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初恋の貴方へ
残念ながらただの歌のタイトルです。
先日yokoさんが初恋について書かれていて、うーんいいな!わたしも書きたい!って思ったけど、わたし多分まだ初恋とかしたことないわ。
なので『初恋の貴方へ』なんて宛てる相手もいません。
『サンキュ!クレームブリュレの友情』や『パン屋さんのアルバイト』みたいな経験もないし、つまらない人生ですねえ。初期スマの偉大さ、、
あ、パン屋さんのアルバイトならぬチョコレート屋さんのアルバイト、では国籍不明のスケボー男にLINEを聞かれたり、パリ育ちのイランとスペインのハーフの自称YouTuberに待ち伏せされたり、居酒屋バイトの大学生にLINE ID渡されたり、「ここからここまで全部ちょうだい」とショーケースの中身全て買っていったおじさんに「連絡ください」と名刺を渡されたり、そういうのならあったけど「お店の前を通るたびに会釈される」とか「好きになる日まで待ってるなんて言われる」とか、そういう「あ〜〜〜」っていうのはありませんでした。
「本当の私を知らずに口説かれちゃった」なら日常茶飯事ですけどね。
あーあ!
まあそんなわたしでも「もしかしたらアレが初恋……?」っていうのはいくつかあって、まあいくつかある時点で初恋じゃない気もするけど、初恋未満の小さな感情を掘り起こしてみようと思います。順不同。
まずは高校2年生のとき。
春に膝の怪我をしたわたしは、少し前にちょっと話題になってた国の施設でリハビリをしていました。
そこはいろんな競技のナショナルメンバーが体の調整や故障のケアをしにくるところで、有名なスポーツ選手もまあまあ見かけました。
いろんな人が話しかけてくれるけど、当時のわたしは女の園に隔離されていたのもあって今以上に無垢で純情で人見知りだったので、なかなかお友達を作れませんでした。
そんな中でフットサル軍団とアメフト軍団はめげずに話しかけてくれていて、
アメフト軍団が「フットサルやサッカーは野蛮人のやる紳士なスポーツで、アメフトは紳士のやる野蛮なスポーツなんだ」と小野伸二に向かって言い放って笑いあっている場面も目にしました。自慢
そこでとりわけよく面倒を見てくれたOさんというフットサルの有名人がいました。
Oさんも膝をなんども壊していて、わたしも膝のリハビリで通っていたので、なかなかしんどいよねーと、まだ首も座っていないような16のわたしに共感したり、競技に向き合う姿勢を見せてくれたりした気がします。
Oさんはたいてい車で来ていたので、家が同じ方面だとわかってからは膝をいためてまともに歩けない無垢な少女(わたし)を哀れに思ってか、何度か近所まで送ってくれました。
最初は警戒して後部座席に座ったりしていたの、今となってはめちゃくちゃ笑えるけど、エイベックスに勤めている彼女とそろそろ結婚するとも聞いていたし、このCDオススメだよ、なんて話を聞きながら「やっぱり車は楽だな」なんてぼんやりと考えてた記憶があります。
つい最近、そのOさんは引退したそうです。
たまたまFBで引退報告の投稿を見かけたときに、どんな効果音でも表せない気持ちになった。
続いて
「あ、わたしこの人みたいに生きたかったのかも」
という気持ちになった。
わたしにとっての好きは憧れとだいたい同義です。生きたいと死にたいが同義なのと同じです。
なので自分が相手のことを好きかどうか確認するのには尊敬してるかどうかを考えてみるのがやっぱり一番だな、って、mixi時代ぶりにそんなことを思いました。
わたしがそこのリハビリを卒業して、もう10年近く経ちます。
なんとなくでフェードアウトしちゃったから誰にも挨拶とかできなかったの、ちょっとさみしいなって思う。
えーと、あーっと、他の初恋候補たちのことは疲れて書けなかったので概要を!
モモのベッポ
パスワードシリーズのネロ
夢水清志郎シリーズの編集長
天海祐希
18で再会した早稲アカの友達
5つ上のオリンピアンお姉さん
こんな感じです。
性別も次元も超えて好意を抱けるわたしは天才かな?
カバー写真とこれは、先日お友達とケルンに行ったときの……!
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