野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア

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社会からはみ出した人に、東南アジア発の生き方・教育・ビジネス情報をマガジンでほぼ毎日発信中。最新刊は「東南アジア式『まぁいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋)「子どもが教育を選ぶ時代へ」(集英社)。「日本人は『やめる練習』がたりてない」(集英社)

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    いつまでも学び続けたい人へ。東南アジアから未来が見える。マレーシアで11年住んで仕事してきた文筆家・編集者が、日本でも役立つ教育・社会の最新情報をお届けします。「トリリンガルが当たり前の国」マレーシアで学べること、いっぱいあります。思考のヒントに、新しい世界のおともにどうぞ。 2019年5月開始。2024年初頭から週3回更新になりました。 購読すると、過去のバックナンバーの一部も読めます。

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    2023年10月号のバックナンバーです。マガジンを購読するほどじゃないけど、読みたい記事がある方はこちらがおすすめです。

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私たちは、少しだけはみ出している

このnote, 最近は「少しだけマジョリティからはみ出した人の逃げ場」なのかなって思うようになりました。 今日は2021年の所信表明です。 育児雑誌が苦手でした子どもがまだいなかった頃、「子ども産むのってどんな感じだろう」と思って、育児雑誌を手に取ったんです。 
カラフルなキャラクターがたくさんいて、 ハートや星マークがついてて、 「じぃじやばぁば」みたいな赤ちゃん言葉が出てきます。 でですね。 私は「こんな世界に行くくらいなら子供産むの嫌だな」「ここに閉じ込められた

    • 結局のところ、明暗を分けるのは、年収ではなくて、リスク許容量の差なのかも

      松井博さんの記事、非常に考えさせられました。 有料記事なので詳細には触れませんが、投資するか否かで社会が階層化するという話です。 米国の貧富の差がなぜ起きたか

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      • 「真面目さ」が武器にならない時代。ChatGPTのコピーになっても意味ないよ

        皆さんは、生成AIを使っているでしょうか。 私は毎日のようにChatGPTを使っていて、GoogleよりもAIに聞くことが増えました。 契約書や定型文書で悩む必要は無くなった例えば、企業に対して改まったメールを書きたいとき、海外の弁護士に文書を送る必要があるとき、ChatGPTは威力を発揮します。 Googleで例を探して真似して書くよりも、ずっと早く、目当ての仕事ができるのです。 また、私はよく自分の文章のアラや欠点を聞いていますが、すごいなと思うのはその共感力という

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        • 日本の教育を外から分析してみると中国やベトナムによく似ていた件

          こんにちは。よく他人と話さないと自分を理解できないといいます。 国も同じで、他の国から見てみないと、自分の国の姿は見えない気がします。 大学院で自分の国の教育システムを調べてくるという課題がありました。 高度な中央集権的な教育わかったことは、日本の教育が高度に「中央集権的」であることです。 つまり、政府が全てを決める「答えが1つ」の世界であることです。 日本の場合、カリキュラムは文部科学省が定めている「学習指導要領」で作られています。「学習指導要領」とは、どこの学校で

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          日本の教育を外から分析してみると中国やベトナムによく似ていた件

          「世界から学ぶ メンバーシップ」に参加すると最後まで読めます

          こんにちは。よく他人と話さないと自分を理解できないといいます。 国も同じで、他の国から見てみないと、自分の国の姿は見えない気がします。 大学院で自分の国の教育システムを調べてくるという課題がありました。 高度な中央集権的な教育わかったことは、日本の教育が高度に「中央集権的」であることです。 つまり、政府が全てを決める「答えが1つ」の世界であることです。 日本の場合、カリキュラムは文部科学省が定めている「学習指導要領」で作られています。「学習指導要領」とは、どこの学校で

          日本の教育を外から分析してみると中国やベトナムによく似ていた件

          ニュージーランドで見た、宿題も、時間割も、教科書もない公立学校について

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          こんにちは。ニュージーランドで実際に、公立小学校、中学校を訪問しました。 「カリキュラム中心」とは真逆の生徒中心教育が展開されていて、アジアの教育ママたちが見たら卒倒しそうな世界でした。 私のアジアの母親のイメージね→ 時間割がなくてどうやって授業をするのかさて、ニュージーランドの公立小学校から。私が見学したのは南島にある小さな村の学校です。

          ニュージーランドで見た、宿題も、時間割も、教科書もない公立学校について

          ドリルや穴埋め問題、選択式問題は不公平ーーならば、学習者中心の教育ではどう生徒を「評価」する?

