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#エッセイ
余裕がないと言って去っていったあなたへ
あの頃、私はほんとうにあなたが好きでした。
今思い出しても本気だったなと思うし、恥ずかしくなるくらい、あなたしか見ていませんでした。
自分のことは、家も学校も仕事も、何もかも見通しが立たなくてどうして良いかもわからなくて、まったくもって絶望するしかない状況だったけれど、それでもあなたといられるのなら、もう少し生きて、頑張ってみたいと、そう考えていました。
3年間もぼんやりと片思いをし、たぶらか
共通言語をなくしても
カオリ(仮名)の話をしよう。
余談だけど仮名ってどんな名前にすればいいかいつもめっちゃ悩んじゃうから今後は基本的にカオリで統一しようと思う。星新一でいうところの「N氏」だと思ってもらえれば。
カオリと出会ったのは私が小学校4年生の終わり頃だった。
一つ年下のカオリはお父さんの転勤をきっかけに東京に引っ越してきた。
とはいっても学校が同じだったわけではなく、習い事で私たちは出会った。
習い事とは
揺れるポニーテールはもうないけれど
ミルボン×noteの #美しい髪 投稿コンテストで審査員特別賞をいただきました。
まずはほんとうにありがとうございます、としか言えません。
この結果を受けてかフォローしてくださる方がギュンっと増えて何をどう書けばいいかわからなくなったので息継ぎ少なめでいきます。
まともぶった出だしにしちゃったけど普段はただただ泣き言と自意識を垂れ流してるだけのいい年したメンヘラ女だし自称メンヘラとか笑われる
大人になるのがこわかった話
昨日書いた通り、わたしは大人になるのがこわかった。死ぬほど。
死ぬほど、というのは言葉のあやでもなんでもなく、ほんとうに
「大人になる前に死ななくてはならない」
と本気で思い込んでいて、それはなぜかって、ありとあらゆる方向から
「大人になったらちゃんとしないといけない」
って強迫観念が飛んできていて、それによってわたしはべちゃべちゃになっていたから。
ちゃんとなんて曖昧すぎる言葉が全身に
さよならポニーテール、また会う日まで
この旅に出るにあたって、私は髪を切った。
正しくは切ってもらった、なんだけど。
ここ数年は持ち前のめんどくさい精神のせいで、美容室から足が遠のいていた。
染めたりパーマをかけたりなんてせず、地毛のまま前髪もすべて伸ばしていた。
メンテナンスカットも半年に一度のズボラぶり。
というわけでなかなか長く、もう少しで腰につくんじゃないかな、というところまで伸びていた。
そんな伸ばし放題(でも綺麗だっ
カオナシにならないように
オペア先の(もうすぐ)2歳(になる)児とよくジブリを観ている(た?)今日この頃。
子どもの頃にアニメを観ていた記憶はほとんどないけど、だからこそBluRayタイムは最高なんです。
宮崎駿すごすぎ、ラピュタとかの難しそうなのはまだ観たことないけど。
カオナシのヤバい男感はすごいけど、カオナシもカオナシで寂しいんですよね。
そして寂しいことにあんまり気がついてなくて、どうすれば寂しさを解消できるかも
声をあげないと伝わらない
こんなわたしでも、普通の枠からはみ出しちゃいけない!って必死になってたんですよ、わりと最近まで。
とくに小学生の頃なんて。
一所懸命まわりの真似して話し方とか一人称とか、コンビニ人間みたいにまわりの観察してコピーしてた。
コンビニ人間はものすごい小説だと思います。だって、多くの人が「これはわたしの、わたしだけのことだ……!」って思うもん。
それだけがんばって、「みんな」と「同じ」であろうとして
進化でも退化でもなんでもいいけど適応できないと淘汰されて死ぬ
暇をつくって、暇をつぶすものをつくって。
なんなんでしょうね人類って。
キャッシュレスな生活にして、Amazonで買い物すませて、食洗機のボタン押して、洗濯機が乾燥までしてくれて、離れていても仕事ができて。
それでうまれた時間、なにするの?
勉強?読書?
それともSNSかNetflix?
それらが悪いんじゃないしわたしもAmazonにお世話になってるしSNS大好きだし、満員電車とか無理だし
虎の威を借ることさえできないわたし達は
長崎のお話です。
九州は初上陸でした、とは言っても私は今まであまり勢力的に旅行というものをしてこなかったので、そもそもそんなにたくさんの都道府県に行ったことがあるわけではありません。
九州と四国は高校生の頃に試合で行けるチャンスがあったけど怠けていたり怪我をしたりで置いていかれたし、私が出るときはいつも埼玉とか代々木の近場。なぜ!北海道は何回か行ったけど。
私が高校を卒業した年のインターハイが沖