去3代の欧州委員会委員長、メルケル独首相をはじめ、世界各国の

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【朗読あり】ここでも唯一無二の世界観のあるイラスト 『a kiss for little bear』

『かいじゅうたちのいるところ』『ふふふんへへへんぽん』『夜の台所』『big green book』などでおなじみ、モーリスセンダック氏がイラストを手がけるこの絵本。

こぐまがおばあちゃんにプレゼントした絵のお礼に、おばあちゃんは鶏にキスを届けてくれるように頼みます。それを伝言ゲームのようにいろんな動物が受け渡しして、その間にイチャイチャが発生したりして…という甘いお話が、

彼のイラストのおかげ

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〜大人になってから〜私の価値観に影響を与えた本 3冊

今日は、過去編。

大人になってから<これまでの価値観を覆すような読書体験ができた>と感じた本を3冊ご紹介します!

1.『ホモ・サピエンス全史』

ワーママ時代の忙しい最中で、仕事のやりがいとか、夢とか、子育てとの両立とか、疑問と不安に溺れていた時代に読みました。

ヘブライ大学で歴史学を教える著者による、≪人類史に起こった革命≫と≪その理由≫が、分かりやすくまとめられた一冊。

この本の中で鮮

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ティンカーベルに姉妹がいた?!『The fairy bell sisters』

今日のも私は読んでいないので、娘から聞いたあらすじにてお届けします♪

ティンカーベルの姉妹ひとりひとりにフォーカスした連作。一作目は、人に絶対見つかってはいけない妖精たち。しかし、夏の間にやってくる人間たちの中に、足を怪我した女の子がいて…心配して近くにいたら、うっかり女の子に見つかっちゃった!

人間に見つかったなんていったら、とっても怒られる。絶対二人だけの秘密ね!しかし、その間に起こるどき

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川上弘美(2006)『ざらざら』新潮文庫の感想

川上弘美の『ざらざら』を新潮文庫で読んだ。2006年にマガジンハウスから出版され、2011年に文庫化されている。もとは、「Ku:nel(クウネル)」で連載されていた短編集だという。解説は吉本由美である。

川上弘美の文体はなめらかである。決してその巧みさを強調したりはしない。描かれる世界も特別ではないように思わせるが、特別な世界を描いている。

この『ざらざら』の登場人物たちは、当たり前のように恋

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書評 ヒャッケンマワリ 竹田昼

百閒先生は、私にとっては馴染みの人である。あったこともないし、話したこともない。そもそも私が生まれる前にこの世の人ではなくなっていて、すでに彼岸に旅立たされている人である。

そんな人がどうして馴染みかといえば、本で読んで知っている。第一阿呆列車で知っている。まあだだよで知っている。そして、この「ヒャッケンマワリ」で知っている。

最善の内田百閒紹介本

私が百閒先生を初めて知ったのは第一阿呆列車

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ありがとうございます
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悩まない、悩んでいるヒマがあるなら考える。

人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短い。

「本当に優れた知的生産には共通の手法がある」

では何が本当のカギなのか?

それがこの本のタイトルにある「イシュー」だ。

「イシューとは何か」それについてはこの本をじっくり説明していくが、実際のところ「何について答えを出すべきなのか」についてブレることなく活動に取り組むことがカギなのだ。

著者[安宅和人]
東京大学大学院生物化学専攻にて修士号取得

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