          「世界から学ぶ メンバーシップ」に参加すると最後まで読めます

          前回は、教育の国際的な傾向に、伝統的な教師中心のアプローチから生徒中心のアプローチへの移行があること。 さらにドリルやマークシートなどの学習方法がなぜ問題なのかを論じた論文を紹介しました。 Buskirk-Cohen, A. and Duncan, T. (2011). Exploring learner-centered assessment: a cross-disciplinary approach, International Journal of Teachin

          ドリルや穴埋め問題、選択式問題は不公平ーーならば、学習者中心の教育ではどう生徒を「評価」する?

          ドリルや穴埋め問題、選択式問題がなぜ問題なのか?

          「世界から学ぶ メンバーシップ」に参加すると最後まで読めます

          「うちの子がドリルをやらなくて困ります」 多くの方がおっしゃることです。 私はやらないのならやらないで良いと思っています。そしてその場合は、親が別の教育方法を模索する時期かもしれません。 現在、大学院で「評価方法」について学んでいますが、世界的に見ると、「ドリルや標準化テストはもう古い」とする考えがあるからです。 本日は、いくつかの論文を読んでみます。まずは、 Schreurs, J., & Dumbraveanu, R. (2014). A shift from te

          ドリルや穴埋め問題、選択式問題がなぜ問題なのか?

          子どもに世界のことに興味を持ってもらうための3つの方法

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          前回は、「子どもが海外や英語に全く興味を持たない」というお悩みに対して、人は基本的に変わるのが難しいことを説明しました。 しかし、そうは言ってもなんとか「世界のどこでも生きていける人になってほしい」と思っている親御さんのために、具体例を考えてみます。 私だったら、具体的にどうするか。3つ挙げたいと思います。「子どもを無菌室で育てない」「不安や恐怖を(無意識に)煽らないこと」「少しずつやる」です。 1子どもを無菌室で育てない子どもを心配するあまり、無菌室のような環境で育て

          子どもに世界のことに興味を持ってもらうための3つの方法

          子どもが海外に興味を持ちません。どうしたらいいでしょうか、に答えました

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          最近よく聞くお悩みの1つが、「子どもが海外や英語に全く興味を持たないが、どうしたら興味を持ってもらえるだろうか」です。 「世界のどこでも生きていける人になってほしい」と思っている親御さんが多いようです。 しかし、実は言葉も習慣も違う場所に適応するのは、それまでの常識を一旦捨てたり、場合によっては学び直さねばならないため、面倒臭いことです。誰にとっても基本的には、苦しいことです。 私の感覚では、全員が海外移住に向いているわけではなく、「向いてない人」も明らかに存在します。

          子どもが海外に興味を持ちません。どうしたらいいでしょうか、に答えました

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          話題の映画「雪山の絆」ーー極限状態の人間はどうなるのか 

          Netflixの「雪山の絆」をみました。第96回アカデミー賞で国際長編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門ノミネート作品でした。惜しくも受賞は逃しましたが! 生存者16名全員のインタビューをもとに再映画化1972年、アンデスでのウルグアイ空軍機571便遭難事故を題材にした映画です。乗客45人のうち、16人が、72日間の雪山でのサバイバル生活をおこなった話です。とにかく驚くべき話なので、六回目の映画化になります。 以前も同じ題材を描いた1993年の映画「生きてこ

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          話題の映画「雪山の絆」ーー極限状態の人間はどうなるのか…

          「やりたいことを探す」より、「嫌なこと排除」に集中したほうがいいと思う

          本日は、会社員を辞めたい方に向けて書きます。 仕事とは、誰かがやりたくない(orできない)ことをやること何かやろうとして、いきなり会社を辞めてしまう方がいますが、多くの方には、あんまりお勧めしません。 移住でも仕事でも、「少しずつ」範囲を広げて、「自分だったらここは我慢できるな??」というポイントを確かめていくと、ミスマッチが少ないと思います。 例えばライターになりたい、といきなり会社を辞めてしまう人がいます(私がそうでした)。 これ、よほどリスクを取れる人以外には、実

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          「やりたいことを探す」より、「嫌なこと排除」に集中した…

          リュック一つで出かける旅のメリットとデメリット

          今日は旅行の荷物の話です。 2月のオーストラリア&ニュージーランドも、リュック1つで行きました。 以前、ヨーロッパとアメリカをリュック1つで旅したら楽だったのですが、「もっと荷物軽いといいのにな」と何度も思いました。 そこで、今回も19リットルのリュック1つと、小さな肩掛けバッグ、以上で済ませました。

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          ニュージーランドで見た、宿題も、時間割も、教科書もない公立学校について

          こんにちは。ニュージーランドで実際に、公立小学校、中学校を訪問しました。 「カリキュラム中心」とは真逆の生徒中心教育が展開されていて、アジアの教育ママたちが見たら卒倒しそうな世界でした。 私のアジアの母親のイメージね→ 時間割がなくてどうやって授業をするのかさて、ニュージーランドの公立小学校から。私が見学したのは南島にある小さな村の学校です。

