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東京修行僧日記

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カンボジアで得た学びを東京でも体現できるよう、日々と格闘する修行僧の日記です。
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#自分と向き合う

「何者かになりたい」と思っていた私が、何者でもない自分のまま生きていけると思えるようになるまでの話

「何者かになりたい」と思っていた私が、何者でもない自分のまま生きていけると思えるようになるまでの話

6年くらい前の私は、何者かになりたかった。
だからひたすら自己分析をしたり、自己啓発の本を読み漁ったり、活躍している人たちの話を聞きにいったりして、「いつか私も何者かになるんだ!」と思っていた。

何者かになって、自分はすごいんだーーーって思えるような、すごさを証明できるような"何か"が欲しかった。

当時は、そんなツッコミを入れられるほどの冷静さも客観性も持ち合わせておらず、何者かになることをド

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わたしは、わたしを置き去りにしない

わたしは、わたしを置き去りにしない

いつからか、"シャカイ"の中で比較的うまく息ができるようになった。

「あかるい人だよね」「話しやすいよ」って、言ってもらうようになった。

でもそうなるまでの長い間は、ずっと海の底のほうに沈んでいるか、もしくはおぼれているか。いずれにしても、比較的ですらなく"シャカイ"の中で息ができない人間だった。

さかのぼると中高生くらいから、まわりの人たちとうまく関係を築けなくなったようにおもう。それは、

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苦手から逃げがちな私が、あらためて苦手をながめてみたら、意外と頑張っている自分に気づいてホッとした話

苦手から逃げがちな私が、あらためて苦手をながめてみたら、意外と頑張っている自分に気づいてホッとした話

とある集まりに参加したときに、「"苦手なことを克服しよう!"をテーマにnoteを書いてみて」というお題を渡されてから、うっすら考え続けていた「苦手」に思いを馳せながら、パソコンと向き合う。

でも、そもそも苦手なことに向き合うこと自体が苦手だ!!!

そんな、まあまあ当たり前な事実に思い当たりつつ、今日はせっかく与えられた機会なので、私の苦手とその原因、対策について考えていきたい。

最近は、自分

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完璧主義だった私が、完璧じゃない自分をゆるして愛せるようになった3つのステップ

完璧主義だった私が、完璧じゃない自分をゆるして愛せるようになった3つのステップ

最近、完璧主義をゆるめて、自分をゆるすことを覚えたら、自分を好きになって、随分と生きやすくなってきたから、どうやってそうできるようになったのかを改めて棚卸しして言語化してみた。

もともと私は、自分のことをバカみたいに真面目だと思っていたし、完璧主義だった。

今でも片鱗が見えるときもあるけれど、最近はそこまで完璧に頑張らなくてもいいや〜と思えるようになった。

「ちゃんとしなきゃ」の正体は自分だ

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愛に生きること

愛に生きること

カンボジアに行く前の私は、自分にとって本当は何が大切なのか、わからなかった。

当時の私には、それが地位かもしれないし、名声かもしれないし、安心かもしれないし、達成感、優越感、他者からの承認や賞賛、自己実現、成長、回復、安定、お金‥‥かもしれなかった。

とにかく、そういう上滑りしていくようなキーワードに縋るしかない自分に焦っていて、本当に大切にしたいものが何なのかわかっていなかった。

カンボジ

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私の第二章、Ready?

私の第二章、Ready?

カンボジア屋台経営を終えて帰った後、
2年間くらい、ずっと深く深く潜った。
私のことだから、どうせまたいつか何かをやりたくなるだろう。
そう思って、何もかもやりきって燃え尽きた自分を認めた。

そして、またやりたいことができた。
私はそろそろ、また頑張ろうと思うので書く。

私の中では、ダウンタイムは必ず必要なもので、
しかも今まで全く経験したことがないくらいに
毎日頭を働かせて、行動して、発信し

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100点じゃなきゃ、ダメですか?

100点じゃなきゃ、ダメですか?

「いろいろ言ってないで、もっと死ぬ気でやりなよ」

同性の上司からそう言われて、
余計に頑張れない気持ちになってしまった過去がある。

もっと頑張らなきゃと頭では理解しても、
心がついていかないことって沢山あると思う。

でも、私は言いたい。

自分に嘘をついてまで、自分を傷つけてまで、
やらなきゃいけないことなんか、あるもんか。

自分の気持ちを正直に味わう負い目を感じないわけじゃない。
悔しく

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カテゴライズしないで

カテゴライズしないで

この前、5~6年ぶりに実の祖父に会ったときに叫びたくなった言葉だ。

彼は今、祖母に先立たれ一人で暮らしているから、
普段は、あまり話し相手がいない。

だからこそ、聞き役として会いに行こうと思っていたけれど
血縁のある関係は、それはそれで
どうしても、しんどい気持ちになってしまった。

私が豪雨のように浴びた沢山の言葉は、
家に帰ってきて、お風呂で綺麗に洗い流した。

「女は、男は、働くものは」

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悩んだっていいじゃないか

悩んだっていいじゃないか

「人は考える葦である」って言葉を聞いて
昔から、なるほど、そうかもしれないと思っていた。

人だから考えるし、考えるから喜怒哀楽する。

そのことは何も悪くないし、
生きてるって、そういうことだと思う。

ネガティブでもポジティブでもどんな感情にしても、
自分の中に揺れ動く感情があることは
大切なことだと思う。

私は精神が底を尽きてくると感情がなくなるので、
感情があることは元気な証拠でもあると

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