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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児…
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#教育

言語化のプロになろう!

言語化のプロになろう!

こんにちは。Saka.先生です。

3月25日にnoteを始めたので、もうすぐ(私の)note1ヵ月記念日となります。
当日には、これまで記事を読んでくださった方・スキをしてくれた方・フォローをしてくれた方・記事を紹介してくださった方への感謝を綴るとともに、これからの決意も表明していきたいと思います。
いつも皆様には感謝しております。ありがとうございます。

感謝を言葉にするのは大切なことです。

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学生の心が離れていく行動3つ

学生の心が離れていく行動3つ

こんにちは。わたしは現在アメリカの大学野球部でコーチをしています。

過去にはカナダの大学でもコーチ、日本の高校で野球部の監督をしていました。

学生と接する中でわたしの体験談などを含めて学生と接する上でやってはいけないことを解説します。

1. 学生に対して時間、約束を守らない学生に対しては時間に遅れたり、約束を守ることに対して厳しい一方で、自分に対しては甘い先生、指導者は少なくないです。

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いなくなった人 ─ 歩き屋さんとあやまり役がいた時代

いなくなった人 ─ 歩き屋さんとあやまり役がいた時代



© CEL(大阪くらしの今昔館)

あやまり役がいた。

江戸時代、子どもたち(5歳~15歳)は寺子屋で勉強していた。一人の子どもが悪いことをした。寺子屋の師匠がその子を怒りそうになった。その気配を感じ、別の子どもが師匠の前に進んで、あやまる。実はあやまり役の子はあらかじめ決められていた。師匠は本当に悪いことをした子どもではなく、あやまり役の子どもを叱る。悪いことをした子どもはあやまり役の影で

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「話を聞いてもらえない人」と「話が売れる人」の格差の元はどこにあるのだろう

「話を聞いてもらえない人」と「話が売れる人」の格差の元はどこにあるのだろう

こんにちは。

音声配信を始めて半年ですが、相変わらず自分のしゃべりが地味に辛いです。

Voicy社長の緒方憲太郎さんが、話し方の本を書いたというので、上達の秘訣を探して、読んでみました。

そしたら、最初のところでガーンとなった。

話が下手な人は、一生、損をし続ける
いたいたいた。
しゃべりを聞いてもらえない人。

話がつまらなすぎて、みんながさっと離れてくような人。
私は仕事でよくクレーム

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私たちの日常は交渉の連続

私たちの日常は交渉の連続

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
仕事上での取引先との交渉から、日常生活で買い物をする際の値引き交渉、家事や育児の分担を夫婦で話し合い決めることなど。何の交渉もしないで相手の言いなりになることなどありえません。

職場でも家庭でも私たちは日々、交渉を行っていると言っても、過言ではありません。しかし「自分は弱気だから交渉は苦手だ」「口下手だから、交渉ごとは避けたい」という人は、少なく

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ビジネスコミュニケーションで絶対にしてはいけないこと

ビジネスコミュニケーションで絶対にしてはいけないこと

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「相手の言葉を否定すると、相手から敵とみなされる」について解説します。

人は自分のことばかり考えているまず大前提ですが人は普段「自分のこと」ばかり考えています。

こういったことはすべて自分のことです。

他にも、仕事でストレスを抱えていて上司からの言葉に悩んでいたとしても、基本的には上司のことを考えているわけではなく、上司からの言葉で傷つ

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あなたが他人を見てイライラするのは、「その人の〇〇を知らない」からかもしれない

あなたが他人を見てイライラするのは、「その人の〇〇を知らない」からかもしれない

あなたは誰かの様子を見て「何でそんなことしてるんだろう?」と不思議に思ったり、ときにイライラしたりすることはないでしょうか?

自分とは価値観が違うから仕方ないと思う反面、そんなことしてるくらいなら本の1冊でも読んで勉強したら? と他人事ながら心配になることもあります。

なぜあなたは他人の言動に心穏やかでいられないのでしょうか?

それはあなたが相手のゴールを知らないからかもしれません。
今回は

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「共感する」とはどういうことか?

