Takamii

仕事を辞めて地方に移住した退職夫婦の妻。20代東京で会社員、30代海外駐在員妻3年、4…

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仕事を辞めて地方に移住した退職夫婦の妻。20代東京で会社員、30代海外駐在員妻3年、40代夫婦で62か国世界旅行9年、50代国内外出張多数のIT系会社員8年を経て、現在ゆっくり料理しながら過ごす日々の中で料理から思い出すエピソードを書きます。

記事一覧

【車中泊旅2024春5/15~】Day2:庶民の思いが熱い「銭形砂絵」と人気水産店の総菜で自炊ランチ、今治城、そして来島大橋の絶景ポ…

午前5時くらい。ビュービューという風の音と共に車中泊している車の車体を揺るがす強風で目が覚めました。 車の横転の危険性を考えて建物の影に移動したのですが、もう更…

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13時間前
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【車中泊旅2024春5/15~】Day1:香川県の超有名「日の出製麺所」、丸亀城、日本のウユニと呼ばれる父母ヶ浜

2024年5月15日から車中泊の旅開始。 スタートは香川県坂出市の日の出製麺所。今日は他に丸亀市の丸亀城、そして三豊市の父母ヶ浜を訪れました。文末には動画へのリンクも…

Takamii
1日前
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【トカイナカ通信 Vol.2】ほぼ新品の長靴、君にあげようか?

こんにちは。 こちらに引っ越してきたのは11月の事でした。翌年の夏から登山をしようと計画した夫と私は、引っ越してきて間もなく週3日のウォーキングトレーニングを始め…

Takamii
1か月前
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【トカイナカ通信】トカイナカ通信なるものを始めてみようかと思います!

こんにちは。 東京から国内の地方都市近郊に移住してきて1年半が経過しました。 この場所は駅まで徒歩5分、中心部までの電車は15分おきに出発していて、15分で中心部に出…

Takamii
1か月前
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ラムチョップのソテー。北海道だけじゃない!あの県のジンギスカンも超旨い理由とは?

羊肉。子供の頃は、その特徴ある味が苦手でした。でも北海道で新鮮な羊肉に出会ってからは、逆に特徴ある味ゆえに、時折無性に食べたいと思うようになりました。 今夜の夕…

Takamii
1か月前
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青魚のグリル地中海風。クロアチアのラブ島で出会った味、そして美しいビーチで仰天の人々と遭遇

安くて美味しいイワシ、アジ、サバ。日本のみならず様々な国で食べてきました。そんな中から、今日はクロアチアの家庭でご馳走になった食べ方にアレンジを加えて作ってみま…

Takamii
1か月前
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年に一度お目見えする地元の「たけのこ芋」。今日は皆さんをチチカカ湖ツアーにお連れします!

昨年、こちらに越してからスーパーでちらっと見かけた「たけのこ芋」。東京の普通のスーパーでは見た事がなかったので、買おうかと逡巡していたら見なくなってしまいました…

Takamii
1か月前
3

牡蠣の炊き込みご飯で思い出す、フランス人が牡蠣食らいまくってる場所。

私が住んでいる県では11月頃から地元牡蠣がスーパーに並びます。最初は小さい。そして月を追うごとに大きくなって2月下旬から3月になると最大級の牡蠣が出てまいります。 …

Takamii
2か月前
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ビリヤニとピラウ。その5 宙に舞う船?ムネンバ環礁へのツアーが最高だったザンジバル

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグから第四弾まではこちらから 第五弾の今回で「ビリヤニとピラウ」シ…

Takamii
2か月前
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ビリヤニとピラウ。その4 ピラウとワリ・ニャマでタンザニア観光

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグから第三弾までの思い出話はこちらから 第四弾の今回のお話は、タン…

Takamii
2か月前
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ビリヤニとピラウ。その3 ケニアで一番美しいビーチ、ワタムを一緒に歩きましょう!

