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  • 東南アジアここだけのお話

    いつまでも学び続けたい人へ。東南アジアから未来が見える。マレーシア在住9年の編集者がワンコイン(500円)で日本でも役立つ教育・語学・社会の最新情報をお届けします。「トリリンガルが当たり前の国」マレーシアで学べること、いっぱいあります。思考のヒントに、新しい世界のおともにどうぞ。 2019年5月以降、ほぼ毎日更新中。 購読すると、過去のバックナンバーの一部も読めます。

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  • 東南アジアここだけのお話 2022年12月号バックナンバー

    2022年12月号のバックナンバーです。 マガジンを購読するほどじゃないけど、読みたい記事がある方はこちらがおすすめです。

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    教育系記事をまとめました。 ・海外のインターナショナル・スクール選びで迷っている ・インターに行った後の進学方法を知りたい ・子供が日本に向いているのか、海外に向いているのかヒントが欲しい ・マレーシア留学の良い点・悪い点を知りたい という方にオススメです。

  • 東南アジアここだけのお話2023年2月号バックナンバー

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私たちは、少しだけはみ出している

このnote, 最近は「少しだけマジョリティからはみ出した人の逃げ場」なのかなって思うようになりました。 今日は2021年の所信表明です。 育児雑誌が苦手でした子どもがまだいなかった頃、「子ども産むのってどんな感じだろう」と思って、育児雑誌を手に取ったんです。 
カラフルなキャラクターがたくさんいて、 ハートや星マークがついてて、 「じぃじやばぁば」みたいな赤ちゃん言葉が出てきます。 でですね。 私は「こんな世界に行くくらいなら子供産むの嫌だな」「ここに閉じ込められた

    • 「G7」に関心が薄いグローバルサウスに住む人たち

      今回のG7では、「グローバルサウス」が話題になっていました。 グローバルサウスとは、正確な定義はないそうですが、かつて「途上国」と言われてきた国々。 ASEANやインド、南半球の国々などが入るそうです。 当然、マレーシアも入ります。 本日は、「グローバルサウス側から見たら、G7は一つの組織に過ぎなくなっている」という話です。 「G7が世界のすべてではない」のですアフリカのルワンダでタイ料理屋を経営するCKさんが、Voicyで「G7が世界のすべてではない」という話をして

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        こんにちは。今週は東京都で過ごしました。来週は関西に行きます。日本の難しいシステムに四苦八苦しながらもなんとか生きております。 日本は貧しくなったと言われるけれども……日本は貧しくなったとよく言われます。 しかし、マレーシアからくると、実はあんまりそう思いません。 みんなピカピカの格好してて、下町でもボロい長屋は一掃され、マンションばかりです。近所の駅では再開発が行われています。 郊外でも畑がアパートになり、道路は整備され、新築の家が立ち並んでます。 確かに、欧米の物

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        • 「子どもの声は騒音ではない」の法規制が政府で検討されるわけ

          政府は「子どもの声は騒音ではない」ことを、法律で定めることも視野に検討に入ったそうです。公園や保育園での子どもの「声」が騒音扱いされる中、「迷惑をかけまい」と思ったら、日本で子供を産み育てるのは難しい、多分そこに気づいた政府が法で縛る方向を考え始めたのだと思います。 ついにここまで来たか、と思います。 時代が変わったことに気づけないとこの問題が理解できないところが、この話を親の世代や少し上の世代に言ってもわかってもらえないことがあります。なぜかというと、彼らはここ近年の環

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          なんでD&Iが最近の教育でここまで重視されているのだろう?

          「世界から学ぶ メンバーシップ」に参加すると最後まで読めます

          こんにちは。 大学院でのテーマは「学習における障壁」についてですが、ほぼインクルーシブの話です。 最近読んでいる論文ではD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の重要性が繰り返し言われています。 教育の正式課程に「障害がある生徒への対応」が含まれています。 以前、国際バカロレアの学校の校長が、人種や性別、文化や人の「優秀さ」で学校をセグメントする「エクスクルーシブ教育」の害について語っていました。「東南アジア式『まいっか』で楽に生きる本」の3章にも書きました。 エク

          自分は馬鹿だと思うと本当に馬鹿になってしまうらしい

          「世界から学ぶ メンバーシップ」に参加すると最後まで読めます

          大学院で「ステレオタイプの脅威」を学びました。 「自分は社会的に劣った存在だ」と思っていると、本当にできなくなってしまう、という仮説です。 「人種ごとにIQが違う」という話を聞いたことがないでしょうか。 大人の学びにとって非常に重要な視点だと思ったのでご紹介します。 学びの効率性には、実は社会的な期待やステレオタイプが大きく関わっているのでは、という仮説です。 日本人は英語ができない。 もう四十代だから学ぶのは難しい。 こんなのも「ステレオタイプ」かもしれません。