「共感する」とはどういうことか?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「人が共感する」ことについて解説いたします。

強い臨場感が共感を作る共感するとはどういうことでしょうか?

例えば、小説を読んでいて、その内容に心を奪われて涙したり、怒ったり、喜んだりした経験は誰しもあると思います。

これは小説の内容に皆さんが共感したからにほかなりません。
つまり皆さんは、小説で書かれた世界と、自分の考えの世界で強い同調

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成長した姿を想像できるだけの感性を養うこと

成長した姿を想像できるだけの感性を養うこと

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が444日目のnote投稿です。

本日はこちらの記事を読んで感じたことについて。

考える種が散りばめられているようで。
何度も繰り返し読んでいて、「あ、ここはこういうことかも」「もしかしたらもっと深掘りできるんじゃないか」などが想起されてきたんですね。

今日はそんな頭の中を書き留め

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興味ない人を引き込むための、「主語を小さくする」話し方

興味ない人を引き込むための、「主語を小さくする」話し方

会議やプレゼンテーションで一番大切なのは、相手を引き込むこと。

でも、相手が聞きたがっている場合は良いのですが、興味が無かったり、面倒だな…と思われている場合、相手を自分の話に引き込むのは難しいですよね。

私が一番難しいなと感じているのは、非常勤講師として教壇に立っている大学の授業です。大学生は、興味があって授業を取る人もいますが、単位のためにしかたなく取っているような人もいます。

そして、

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私は子どもの話を聞けているのだろうか? ~自分への問いを通じてわかったこと~

私は子どもの話を聞けているのだろうか? ~自分への問いを通じてわかったこと~

「子どもの話を聞けていますか?」

そう問われたときに何と答えるだろうか? 「聞けていない時もあるけど聞けているときもある」とか「ある程度は聞けている」なんて思うかもしれない。

私も「ある程度聞けているほうだろう」と思っていた。でも、次のように質問されたらどう思うだろうか?

「子どもが話したいことは何だろう?」

そう問われると、私は子どもの話を聞けていないと思った。子どもが話したいことではな

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「先スプレイニング」に気をつけろ! 〜「良かれ」と「先回り」が潰す3つの機会

「先スプレイニング」に気をつけろ! 〜「良かれ」と「先回り」が潰す3つの機会

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日はちょっと子育てや教育から考えたことを書こうと思います。

街にはびこる「○○スプレイニング」「マンスプレイニング」や「ホワイトスプレイニング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

「マンスプレイニング」や「ホワイトスプレイニング」は「女性に対する男性(マン)」と「人種的少数派に対する白人(ホワイト)」と「explaining(説明する)」が組

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子どもの感情と社会性を育むSEL(浜名真以:洗足こども短期大学専任講師)#私が安心した言葉

子どもの感情と社会性を育むSEL(浜名真以:洗足こども短期大学専任講師)#私が安心した言葉

SEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)と呼ばれる心理教育プログラムをご存知でしょうか?
少し前に、ノーベル経済学賞を受賞したヘックマンは「非認知能力」という概念を提唱し、幼児教育がその後の学力だけでなく所得や生活に影響すると提起しました。
日本でも、『学力の経済学』(中室牧子、2015)がベストセラーになったこともあり、「非認知能力」が注目されました。
一方で、諸外国ではSELは「非認知

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子供の扱いが劇的に上手くなるコミュニケーションの魔法!相手のエネルギーを利用する合気道的心理術

子供の扱いが劇的に上手くなるコミュニケーションの魔法!相手のエネルギーを利用する合気道的心理術

熱意も愛情も専門スキルもあるのに、子供の扱いが下手な先生っていますよね。

とても良い人だし、子供への愛情もあるのに、勿体ないなー!と思うことがよくあります。

子供の扱いが上手い人は、子供の溢れんばかりのエネルギーを抑え込むのではなく、逆に利用しています。

良くも悪くも、人が発するエネルギーは強力です。そのエネルギーを押さえ込むことに自分のエネルギーを使うと、両者ともにエネルギーを消耗しただけ

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