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグと第一弾、第二弾の思い出話はこちらから。 第三弾の今回は、ケニア…

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2か月前
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ビリヤニとピラウ。その2 ケニアのアラブ式帆船シュノーケリングツアー

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。 これまで書いたプロローグと第一弾の思い出話はこちらから 第二弾の今回は、激震バスでたど…

Takamii
2か月前
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ビリヤニとピラウ。その1 ケニア/ラム島への激震バス旅行

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウの思い出。 今回に先立つプロローグ編はこちら 第一弾は2007年2月に訪れたケニアのラム島に行くまでの旅路と、…

Takamii
2か月前
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ビリヤニとピラウ。ケニアとタンザニアの思い出 プロローグ

東京の蒲田駅前の雑居ビルの前。新しくできたカレー屋さんの看板を見つけたは2022年8月のある日のことでした。 ガタゴトと揺れる古びた雑居ビルのエレベーターにやや不安…

Takamii
2か月前
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鯛だけじゃない!渦潮にグルグル巻かれて育った「鳴門わかめ」の魅力

鳴門と言ったら渦潮がまず頭に浮かびます。この世界最大級と言われる渦潮にグルグルと巻かれて揉まれて筋骨隆々となった鳴門の鯛。六角精児さんが人気TV番組「呑み鉄本線日…

Takamii
2か月前
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菜の花のパスタとシチリア人ジョバンニの恩返し

2月に入ってから、近所の農家さんの野菜直販所では盛大に菜の花が売られています。東京に住んでいた時は旬の割高な食材のイメージだったのに、ここでは豊富に安く手に入る…

Takamii
2か月前
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【車中泊旅2024春5/15~】Day2:庶民の思いが熱い「銭形砂絵」と人気水産店の総菜で自炊ランチ、今治城、そして来島大橋の絶景ポイント

【車中泊旅2024春5/15~】Day2:庶民の思いが熱い「銭形砂絵」と人気水産店の総菜で自炊ランチ、今治城、そして来島大橋の絶景ポイント

午前5時くらい。ビュービューという風の音と共に車中泊している車の車体を揺るがす強風で目が覚めました。

車の横転の危険性を考えて建物の影に移動したのですが、もう更に眠れる感じではなく起きてしまいました。

明るんで来た外を見ると、昨日のべた凪から一転して恐ろしい強風が吹きまくっていて、調べると午前中はますます風が強まる予報。三豊市の紫雲出山からの瀬戸内の景色、高台にある天空の鳥居を見学する予定でし

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【車中泊旅2024春5/15~】Day1:香川県の超有名「日の出製麺所」、丸亀城、日本のウユニと呼ばれる父母ヶ浜

【車中泊旅2024春5/15~】Day1:香川県の超有名「日の出製麺所」、丸亀城、日本のウユニと呼ばれる父母ヶ浜

2024年5月15日から車中泊の旅開始。

スタートは香川県坂出市の日の出製麺所。今日は他に丸亀市の丸亀城、そして三豊市の父母ヶ浜を訪れました。文末には動画へのリンクもはってありますので、そちらと共にお楽しみください!

〇日の出製麺所

うどん県香川の中でも屈指の有名店。

有名な理由が美味しさだけではなく、訪れる事がとても難しいからというもあると思いました。本来は製麺所なので、店舗で打ち立てを

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【トカイナカ通信 Vol.2】ほぼ新品の長靴、君にあげようか?

【トカイナカ通信 Vol.2】ほぼ新品の長靴、君にあげようか?

こんにちは。

こちらに引っ越してきたのは11月の事でした。翌年の夏から登山をしようと計画した夫と私は、引っ越してきて間もなく週3日のウォーキングトレーニングを始めました。

引っ越す前から夫がgoogleマップで目をつけていた標高約200メートルの低山。自宅からその山に登って降りて、周囲を歩いて自宅に戻る。おおよそ8kmくらいを2時間半かけて歩くコースです。引っ越す前からこれをやってみようと計画

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【トカイナカ通信】トカイナカ通信なるものを始めてみようかと思います!

【トカイナカ通信】トカイナカ通信なるものを始めてみようかと思います!

こんにちは。

東京から国内の地方都市近郊に移住してきて1年半が経過しました。
この場所は駅まで徒歩5分、中心部までの電車は15分おきに出発していて、15分で中心部に出られるというロケーション。

徒歩圏内にスーパー、コンビニ、本屋、ドラッグストアがあり、ネットショッピングは滞りなく配達される地域。
周囲は住宅地の間に畑もある田舎の風景ですが、生活の利便性はあるので「都会」と「田舎」の両方の要素を

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ラムチョップのソテー。北海道だけじゃない!あの県のジンギスカンも超旨い理由とは?

