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食的思考記録

202
食に関して書きます。 フードロスや、環境問題をはじめ フードテック、飲食についての思考まとめ。
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#和食

限りなく完璧に近いうちの鍋。

限りなく完璧に近いうちの鍋。

”完璧な料理などといったものは存在しない”とは思っているけどね。

日本を代表する村上さんらの名文をテキトーに引用したが
今回は我が家の鍋についてだ。

このnoteを書き進めていくにつれ、この鍋の良さを改めて実感することになり、もしやコレは完璧に近いのでは?と思った次第でこんなタイトルにしてしまった。

・いいとこを挙げまくろう。まず美味しい。これが一番大事。

ま、弱点があるとすれば米のおかず

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目立たないけど重陽の節句が好きなのだ。菊花尽くしの品々。

目立たないけど重陽の節句が好きなのだ。菊花尽くしの品々。

「ククク…奴は五節句の中でも最弱…」

そもそも節句が5つなのを把握している日本人はそんなに多くない。
他の4つは、七草粥、ひな祭り、こどもの日、七夕、と知名度があるのに、重陽の節句は菊花酒。

そりゃ最弱と言われても仕方ない。

ただ、僕はその目立たない重陽の節句が好きなんです。
今日はそんな日の菊花料理をいくつか書いてみようかと思う。
今年はもう過ぎてしまったけど、来年の為に、再来年の為に。

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一汁十菜は嬉しいという現実。家庭でできる作り置きバイキング。

一汁十菜は嬉しいという現実。家庭でできる作り置きバイキング。

ご飯を炊く時間だけで12人前のバイキングを作る。
しっかり用意して、ササっと仕上げる。
そんな日だった、

相手は親族一同。
老若男女ごちゃ混ぜ、食の好みがバラバラ。
作り置きで10数品のバイキングをする。そんな食事を記録しよう。

・誰しもが偏食誰にでも好き嫌いがある、そりゃそうだ。
偏ってない人なんていない、平均はあれど答えはないからね。

今回は野菜が苦手、ハイカラな物はあんまし、逆に和食は

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徒然なる食事の備忘録。

徒然なる食事の備忘録。

葬式があった。
そこに関して詳しく書く気はないが、それ前後の食事が想像以上にしっかり作れた(作れてしまった?)ので書き残しておこうと思う。

葬式ってのはどうしてこうも親族が忙しいのか、一番近くて悲しみが深いのにね。
親族一同各々にできることをやる。さて僕にできること、、、やはり料理である。

こういう時は弁当や外食、中食が多くなる。そりゃそうだよね。
だからこそ料理をしっかり作る。
精神的に辛い

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豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

