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日本の教育、こんなに厳しかったっけ? 2007年以降の教育とそれ以前の教育が大きく違う件と「全国学力テスト」見直しのニュース

日本の教育、こんなに厳しかったっけ? と何度か書いてきました。

個人的な意見ですが、「今の32歳以下の人と、それ以上の人」では見ている世界が根本的に異なると思っていて。

私を含む世代は「全国学力テスト」がない世代で、今の32歳以下の人は、「全国学力テスト」がある世代です。

おそらく、この「学力テスト」、相当の高齢者または、「2007年以降に教育を受けた」人しか知らないはずなんですよね。

なぜなら、学力テストは1966年に廃止され、2007年に復活したからです。

「全国学力テスト」に対しての見直し議論

最近、その「全国学力テスト」の公表方法に対しての見直し議論が出てきています。

文部科学省が、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)結果の公表方法の見直しに向けた検討を始めることが18日、関係者への取材で判明した。全国知事会が各都道府県にアンケートした結果、都道府県・政令市ごとの正答率を公表している現行の方法に反対する意見が多かった。早ければ2025年度のテストから公表方法を変更する。

https://mainichi.jp/articles/20241118/k00/00m/040/173000c

 これを受け、文科省は12月に開催する学テのあり方に関する有識者会議に公表方法の見直しを提案する方針。文科省関係者は「競争を助長するのは本意ではない」としており、議論がまとまれば12月下旬に策定する25年度の学テ実施要項に盛り込む。

https://mainichi.jp/articles/20241118/k00/00m/040/173000c

学力テストを公表することの問題点、それはテストの目的を超えた過度な競争につながることです。

全国学力テスト、私が生まれた頃にも、「自治体間の競争を助長する」と廃止になったのです。

1956年度に始まったが「自治体間の競争を助長する」との批判を受け66年度を最後に廃止。

https://mainichi.jp/articles/20241118/k00/00m/040/173000c

ところが、2007年に復活したんですね。
なぜか。

OECDの国際学力調査「PISA」がもたらした影響

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