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          米国の大学院で学んでいる私の一週間のルーティンワーク

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          大学院も3学期目に入り、だいぶ慣れてきました。 毎週の課題は大体5−6つくらい。 例えば、今週はこんな感じです。

          GPT-4で教育現場はどう変わるのかを議論してみたいです

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          人工知能時代に生きていくにはどのような教育が必要なのか。 今日のテーマはこれです。 未来予測は難しいですが、今思うところを書いてみます。 GPT-4の登場で、さまざまなレポートが出ています。 「すごい」という人も、「大したことない」という人もいます。 私は、教育現場にも相当の変化が起きると予想します。 テストやレポートに意味がなくなる テクノロジーの進化に伴い、記憶を問うテスト問題や、学生が資料をまとめて書くレポートそのものに、ほぼ意味が無くなるのではないかと予測しま

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          米国の大学院を2学期やってみた結果、どの程度の勉強量なのかをまとめてみました

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          アメリカのオンライン大学院2学期を終了しました。最近、知り合いのイラン人の教師(かつての同僚)が興味を持ったようで、個人的に色々聞かれていますので、ついでにまとめてみました。あくまで本日時点での感想で、この後変わるかもしれません。 難しいが、真面目に取り組めば成績は取れる(多分)大学院に入って、初めに圧倒されたのは、まずリーディングの量でした。一週間の課題の読む量が50-120ページほどと、半端ないのです。リーディングは全てオンラインで示され、教科書を買う必要はありません。

          「感情的な要因」がなぜ学習に影響するのか

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          大学院の2学期が終わりました。毎日のように課題の締め切りがあって、追われて大変でした。 さてさて、今学期学んだ資料の中で、「どうしたら効果的に学べるか」を論じた論文が面白かったのです。

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          「ディスカリキュリア(算数障害)」と「算数が苦手」はどう違うのか

          大学院ではさまざまな障害を学んでいますが、あまりに多様で、圧倒されています。 「算数障害(ディスカリキュリア)」は、学習障害の1つです。知能が正常なのに、算数のスキルに障害があることです。 「識字障害(ディスレクシア)」の算数版です。識字障害が「読み書き」の苦手があるのに対し、「算数障害(ディスカリキュリア)」には数字の苦手があります。 比較的新しい概念で、診断や包括的な定義はまだ不明確で、数学不安と混同されることもあります。  2010年の数学教育研究国際会議では、デ

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          みんながイライラするその理由が来てみてちょっとだけわかった件

          日本に帰ってきてみて、外から見ているとよくわからないけど、中に入ってみて、「あーーーなるほどなー……」と思うことが、よくあります。 まず、都会に人が多すぎる件です。 東京圏の人口は、この10年で、来るたびに増えてる気がします。 私は日本に帰国してから、小説をよく読むようになりました。一種の精神安定剤です。満員電車ではみんな息を殺していて息苦しく、意識をどこかに飛ばす癖がつきます。そうでもしないと広告ばかりが目に入って気が滅入ります。 ゴミ出しにめげる外国人たち日本は便利

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          なんでD&Iが最近の教育でここまで重視されているのだろう?

          こんにちは。 大学院でのテーマは「学習における障壁」についてですが、ほぼインクルーシブの話です。 最近読んでいる論文ではD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の重要性が繰り返し言われています。 教育の正式課程に「障害がある生徒への対応」が含まれています。 以前、国際バカロレアの学校の校長が、人種や性別、文化や人の「優秀さ」で学校をセグメントする「エクスクルーシブ教育」の害について語っていました。「東南アジア式『まいっか』で楽に生きる本」の3章にも書きました。 エク

          日本の子どもは自分のことを「迷惑な存在」だと思っているらしい

          日本で電車に乗ったり、商業施設に行くと、目立つのが、家族連れが少ないことです。 土日や休日にはいるにはいるのですが、大抵母子(か父子)が多く、どこみても「家族づればかり」の東南アジアとはちと異なります。 そして、 「静かにしてね」 「他の人の迷惑にならないようにね」 と諭している姿を見かけます。 あー私も子育て中はこうだった……と、懐かしく思い出しました。 が、子どもをガミガミ怒りすぎたことは、あんまりよくなかったと反省しています。 「迷惑をかけない」が至上命令になる

