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#海での時間

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人気の記事一覧

居酒屋さんで出合ったイカわたチャーハン 【レシピ- 船厨】

 海に行かずとも、潮気の漂う食堂やレストランというのというのは街中にもいくらでもあって、海から遠ざかっているときなどは、気持ちを落ち着かせるのに役立ってくれたりします。  こちらは昔、通っていた都会の繁華街から少し外れたところにある居酒屋さんのいわゆる“裏メニュー”を思い出して作ってみたチャーハンです。  魚屋さんが経営していると聞いていましたが、とにかくメニューが豊富でした。そして、料理が総じて豪快でした。大将と、姉か妹かどちらか忘れてしまったけれど、とにかく女将も元気が

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地味な漁かもしれないが、誇りはある。 【ニッポンの魚獲り】

 鹿児島県の北東部、志布志湾に面した東串良町で漁業を営む森山正章さんは、2001年に故郷に戻ってきたUターン漁師。試行錯誤を重ねながら、この仕事を続けてきました。  「漁業をしたい気持ちが強かったとか、そんなたいそうなものではなく、地元に帰ればとりあえず仕事はある、そんな軽い気持ちだったんですよ」と当時を振り返る森山さん。ところが最初の1年間、父親の元で経験した修行で“軽い気持ち”ではやっていけないことを痛感することになりました。  「風雨が強いのに平然と仕事をしたり、真っ暗

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「春を知らせる魚」をいただきましょうか。 【レシピ- 船厨】

 メバルは一年を通して楽しめる釣魚の一つ。餌で、ルアーで。防波堤で、もちろんボートで。釣りをした経験のある方も多いことでしょう。  このメバルの呼び名ですが、漢字では「眼張」、または「目張」と書きます。これは眼が大きく張り出していることからつけられた名前です。もう一つ、お寿司屋さんの湯飲みによく書かれている漢字では「鮴」と書きます。これは岩陰や海藻からあまり移動しない習性を、休んでいると表現したもの。  さて、メバルの生物的特長のひとつに、魚の中では数少ない「胎生」であ

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アドリア海の真珠〜再興した美しい港町 【Column- 潮気、のようなもの】

 あるオールドソルトにお話しを聞く機会があった。国際的なカリキュラムに沿ったヨットスクールを日本に導入して、自らインストラクターを担い、長年にわたって数多くのクルージングセーラーを育ててきた、知る人ぞ知るお方である。その話の中で、「世界の海で最も好きなクルージングスポットはどこか」との問いに、オールドソルトは「カナダのバンクーバー周辺、タヒチ」、そして少し考えてから「それとクロアチアかなあ」と3つの海を上げていた。  ヨットで、と言うわけでは無かったけど、私もそれらの海をパ

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カレイの料理で思い出す、フランス語と津軽弁 【レシピ- 船厨】

 ふだんは使い慣れた外来語の語源など考えることなどしないものですが、気になって調べてみると、意外な発見があったりして楽しいですね。  ムニエルをつくりました。日本でも家庭料理として、けっこうポピュラーなフランス料理だと思うのですが、フランス語でも学んでいない限り、その言葉=ムニエルが「ムニエ」の女性形である、なんてことは、知らないままだと思います。  「ムニエ」は「粉」や「粉屋」の意味なんだそうです。そして「ムニエル」は、「粉屋のおかみさん風」ということになるのだそうです

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七つの海は七色の海 【海の博物誌】

 日本近海を流れる海流のうち、「黒潮」は親潮に比べてプランクトンが少ないので、透明度が高く、名前の通り黒っぽい。この場合は澄んでいるために黒っぽく見えるのですが、海水が青以外の色に見えるときは、たいてい色のついた物質が含まれています。  たとえば「赤潮」。赤茶色の植物プランクトンが大発生して海水が赤く見えます。また、アラビア半島とアフリカの間にあって、スエズ運河に通じる「紅海」は、よく赤潮になるのでそう名づけられたとされています。  一方、東京湾の奥などで発生して、しばし