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          WIRED初代編集長に学ぶ、AI時代に必要な唯一のスキルーー「学び方を学ぶスキル」はなぜ重要なのか

          こんにちは。 先日この本を紹介しました。 元Wiredの創刊編集長のケヴィン・ケリー氏の記事をまとめたものです。彼は90年代にテクノロジー雑誌を作り、多くのIT起業家たちのインタビューを行ってきました。 では、ケヴィン氏が考える、教育に必要なことは何でしょうか? 確かに、今や、ガーデニングを学ぶにも、楽器を学ぶにも、DIYをするにも、YouTubeで利用者の作るコンテンツから学んでいます。VR学習はまだしていませんが、3つ目のプロジェクト学習はすでに海外の教育では基本に

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          A Iが支配する、不確実性の増す世界。ではクリエイターはどう生きるのか

          昨年は、生成AIが大きな話題でした。 これから世界はどうなるのでしょうか。 元Wiredの創刊編集長のケヴィン・ケリー氏は、これから「ミラーワールド」が訪れる、と言っています。彼は多くのIT起業家たちのインタビューを行ってきました。 そして実はこの本、私がアサヒパソコン時代にお隣の「PASO」の編集長だった服部桂さんが関わっています(読んで知った!)。 筆者の主張はこんな感じです。 ミラーワールドについて詳しく知りたい方は、Wiredの以下の記事がわかりやすいです。

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          みんないろいろ真面目すぎ。心配しすぎなのは学校教育にハマりすぎてるから

          こんにちは。 松井博さんのnote、ほんとその通りだなーと思いました。 日本人真面目すぎ、将来のこと心配しすぎ。 海外から来るとつくづく思います。 確かに高齢化で二進も三進も行かないのはその通りなのですが、考えてもしょうがないことを考えるより、今できることをした方がいいです。 気づいたら、心配から行動を決めるようになる日本の子供は、 みたいに脅されながら育ちます。 女性はさらに、 みたいにも脅されるのでめんどくさいです……。女性は「これやっておかないと」「これ知っ

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          ずっと繋がっているZ世代の生活について

          こんにちは。 アツさんから、こんなご質問をいただきました。 今日はこの質問に答えてみます。(Voicyでは既に答えておりますが) 繋がりながら生活するーーは当たり前っぽいはい、この「繋がりながら生活する」、どうやら割とZ世代では当たり前っぽいです。 周囲のアジア(シンガポール、カナダ、マレーシア)のティーンエイジャーは、Discordの音声チャットでずっと夜通しつながりっぱなしですね。

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          子どもの視野は本当に「狭い」のか?

          こんにちは。子どもの人生を子どもに決めさせる、というと、「子どもの視野は狭いですが、大丈夫ですか」と返ってきます。 さて今日はこの問題を考えてみましょう。 大人は本当に世の中のことがわかっている? のかTEDで、12歳のトーマス・スウォレズ さんは、「今の子どもはちょっとだけ、大人よりものを知っている」と言って笑いをとっていました。 私は今はそういう時代だと思っています。 対話型の学びでは先生は「教える人」から「教わる人」にすらなります。私の子どもの高校の先生は「子供

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          オーストラリア&ニュージーランドで暮らすように旅してみた

          こんにちは。 オーストラリア&ニュージーランドに来ています。 人生初の南半球です。 本当に本当に、もう少し早く来てればよかった……。 忘れられない旅になりました。 まずはオーストラリアですが、今回は基本一人旅です。 まずはブリスベンでAirBNBとコンドミニアム、アパートなどを転々としながら、大学院の勉強と執筆と、日本と同じように生活してみました。

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          ドリルや穴埋め問題、選択式問題は不公平ーーならば、学習者中心の教育ではどう生徒を「評価」する?

          前回は、教育の国際的な傾向に、伝統的な教師中心のアプローチから生徒中心のアプローチへの移行があること。 さらにドリルやマークシートなどの学習方法がなぜ問題なのかを論じた論文を紹介しました。 Buskirk-Cohen, A. and Duncan, T. (2011). Exploring learner-centered assessment: a cross-disciplinary approach, International Journal of Teachin

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          ドリルや穴埋め問題、選択式問題がなぜ問題なのか?

          「うちの子がドリルをやらなくて困ります」 多くの方がおっしゃることです。 私はやらないのならやらないで良いと思っています。そしてその場合は、親が別の教育方法を模索する時期かもしれません。 現在、大学院で「評価方法」について学んでいますが、世界的に見ると、「ドリルや標準化テストはもう古い」とする考えがあるからです。 本日は、いくつかの論文を読んでみます。まずは、 Schreurs, J., & Dumbraveanu, R. (2014). A shift from te

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