野本響子@文筆家&編集者・在マレーシア
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私たちは、少しだけはみ出している
このnote, 最近は「少しだけマジョリティからはみ出した人の逃げ場」なのかなって思うようになりました。
今日は2021年の所信表明です。
育児雑誌が苦手でした子どもがまだいなかった頃、「子ども産むのってどんな感じだろう」と思って、育児雑誌を手に取ったんです。
カラフルなキャラクターがたくさんいて、
ハートや星マークがついてて、
「じぃじやばぁば」みたいな赤ちゃん言葉が出てきます。
でで
偶然に従って生きてたら、晴耕雨読の生活になった
本日は短いコラムというか、近況報告です。
義父母の家が空き家になり、夫の母の介護の手続き上、仕方なく住み始めて1年。
この間、本当にいろいろありました。
一戸建てに住んだら、庭をやらねばならない件住んでまずやったのは、大規模な片付けです。
何ヶ月もかけて片付けに専念し、ゴミ捨て場を往復。一軒家はゴミが捨てられる日が決まっているため、毎日、ゴミのパンフレットを熟読。
大量にあった荷物を捨てま
あんまり、「人を神格化」しないほうがいいと思う
本日は短いコラムです。
日本のメディアを見ていて、かなり気になること。
それは、才能のある人が現れると、ものすごい勢いで持ち上げる傾向です。
持ち物から交友関係から何もかもを調べ上げて、絶賛一色です。
まるで完璧な人間が存在しているかのようです。
なのに、大体において、時間がたって、多少の綻び(本当に些細なことだったり)が見えてくると、一斉に叩き出すんです。
オセロがパーっと黒になるみた
親の実家どうする? 海外住みだった我が家、4つの選択肢を全部考えた話
40代、50代あたりの人と話していると良く出てくるのが、親が住まなくなった後の家をどうする? という問題です。
家は放置しておくとあっという間に荒れるーーとよく言います。
そして親の不調は突然やってきたりするので、実家をどうするか? の判断も割とすぐにしなくてはなりません。
親の空き家をどうするか。一般的には以下の4つが考えられます。
1)空き家にしておいて、時々管理する
2)賃貸に出す
3
「人生が変わる魔法の何か」を探し求めてしまうあなたへ
本日は、なんかいいことないかなぁ……とネットをつい彷徨ってしまうあなたへ送ります。
なんか疲れたな。
ここじゃないどこかに行きたい。
無意味にネットサーフィンしてしまうとき、ひとは刺激を求めているのかもしれません。
日本語の世界には、「ここじゃないどこか」への入り口が溢れています。
電車に乗ると、山ほどの広告が目に入ってきて。
○日であなたが変わる! ○日で仕事ができる人に!とか、本当の自分
「発信したいことがなくても、発信を続ける人々」が増えて世の中はどうなったか
相変わらず、私の文章が読まれません、音声配信が聴かれません、動画が見られませんーーあちこちでそんな話が聞こえてきます。
おそらく、発信業があまりにメジャーになりすぎたってことでしょう。中でも文章は発信したい人が圧倒的に多いのです。
今日は、私がこの20年くらいに見てきたことの仮説と思考の経過です。
「ブログは儲かるらしい」に人々が参入しておきたことこの間、じわじわ起きたことは、「儲かる」に大
中国発のグローバル企業が世界を席巻する時代
大学に入って一人暮らしを始めた長男が電話してきて、「Sheinの服が欲しいんだけど」と言い出したのです。
Shein(シーイン)は中国発のファストファッション。米国で大変な人気らしく、ユニクロの時価総額を超えたり訴訟されたりで有名になりました。
2021年に日本にも進出し、特にZ世代に人気らしい。
長男の中国やマレーシア、ドバイの友達の間でも流行っているとか。
覗いてみると、あまりの安さに言
なぜ会社員は辛いのか。日本で「会社員脱出」系コンテンツが鉄板である理由
こんにちは。
インターネットの登場で個人発信が増加しました。
それとともに激増しているコンテンツ、それが、「会社員脱出」「脱サラ」系のコンテンツです。
なぜ「会社員脱出」コンテンツがこうも人気なのか私のVoicyのリスナーを分析しても、多くが都市在住の会社員であることがわかっています。そして時間も圧倒的に、通勤時間の視聴が多いです。
noteは残念ながら、そこまでのアナリティクスが公開されてま
「あれ、学校ってこんなに厳しかったっけ?」今の子どもが受けている教育は「昔よりずっと厳しい」その理由は意外なところにあった
最近子どもを学校(公立・私立問わず)に入れた方が異口同音に言われること。
それは「今の学校ってこんなに厳しいんだ」ということです。
私の子供の頃も、ちょうど「現代化カリキュラム」で授業時間が増えた時期だったのですが、昨今では、どの学校でもドリルや計算カードが義務化され、機械的な学習が増えており、「あれ、学校ってこんなに厳しかったっけ?」となった保護者の方も多いのでは?
調べてみると、日本の教
同じ思考の人がうじゃうじゃいる東京で、「自分なんていらないな」という錯覚に陥る件について
東京に帰ってきて、長らく忘れていた感覚をよく思い出します。
今回思い出したこと。
それは、
「私なんか……」という人の存在。
「私なんて、どうせ無理」
「何やってもむり」
という人がいて、「ああ、そういうことか」というのがちょっとわかった気がしたので、書いてみようと思います。
「同じように考える人がうじゃうじゃいる問題「私なんかどうせ」
これ、マレーシア人の友達からはあんまり聞きません。
教育虐待の裏には「真面目すぎ」「ちゃんとしている親と見られたい」があると思う
教育虐待が問題になっています。
NHKのクローズアップ現代の特集(私は見ていないのですが)で気になったのが、教育虐待をする親の7つの特徴でした。
これは現場でも、本当に本当に本当に! よく聞きます。
そこに透けて見えるのは、親自身の「クソ真面目さ」と「自信のなさ」だよね。
特に多いのは、
「周りは受験。うちの子だけ取り残されたら」
「難関大学に子どもを入学させた私は優れている」
かなぁ。
日本で言うところの「自由な教育」とは何なのか?
本日は調べたことの途中経過。
よく「子どもには伸び伸び好きを追求させたい。自由な学校に行かせたいです」という方がいらっしゃいます。
果たして日本にそんな学校は存在するのでしょうか。
日本の教育の特徴は2つあると思います。
1つが中央集権的であること。全国津々浦々、どこに行っても同じ教育が同じペースで行われます。
もう1つが、カリキュラム中心主義ということ。時間割と内容は、文科省が決めた学習指
日本のメディアはいつから全部スポーツ&芸能メディアになっちゃったのか
フォロアー減りそうだけど、言わせてほしいのです。
なんでみんな同じなのか?日本に帰ってから強烈な違和感を感じること。
それは、ときどき、「メディアが芸能やスポーツ一色になる傾向」です。
前も書いたけど、どのメディアもスポーツ&芸能ニュースが多すぎない?? というか、それ以外のものが機能しなくなる瞬間があるのです。
しかも、どうでもいい個人のプライベートな話題を、一般の媒体が一斉に報道してい