ラムチョップのソテー。北海道だけじゃない!あの県のジンギスカンも超旨い理由とは?

羊肉。子供の頃は、その特徴ある味が苦手でした。でも北海道で新鮮な羊肉に出会ってからは、逆に特徴ある味ゆえに、時折無性に食べたいと思うようになりました。

今夜の夕飯はスーパーで買ってきたラムチョップのソテー。そこで思い出すのは、昨年夏に知った事実です。今日はそんなお話を書きます。

昨年夏、登山のために長野県を訪れました。登山中に言葉を交わした安曇野出身の60代男性の話では、安曇野周辺では子供の頃

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青魚のグリル地中海風。クロアチアのラブ島で出会った味、そして美しいビーチで仰天の人々と遭遇

青魚のグリル地中海風。クロアチアのラブ島で出会った味、そして美しいビーチで仰天の人々と遭遇

安くて美味しいイワシ、アジ、サバ。日本のみならず様々な国で食べてきました。そんな中から、今日はクロアチアの家庭でご馳走になった食べ方にアレンジを加えて作ってみました。クロアチアが面しているのはアドリア海であり、地中海はその先にある海ですが、イタリアからの食文化の影響も強いクロアチアですので、大きなくくりで「地中海風」と呼ばせてもらいます。今回のレシピは文末に。

クロアチアを訪れたのは2009年6

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年に一度お目見えする地元の「たけのこ芋」。今日は皆さんをチチカカ湖ツアーにお連れします!

年に一度お目見えする地元の「たけのこ芋」。今日は皆さんをチチカカ湖ツアーにお連れします!

昨年、こちらに越してからスーパーでちらっと見かけた「たけのこ芋」。東京の普通のスーパーでは見た事がなかったので、買おうかと逡巡していたら見なくなってしまいました。そこで今年は!と意気込んで、見かけた3月3日に速攻購入いたしました。

太くてまっすぐで横線が入った様子がたけのこに似ていることから「たけのこ芋」あるいは「京芋」とも呼ばれています。京野菜の海老芋も京芋と呼ばれますが、あちらは別物なんだそ

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牡蠣の炊き込みご飯で思い出す、フランス人が牡蠣食らいまくってる場所。

牡蠣の炊き込みご飯で思い出す、フランス人が牡蠣食らいまくってる場所。

私が住んでいる県では11月頃から地元牡蠣がスーパーに並びます。最初は小さい。そして月を追うごとに大きくなって2月下旬から3月になると最大級の牡蠣が出てまいります。

東京に住んで年中等しい大きさの「広島県産牡蠣」に慣れていた目には、月を追うごとに大きくなる牡蠣をスーパーで見る事が珍しく、それだけでも旬を感じて地元牡蠣に愛着を感じていく今日この頃です。

そんなわけで今日は地元産の牡蠣を使った炊き込

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ビリヤニとピラウ。その5 宙に舞う船?ムネンバ環礁へのツアーが最高だったザンジバル

ビリヤニとピラウ。その5 宙に舞う船?ムネンバ環礁へのツアーが最高だったザンジバル

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグから第四弾まではこちらから

第五弾の今回で「ビリヤニとピラウ」シリーズ最終回にしたいと思います。今日はタンザニアで最後に観光したザンジバルの思い出話です。

訪れたのは2007年6月。ナイロビから陸路でタンザニアに入り、観光しながらタンザニアで最大の都市ダル・エスサラームに入るまでの経緯は前回の第四弾

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ビリヤニとピラウ。その4 ピラウとワリ・ニャマでタンザニア観光

ビリヤニとピラウ。その4 ピラウとワリ・ニャマでタンザニア観光

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグから第三弾までの思い出話はこちらから

第四弾の今回のお話は、タンザニア旅行。私が体験したタンザニアを思うままに綴ります。少しでも現地の雰囲気が伝われば幸いです。

アフリカの国を旅していると、人の容姿も性格も地域ごとに非常に異なっていて、一国でたくさんの国を訪れたような感覚になる事が多い気がします。タ

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ビリヤニとピラウ。その3 ケニアで一番美しいビーチ、ワタムを一緒に歩きましょう!