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          東南アジアここだけのお話

          こんにちは。近況報告です。 日本の春は、1日の間に冬と夏が両方あるみたいです日本に来て驚くのは寒暖の差です。朝と夜は暖房がいるほど寒いかと思えば、昼間はクーラーをつけたくなるほど暑い日があります。天候の変化や天気予報を気にするようになりました。 以前からこんなに寒暖の差があったっけ? とちと不思議な気持ちです。築40年以上の古い木造家屋に住んでいるからでしょうか? 何を着るかが非常に重要だと思うようになりました。冬の布団と夏の布団を入れ替えるので忙しいです。ストーブとク

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          インクルージョンを推し進めていくと、ルールは自然と緩くなる

          大学院でインクルーシブ教育について学んでいます。 インクルーシブというと、「障害児教育なんて自分には関係ない」と思われる方が多いかもしれませんが、本当にそうでしょうか。 なんらかの障害を持つ人が増えているまず、驚くのが障害を持つ学生の比率の多さです。例えば、アメリカの2011年の調査では、4年制大学に入学した生徒の15%がLD(学習障害)で、そのほかの健康障害が19.5%もあるそうです。

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          自分は馬鹿だと思うと本当に馬鹿になってしまうらしい

          大学院で「ステレオタイプの脅威」を学びました。 「自分は社会的に劣った存在だ」と思っていると、本当にできなくなってしまう、という仮説です。 「人種ごとにIQが違う」という話を聞いたことがないでしょうか。 大人の学びにとって非常に重要な視点だと思ったのでご紹介します。 学びの効率性には、実は社会的な期待やステレオタイプが大きく関わっているのでは、という仮説です。 日本人は英語ができない。 もう四十代だから学ぶのは難しい。 こんなのも「ステレオタイプ」かもしれません。

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          複数拠点を住まいにすることの良さと大変さ

          週末だけどこかで過ごす、複数の拠点を持って行き来するーーそんな「2拠点移住生活」をしている人がいます。 ジャーナリストの故千葉敦子さんは、人間には、定住型の人と移動型の人がいる、と言ってました。 私は基本的に定住型の人間だと思うのですが、今は移動型の生活をしています。現在、マレーシアに家を持ちつつ、日本でお互いの実家を移動しながら生活しています。 例えば今週は月曜から水曜まで実家、木曜から日曜は夫の実家みたいな感じです。 お試し2拠点移住みたいな感じですが、これがなか

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          デジタル=「画期的な簡易化」のはずが、なぜかどんどん複雑化してしまう日本のお家事情

          日本に帰ってくると、1つの商品を選ぶのにも、似たような競合製品が多く、どれを買っていいかわからないーーということが起きます。 以前からなんでなんだろう? と不思議だったのです。 日本の電機産業で「似たような製品が溢れる理由」日本と米国のTDKで勤務した桂幹さんの「日本の電機産業はなぜ凋落したのか」(集英社新書)がこのカラクリをうまく教えてくれました。 桂さんは、1990年代から始まったデジタルとはとどのつまり、「画期的な簡易化」だったといいます。 デジタルが進むと「ど

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          人生の踊り場に来たと思ったら「少しずつ違うことを取り入れる」がいいと思う

          先日お会いした方から、「50代から少し人生を変えたいのだが、どうしたらいいか」と聞かれました。30代からずっと第一線で働いてきた方です。「今やっている仕事に先がなく、これからの人生でもう少し違うことをやりたいが、勇気がでない」というのです。 この気持ちは、すごーくよくわかります。 仕事の「先」が見えてしまう時期ってあります。 私も定期的にこの波が来ていました。 40代の頃、雑誌にいて、同じことの繰り返しが増えていきました。ちょうど、業界自体が低迷し始めた頃で、情熱が失われ

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          東南アジアここだけのお話

          こんにちは。今週も埼玉県にいます。3年ぶりの日本は相変わらず不思議な国です。 アジアの報道の自由でマレーシアがトップに少し意外なニュースです。 報道自由度でマレーシアは過去最高の73位、東南アジア首位も維持 マレーシアに住んでる人からしたら、これはビックリなニュースではないでしょうか。 なぜなら東南アジア諸国には、「開発独裁」などと呼ばれる強権政治を敷いている国が多く、マレーシアも例外ではありません。 開発独裁の国としては、フィリピン、インドネシア、シンガポールなどなど

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          AIと未来の教育について議論してみたら、今の方向性と重なった

          AIができることの範囲を大きく増やしてきました。 おそらくこれから、学校教育は大きく変わると思われます。私もほぼ毎日のようにAIを使っていますが、「模範的な解答」をさせたら、右に出るものはいないんではないだろうか……。 では、今後の教育には何が必要なのだろうか。 GPT-4と未来の教育について議論した 今回は、実際にGPT-4に未来の教育がどうなるかを聞いてみた結果です。結果は毎回変わるので、何度か質問を繰り返して、一番適切そうなものを選んで掲載しています。 みなさんも、

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