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「あれ、学校ってこんなに厳しかったっけ?」今の子どもが受けている教育は「昔よりずっと厳しい」その理由は意外なところにあった

最近子どもを学校(公立・私立問わず)に入れた方が異口同音に言われること。

それは「今の学校ってこんなに厳しいんだ」ということです。

私の子供の頃も、ちょうど「現代化カリキュラム」で授業時間が増えた時期だったのですが、昨今では、どの学校でもドリルや計算カードが義務化され、機械的な学習が増えており、「あれ、学校ってこんなに厳しかったっけ?」となった保護者の方も多いのでは?

調べてみると、日本の教育は2000年途中くらいから突然、厳しくなったようです。

それは、OECDが2000年から始めたPISAが原因らしい。このnoteはPISAに対する批判をしてきましたが、PISAはOECDが実施する国際的な学力調査で、15歳の生徒の読解力、数学力、科学力を測定します。

PISAランキングが与えた大きな影響とは?

一橋大学社会学研究科の山田哲也准教授は、「PISA 型学力は日本の学校教育に いかなるインパクトを与えたか」という論文で、PISAの結果が日本の近年の教育政策に大きな影響を与えたことを指摘しています。

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