ビリヤニとピラウ。その3 ケニアで一番美しいビーチ、ワタムを一緒に歩きましょう!

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。これまで書いたプロローグと第一弾、第二弾の思い出話はこちらから。

第三弾の今回は、ケニア東海岸沿いの小さな村ワタムのお話です。2007年2月に訪れました。ワタムという場所は、前年の2006年12月にここを訪れた日本人旅行者のブログで知りました。

ケニア東海岸のマリンディ、ラム島と二か所を訪ねたのですが、どちらも汚染が進んで

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ビリヤニとピラウ。その2 ケニアのアラブ式帆船シュノーケリングツアー

ビリヤニとピラウ。その2 ケニアのアラブ式帆船シュノーケリングツアー

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウを巡る旅の思い出。

これまで書いたプロローグと第一弾の思い出話はこちらから

第二弾の今回は、激震バスでたどり着いたケニア/ラム島でのシュノーケリングツアーと、島のレストランで食べたビリヤニとピラウの思い出話です。

14世紀にアラブとの交易で栄えた歴史を持つ街ラムは、建物にも食事にもアラブ文明の面影を残す、のんびりとした田舎町。2007年当

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ビリヤニとピラウ。その1 ケニア/ラム島への激震バス旅行

ビリヤニとピラウ。その1 ケニア/ラム島への激震バス旅行

自宅でビリヤニを作った事から思い出したビリヤニとピラウの思い出。

今回に先立つプロローグ編はこちら

第一弾は2007年2月に訪れたケニアのラム島に行くまでの旅路と、ラム島で初めて食べたピラウの思い出話です。

2007年正月をエジプトの日本人宿「スルタンホテル」で過ごし、ケニアに飛んでマサイマラ国立公園のサファリを楽しんだ後、インド洋に面した東海岸側を20日ほどかけて旅してみようという事になり

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ビリヤニとピラウ。ケニアとタンザニアの思い出 プロローグ

ビリヤニとピラウ。ケニアとタンザニアの思い出 プロローグ

東京の蒲田駅前の雑居ビルの前。新しくできたカレー屋さんの看板を見つけたは2022年8月のある日のことでした。

ガタゴトと揺れる古びた雑居ビルのエレベーターにやや不安を感じつつも、5Fの扉が空くと、窓から明るい日の陽がさしこむ空間にこざっぱりとしたテーブルと椅子が広がるダイニング。南インド料理を出すこのお店は、横浜の十日市場のルシインドビリヤニの2号店で、本店は知る人ぞ知るビリヤニの名店なんだそう

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鯛だけじゃない!渦潮にグルグル巻かれて育った「鳴門わかめ」の魅力

鯛だけじゃない!渦潮にグルグル巻かれて育った「鳴門わかめ」の魅力

鳴門と言ったら渦潮がまず頭に浮かびます。この世界最大級と言われる渦潮にグルグルと巻かれて揉まれて筋骨隆々となった鳴門の鯛。六角精児さんが人気TV番組「呑み鉄本線日本旅」で「良質なゴムを食べているようで」と感想を述べているのを見て以来、気になっていたんですよ。

そんな折、昨年2023年6月に鳴門を旅する機会を得て、六角さんが訪れたお店「あらし」に行ってきました。

注文したのは「鯛つくし膳」。鯛の

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菜の花のパスタとシチリア人ジョバンニの恩返し

菜の花のパスタとシチリア人ジョバンニの恩返し

2月に入ってから、近所の農家さんの野菜直販所では盛大に菜の花が売られています。東京に住んでいた時は旬の割高な食材のイメージだったのに、ここでは豊富に安く手に入る。これはまるで、、、そう、自分の記憶の中ではミラノを思い出す状況です。

今日は、あの時と同じ菜の花のパスタを作りつつ、愉快な安宿の仲間の思い出話。レシピは文章の最後に。

2013年2月7日。極寒のミラノを出てメキシコのカンクンに飛ぶ飛行

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