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ひとを再生させる灯台。 【キャビンの棚】

 Oc W 8s 29m 8M  (単明暗白光 明6秒暗2秒 灯高29m 光達距離8海里)  この灯台の灯質略記を見て「あそこだな」と分かる人がいるでしょうか。まあ、ありふれた光り方ではあります。2010年に廃止になった東京灯標のものなんですが、仮に現役時代であったとしても、東京港玄関口のシンボルであったこの灯標の略記を、わざわざ海図で確かめる人もいなかったでしょう。  ところで、「灯台どうだい?」というマニアなフリーペーパーを発行している女性がいます。不動まゆうさんです。

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サバとジャガイモの組み合わせが好き。 【レシピ- 船厨】

 世界中で食されているサバは、もちろん日本人にとっても身近で、イワシやサンマと並んで国民食といっても過言ではない魚です。代表的な料理では干物、塩焼き、鯖味噌、しめ鯖、鯖寿司などがすぐに思いつきますね。  こうした人気の魚を、洋風にアレンジして食べたいと思う時、いつも思い出してしまうのは、ヨーロッパの西の果て、ポルトガル。ポルトガルは魚食が一般的で、例えば魚屋さんやレストランなどでも鯖はもちろんイワシ、アジ、スズキ、タラ、イカ、タコ、エビなどの魚介が普通に並んでいます。そして

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二万マイルも潜れるのか? 【キャビンの棚】

 19世紀の終わりに活躍した“SFの父、ジュール・ヴェルヌの代表作に「海底二万里」があります。なぞの海底怪物として世間を騒がせていたネモ船長操る潜水艦「ノーチラス号」と、語り手であるアロナックス博士たちの冒険物語です。  ヴェルヌと言えば、その科学技術の予言性が評価を高めており、「海底二万里」に登場するモーターを動力とする本物の潜水艦も、現実となって開発されるのは、この小説が発表されてから20年後のことなのだそうです。  実際に潜水艦と言えばヴェルヌやネモを思い出す方は多い

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日本の表、能登半島・輪島のこと〜被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。 【Column- 潮気、のようなもの】

 いわゆる“昭和”世代以外の方々には馴染みのない言葉かもしれないが、本州の日本海側の一帯が、「裏日本」といわれていた時期がある。対して、皇居があり、国の首都があり、工場や貿易港が多い太平洋側を「表日本」と言っていた。「裏日本」は、一般的な記事、天気予報などでも普通に使われていた言葉だが、今は新聞記者などが常用する用語辞典では、不快語のひとつとされており、メディアはもちろん、一般的にもほとんど使われることがなくなった。差別的な意図から生まれた言葉ではなかったにしろ、裏日本と呼ば

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緊張感を楽しみつつ、それを解消したいですね。 【キャビンの棚】

 拙子がはじめてフネ(ヨットでした)で海に出たときに、とても世話になった教本があります。「ヨット百科」という本でした。ヨットはなぜ走るのか、といったベーシックな知識はもちろん、ロープの結び方から天気図の読み方、荒天時の対応方法など実践的内容がふんだんに盛り込まれた名著だったと思います。とにかく世話になった本です。若いとき、その本で座学を行い、その後、海に出て実践的なトレーニングを行っていました。当時(今も、なんだけど)、金はなかったけど時間はあったので、いろいろなことが身につ

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代わりのきかない存在〜ウインチハンドル 【海の道具】

 特殊なマリンアクセサリーの話で申し訳ない、と、あらかじめお断りしておきます。今回はウインチの、さらににそのハンドルの話です。 ウインチとは巻き上げ機のことで、ボートにもウインチはついているけれど、ほとんどが電動式となっています。ボートのウインチは、多くがアンカーを巻き上げる時に使用します。    ウインチハンドルが必要となるのは、手動のウインチが活躍するヨット、そのなかでもセーリングクルーザーに限られます。  自然を相手に航行するヨットは、極力電力や動力を使わないようにしよ

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バッテリーの食堂〜バッテリーチャージャー 【海の道具】

 バッテリーチャージャーを常備している一般家庭って、世の中にどれぐらいあるでしょうか。それほど多くないと思います。ここでいうバッテリーとは、携帯電話のバッテリーや乾電池などではなく、車やボートなどで使用する箱型の大型バッテリーのことです。  車でもボートでも、バッテリーの一番の仕事はエンジンを始動させることだと思いますが、最近のボートは電子機器が多数搭載されるようになってきて、その分、バッテリーの消耗も激しくなってきました。航行中はエンジンなどについているオルタネーターと