3日続けて同じような料理を作ってしまった。
どれも塩味で、冬野菜×なにかであり、シンプルで素朴で温かい。

せっかくだからnoteにしてみようと思う。
どれも自信作で、弱めのメインというか、強めの副菜というかそんなポジションです。

1品目:豚と大根の煮物
賄いで定番にしていた品で、シンプル。
少しだけ独特な作り方だけど、信じてやってみて。
慣れるとめっちゃ簡単で冬に良い品。

2品目:金目鯛の干

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野菜寿司百本ノック大試作会録、野菜寿司イベントの誘い🍣

野菜寿司百本ノック大試作会録、野菜寿司イベントの誘い🍣

野菜のお寿司をひたすら握って食べる日だった。
数十の野菜で、組み合わせは無限大、数百貫握って食べてを繰り返す千本ノックのような夜だった。

魚の寿司はある程度はスタイルが確立しているが、野菜寿司はまだまだ未開の料理。
どこまでも世界を広げられる。

が、あくまで寿司は魚料理、どこまで魚の寿司を意識するか、どこまで野菜の質感を出すか、どうすれば寿司として確立できるのか。
課題は山ほど。
脂肪分、コッ

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やっぱり朝ごはんが好きだなぁ。

やっぱり朝ごはんが好きだなぁ。

人様の家に泊めて貰う機会が多い。
僕は人の家に泊まるのが好きだ。そりゃ多少は慣れてきているが非日常的だ。
目覚めたときに数秒考えるけどそれもいい。楽しい時間だ。

その中でも特段好きなのは朝ごはんを作る事だ。
これはもう趣味だ。
僕は酒に強くないけど酒が好きなので大抵一番最初に酔い潰れる。
そして一番最初に目を覚ます。

そういう訳もあって皆が寝てる隙にひっそり朝ごはんを作るのだ。

米を炊き、味

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あまりにも秋爛漫なごはんの備忘録。

あまりにも秋爛漫なごはんの備忘録。

福井の農家から新米が届いた。嬉しいね~~大好きな農家で毎年白米10キロ、玄米10キロ買ってるんです。
そして、それに合わせてやりますよ、新物だらけの秋ごはん。

今年は夏が暑すぎたので白い部分が多いそう。
ま、味には影響ないらしいのでOK

・赤い宝石というとね。そうね誕生石ならルビーなの~
けれどアタシはルビーよりイクラが嬉しいなぁ~

今年はちょいと安い。気がする。
なんと!550円/100g

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食エッセイーとっても美味しいありふれた煮物。

食エッセイーとっても美味しいありふれた煮物。

人生で一番美味しかった煮物かもしれない。
それほど美味しい物に出会えてしまった。

ありふれたイカと里芋の煮物なのだけど、それにしても美味しかった。

お店で食べる煮物はたいてい美味い。
冷凍だとかパックだとか、そういう煮物だってある程度は美味しく仕上がっている。
だけれども、もの凄く美味い煮物に出会えることは多くない。とっても希少だ。

そりゃ高級料亭とかで食べるとさ、お出汁の効いた色の淡い上品

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もっともっと美味しくてたのしい料理。

もっともっと美味しくてたのしい料理。

料理を美味しくするには色んな方法がある。

分かりやすい所で言うと素材の鮮度や質、技術、アイデア。
だけどね、美味しさというのはそんな単純じゃないんですよ。
値段が高いから美味い訳でもないし、時間をかけたから美味いわけじゃ無い、そんなシンプルじゃない。

誰と食べるか、どこで食べるか、どんな皿を使うか、どんな飲み物を合わせるか、どんな精神状態で食べるか、、、
色んな物が絡まって美味しくなる。

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お祝い寿司と春のツマミ備忘録。

お祝い寿司と春のツマミ備忘録。

幼なじみと言えるだろう、小中学校の同級生が結婚した。
生き物や自然が好きで、音楽の趣味が似てて、歳の近い兄と年の離れた妹がいて、俺は料理、彼は調理機器周りの仕事となにかと近い所の多い友人だ。

ついこないだ共通の趣味であるミスチル関連のチケットがとれたので彼を誘って一緒に武道館へ。
ライブ前に飯田橋で秋刀魚寿司を食べて1杯。帰ってきて沖縄料理でオリオンビールと泡盛。

そんな中、結婚するってことを

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”ホタルイカなめろう”の日本酒ドロボー!!

”ホタルイカなめろう”の日本酒ドロボー!!

なめろうというか味噌和えというか、なんとも日本酒が進むアテをこさえちまった。
ボイルのホタルイカでできるし、簡単だし、なんといってもこの季節にピッタシ!!春の夜長にちびちび呑みましょ。

個人的にすごい革命的な料理だったけどきっと既出、それでも書きます。
美味しいレシピは広く知った方がハッピーですからね。
(新しいレシピ思い付いた!ってのは知らないだけで、99%は先人が作っているのだ、うはははは)

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固定概念が崩れまくったペルー、ニッケイ料理の会、備忘録。

固定概念が崩れまくったペルー、ニッケイ料理の会、備忘録。

あまりに衝撃的だった。
まさにカルチャーショック。脳味噌で理解できないのにずっと美味しい幸せな時間だった~

日本のペルー料理店 bepocah×ペルーのニッケイ料理店 SHIZEN
のコラボイベント。
とある友人のペルー料理ガチ勢に誘って貰ったので行けたのだが、、、すっごかった。

・そもそもペルー料理とは。まぁまずペルー料理とは??ってとこですよね。

ペルーは南米の長細い大国、かのインカ帝国

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祖母孝行?沖縄ランチ会の備忘録。

祖母孝行?沖縄ランチ会の備忘録。

祖母孝行とでも言うだろうか、祖母宅にしばらく滞在している。
俺が生まれてすぐにじいちゃんは死んじまったので、ばあちゃんは20年以上1人で暮らしている。

場所は沖縄。
親族がいるわけでも、生まれが沖縄などでもなく、じいちゃんの仕事の関係で住み始めて30年近い。

そういう事情もあってばあちゃんの親族はだれも沖縄に住んでいない。
気軽に行ける場所でも無いので、俺は6年近く行ってなかった。

それがち

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