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八百屋虎の巻ーその1ー
はじめての有料版です。八百屋&スーパーの従業員皆さん、直売所や小売店運営のおさらいを含め、今回の内容は農業・食品販売に関わる皆さんの気づきになるはずです。市場出荷/直売所出荷農家の皆さんにも、販売現場でどのように値付けして売られているかの参考になれば幸いです。
はじめましての方、閲覧ありがとうございます。ざっくり自己紹介を。
2003年に素人(大学院生)がとあるベンチャー企業・八百屋事業部の一員
最低賃金引き上げ“だけ”では悪手【八百屋からみた“食”番外編】
2024年秋。衆議院解散→選挙がはじまりました。
投票には毎度行きますが、ハッキリ言って関心がありません。
今回投稿の内容に先立って、私はどこの党も推してません。
毎度毎度、議員の就活・仲間づくり・政党の勢力争い・議論築論でもなんでもない足の引っ張り合いの国会にうんざりしているのは皆同じ。政策を作り実践しつづけてもらわないと国内の未来もないし、世界に見放されます。
個人的に真っ先に実践してほしい
猛暑と闘わない運営〜個人商店の実験と実践【八百屋から見た“食”no.57】
決めました!猛暑回避します!
真夏の営業体制変えます!いわゆるサマータイム導入です!
お客さんにも勤務するスタッフにも負担の少ない運営と、最小限の売上&収益確保を目指します(あと私の健康維持・体力消耗回避)
究極の「開いてる日・開いてる時間に来てもらう」スタイルで営業します。いかに短い営業日・営業時間で、同レベルの収益取れるか考えた方がいろんな意味で健康的ではないでしょうか。
理由①:今年も熱
ITとヒトとの関わり方・バランス・距離感・適正化【八百屋から見た“食”no.48】
近所にあるファミレスで目にする光景。
人手不足編でも書いたように、働くヒトが減っています。
アルバイトはひと昔前のような規模では採用できず、大手個人といった経営規模にかかわらず、常時配置が難しくなっています。
注文取りのパネル化・QRコード化は一般に普及しましたね。
さらに一歩進み、飲食産業では配膳(運搬)・会計を非対面方式にシフト。
猫型ロボット(←ん?)が出来上がった料理を運びます。
こ
八百屋からみた“食” ー序章ー
こんにちは。noteで出会えたこと、嬉しいです。
対面販売・小売り、学生時代からずっとやってます。
いつのまにか八百屋になってそろそろ20年。独立して10年以上経ちます。
「食」の対象は広いです。とてもとても広いです。
職業柄、青果・農産物に限定しても「原料生産・食品製造全体・世界の政治経済情勢・気候変動・農法(生産技術)・流通(輸送貯蔵技術)・市場出荷/非市場出荷・法律・栄養・ブーム・外食産業
都市生活における「自炊」【八百屋から見た“食”no.7】
私は(特に都市部において)
【自炊=時間と労力のぜいたく】と捉えています。
巣ごもり生活で自宅調理は一時的に増えました。
それでも大きな流れとしては、自炊しない生活に向かいます。
人口動態の変化(人口減と高齢化)、前後5年の暮らしぶりを想像するに自宅調理は1世帯平均1日1食(週3-5食)がイイトコでしょう。
そんな2022年以降の生活環境下でも
自炊前提の八百屋/食材屋ができるアプローチとはな
画面の中に「解」はない【八百屋から見た“食”no.9】
動画・雑誌記事・ワイドショー・健康番組。
すべて“話半分”、もしくは“すべてエンタメ”と思って接してください。
特に動画配信関連。
注目を浴びたいがために『キケン』だ『危機』だと大層な見出しを付ける。過激な物言いをする。皆、フォロワーを増やし、動画再生回数を上げて収入にしたい。要は胴元が囲い込みと換金に必死なだけです。
前回投稿でいうところの
“コダワリが強い・多い”人ほど、囲い込みに弱いです
買い物と多様性【八百屋から見た“食”no.1】
いつからか出てきた多様性というワード。
「多様性こそ大切」と言われてしばらく経ついっぽう、
興味の細分化(分散)と情報化社会が相まって
【共通認識(基礎知識≒一般常識)の低下】を招いている
「多様性は大切」と朧気には皆思いつつ「分断」が進んでいて、
極論の両岸から主張し合っている・相容れない状況が進んでいるように思えるのです。
日本史・戦国史・幕末に詳しい・詳しくない
海外居住・現地事情・外交に
誰かが支える生活・誰かが支える食【八百屋から見た“食”no.2】
こんにちは。コロナ渦2年が過ぎました。
毎日事細かに発表される数字に怯える、ではなく
国/自治体/各施設/店舗の対応の正しさを議論する、でもなく
他者&環境のセイにしない「行動判断をご自身で決める」大切さを以下書きます。
***
街がざわついています。新たなウイルスが発見されては拡散と縮小をくり返す現在。毎日のように1日あたり感染者数が更新され、スマートフォンのポップアップや速報で流れます。
■
都合のよいSDGs【八百屋から見た“食”no.4】
こんにちは。
タイトルがまたアレですが、SDGsでもスローフードでもフードロスでもなんでもいいです。
あくまで個人の見解ですが、数年に1度新たなワードが出て、賑やかで盛り上がっていて、さぞ世の全員が知っている…ように見えるだけです。
商業上(商売上)都合よく使われて、消費の一部になり、消耗して、また新たなワードが出て。
都内の八百屋の店頭で、ずっとそんな状況を見聞きしてきました。
今話題のS
店を続けたいなら値上げしよう【八百屋から見た“食” no.5】
先々続けたい店は値上げする。このシンプルな事実。
「食」関連の値上げ(だけ)は残念に感じる人が多いのはなぜでしょうか。
■原料価格の視点から
農産物価格は豊作不作で変動しますが、近年は国内外とも天候不順による不作が目立ちます。とくに土地利用型の穀物・根菜・果樹に多く、高騰が長引いています。豊作不作に関係なく“物流費・動力費”も上昇。機械を動かすガソリン・ボイラーを焚く重油・宅配便等々、実感する場
今後も長く続けたいなら休もう。週休2日制へ。 【八百屋から見た“食“no.6】
ひとり親方で法人10期を終えます。
学生インターンからカウントすると八百屋歴20年弱。。
トマトも食べられんかった奴がわからんもんです。
===
先手を打つ。
個人商店の醍醐味はコレしかないと言っていいです。
風を読み帆を張り、たまに風を読まずに突き進むバランス。
丸2年“棚上げ”していた【週休2日・週5営業日制】3月から実施します。
おかげさまでそれなりに盛況。週6営業で大穴があく日もありま
《2023・年初》 続けるが吉 【八百屋から見た“食”no.19】
2023年も、おいしく普遍的な独自路線で営業します。
◇作り手の美味しさを損ねない
◇本当に欲しい人に買ってもらう
◇本当に欲しい人に買い続けてもらう
◇物価(値上げ)を気にしない
◇農法(オーガニック)も気にしない
◇栽培方法に貴賎なし。優劣なし。それぞれの良さを伝える
◇薬効(〇〇を治す)目的の野菜摂取は無用
◇素材に正直に作ったモノの良さを伝え続ける
◇いつまでも満足にモノが揃うと思わせな