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渦を生む、時速19kmの水の流れ 【海の博物誌】

 カナダのブリティッシュコロンビア州・キャンベルリバーは、北米大陸とバンクーバー島、またその他のいくつかの島からなる複雑な海峡です。ここでは凄まじい潮流がひとつの名物になっていて、場所によっては、まるで河川の激流のような様相を見せています。風景も川のようで、海にいることを忘れさせてしまいます。  さて、海流が風や海水の密度差などで生じるのに対し、潮流は潮汐(干満に)よって生じます。それに流れ方はというと、海流は一定の方向にだけ流れるのに対して、潮流は潮汐とともに約6時間ごと

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私的「お雑煮選手権」準優勝の逸品です。 【レシピ- 船厨】

  正月三が日の祝い膳として、多くの家庭で振る舞われる雑煮。ただし、東日本と西日本では根本的に味付けが異なったり、日本全国でその土地ならではの食材を使ったり、さらには家庭によってもスタイルがあったりするわけで、それこそ、雑煮は人の数だけ存在しています。そもそも雑煮とは、「ごった煮」の意味であるからして、多種多様の雑煮があるのは当然といえば当然です。  筆者はというと、幼少から、小松菜の入った醤油仕立ての雑煮に慣れ親しんできました。ところが所帯を持つようになって、正月に出てく

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海の中から、あけましておめでとうございます。【Tadamiの絵日記(風)】

 あけましておめでとうございます。  日本の亀は古くから“縁起の良い生き物”としてありがたがられてきました。鶴は千年、亀は万年といわれます。そんなに長く生きるとも思えませんが、めでたい長寿という意味では、鶴の10倍です。とても堅い甲羅のおかげで、長く生きるのは事実のようですが、呼吸方が複雑で、生きるのになかなかの苦労を強いられているようです。また、生まれたばかりのウミガメは鳥やカニなどに襲われることが多く、一年以上生き続けられるものはごく僅かだとか。試練が多いのですよ。  

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世界の海で闘う、もうひとつのメイド・イン・ジャパン 【We are Sailing!】

 自動車に例えるなら、エンジンのようなもの──。前回はヨットのセールについてあれやこれやとご紹介しました。  そこでも言及しましたが、ヤマハセーリングチームの競技艇・470級のセールは、数ある世界大会の競技艇の中で、もっともデザインの許容範囲が広いことが特徴です。  470級のセールの素材はポリエステルと決められています。また、二次元のサイズ(平面上の各部の数値)も決められています。しかし、セールのカーブ(真上から見た形)は任意。  そして、選手は少しでもヨットを速く走ら

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「僕の愛は、海より深い」と真顔で言ってみる。 【キャビンの棚】

 海という言葉は、「広さ」や「深さ」を表すときによく使われます。かつては調子に乗った海の男どもが、女性に愛を伝えるときに時にしばしば使いました。よくわからないけど、世間では海はロマンティックなものだと思われていたのです。いや、いまでもそう信じたいのです。あんなにしんどいところであるのに関わらず。  用例としては、パートナーを置いてけぼりにしてのヨットやボート通いが続いてしまい、それを責め立てられるようなとき、「君の心は海のようだ。ゆるして」とか、あるいは相手の目をみつめ「君

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3月の壁紙- ピラン(スロベニア) 【海の壁紙】

古く白い建物、赤茶色の屋根。碧い海。2月でご紹介したクロアチアの風景に少し似ています。お隣の国、スロベニアのピランです。素敵な海を有するスロベニアですが海岸線の長さはとても短く、40数キロほどしかありません。ピランはその海岸線、アドリア海のトリエステ湾に突き出るようにして位置する、かわいらしい港町です。海辺にはオープンテラスを備えたレストランがたくさんあります。とてもご飯が美味しいところです。 ダウンロードはこちらから。

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2月の壁紙- ドゥヴロブニク(クロアチア) 【海の壁紙】

アドリア海に面したクロアチアの西岸は、ブルーウォーター派(レースよりもクルージングを主に楽しむ)のセーラーにとって憧れの地。古い要塞をベースに美しい港が点在しています。世界遺産に登録されているドゥブロブニクはそのひとつ。港と町並みの美しさもさることながら、ご飯がとても美味しいことも人気の理由かもしれません。 ダウンロードは以下からどうぞ。

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