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#働き方
安すぎる残業代とワークシェアリング
先日、働き方改革関連法案が可決されましたね。労働者の働き方改革ではなく、経営者の「働かせ方改革」が進んでしまった結果になりました。いかに人間を奴隷のように働かせ、搾取するかしか考えていない支配層。どれだけ働かせても違法にならないとしたら、ブラック企業を摘発することすらできなくなってしまいます。長時間労働や過労死問題をさらに助長するような改革が「働き方改革」としてまかり通ってしまう…。本当に恐ろしい
もっとみる思い通りにならない世の中における優先順位
最近「世の中の人ってこんなに自己中心的な人ばっかりだっけ?」と思うようなことが多いなぁと少し悲しくなったりする時もあります。グローバル資本主義が自己中心的&エゴ丸出しな思想なので、人々の意識がそちらに向かいがちということもありますし、「引き寄せ」などのスピブームにより、願望成就や夢を叶える的な思想が流行っていることも背景にあると思います。「自分の思い通りに生きるために…」というのが人々の共通目標み
もっとみる理念は「平等」、しかし性差は超えられない
前回まで、教育や大学進学について思うところを書いてきました。大学全入時代と言われて久しいですが、大学進学率のデータを見てみると確かに年々上昇していて、特に女性の大学進学率はここ数十年で急激に増加しています。私が大学に入るころのH18年には約40%、最新のデータでは約48%と、半数近くにも上っているようです(参考:平成29年版男女共同参画白書 概要版 )。女性が高い教育を受けられなかった時代から、女
もっとみる大学に通う意味と金銭的負担のしわ寄せ
2月に入り受験シーズンもいよいよ本番。これまでも受験、勉強、大学などをテーマに色々と書いてきました。前回は、奨学金が「就職するための借金」になっているという記事を書き、大学で学ぶためではなく、就職で有利なように大学卒という肩書が欲しいがために、若いうちに借金を背負わなければならない現状をやや批判的に見てみました。低賃金で借金返済の負担もあれば、晩婚化になるのも頷けます。少子化問題も耳にタコができる
もっとみる実績・作品と自己価値を同一視する苦しみ
資本主義社会は競争社会で、どこへいっても競争競争、勝つために、1位になるために頑張ることが良しとされる風潮があります。前回、過度な競争心をあおる教育・スポーツの記事にも書きましたが、私たちは物心ついたころからずっと他人と比較され、上位のものが称賛され、他人に認められるのだという洗脳にがんじがらめになっていますよね。それは「私たちはありのままで価値がある」という無条件の愛とは正反対の「私たちは才能が
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