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夏の終わり 2024ラフウォータースイム・イン・大磯 3000mの部

もうすぐ夏の終わりが近づいていますが、8月24日はラフウォータースイム・イン・大磯に参加。この大会はオープンウォータースイムと呼ばれるもので海を泳ぎます。1500mの部と3000mの部がありますが、今回は3000mの部に参加してきました。場所は大磯海水浴場。私自身は初めて行く場所になります。

当日は朝の4時に起床し6時台の電車に乗り大磯へ。都内から大磯までは1時間30分ほど。大会の受付が8時45分までなので、都内から行くと早めの電車に乗る必要があります。電車に乗って空を眺めていると曇り予報だったのに青い空が。これは絶好の海日和になりそうということで、大磯駅に着いてみると元気な太陽と、夏の青い空が広がっていました。

駅を降りるといつも通り(?)トライアスロンTシャツを着た方々がいたので、海水浴場まで皆んなでぞろぞろと歩きます。初めて大磯海水浴場にきましたが、大会だと皆んな同じ方向に歩くので、そのままついて行くと受付場所に到着です。
受付では健康チェックシート(海で泳ぐので必須です)を渡し、手の甲に自分のレース番号をマジックで書いてもらいます。今回は長袖のウエットスーツなので肩ではなく腕の見える位置にナンバリング、そしてスイムキャップも受け取ります。受付が完了し、初めて来た大磯の浜辺にテンションが上がります。

日陰にレジャーシートを敷いて、ウエットスーツを着用。丁度日陰になる部分があったので皆んなそこにレジャーシートを敷いていました。座って少し待つと試泳の時間がきたのでウォーミングアップに少しばかり泳ぎます。泳いでみると特に身体やウエットスーツ、ゴーグルに問題はなさそう。さらにクラゲ対策で長袖のウエットスーツにしたし、クラゲ避けクリームも露出している部分に塗ったからきっとレースは大丈夫。

いよいよ開会式。この大会は大磯海水浴場開設140周年記念イベント。まず大磯町の町長(よく聞き取れずでしたがそのはず)の挨拶があり「何故海水浴と呼ばれる事になったのか」についてお話し。とてもハキハキ喋る方でスポーツイベントにはピッタリなお方。その後コース説明をしっかり聞きます。オープンウォーターでは海に浮かんでいるブイを目掛けて泳ぐので、コースを頭に叩き込んでないと方向を見失います。レースでは1周1kmのコースを3周。
肝心のクラゲさんですが、たくさんいるとのことでした。刺されないことを祈ります。

スタート地点でいったん皆んなで記念撮影。その後スタートラインに整列し、スタートのホーンと共に一斉にスタートです。自分はスタート位置をやや後方にしました。あんまり前にツッコミすぎるとバトルに巻き込まれるのでなるべく回避します。

まず1周目。この時はあまり波も高くなく、ブイも確認しやすい感じ。まだ皆んなバラけて泳ぐ雰囲気ではなく、集団で進みます。集団の中で泳いだ方が水の抵抗も少なく案外体力の消耗も低く抑えられます。そして何より皆んなでいれば海も怖くない。
集団で泳いでいるとあるあるですが、方向確認で平泳をした方のキックを喰らいました。そして後方の人のクロールの手が足に乗ってきたりと、色々大変です。普通のプールだったら間違いなく喧嘩になっていますが、オープンウォーターでは皆んな何があってもクールに泳ぎます。ぶつかったり平手打ちを喰らったり蹴られるのは当たり前。19分くらいで1周目の1kmを通過。一旦浜に上がり、計測用の台に手のひらをタッチ。そして2周目に行く前に水を飲み、口の中が海水味になっているのをリセットします。浜辺からまた海へ。いざ2周目突入です。

2周目に入る頃には波が高くなり始めました。最初の第1ブイまでは正面から来る波に向かって泳ぎますが、波の高低差があり結構進むのが大変。そしてこの頃からブイの確認が大変になってきました。第1ブイを通過すると方向を変え横向きに波を受けて進みます。たまにザブンと横から来る波により、横に身体が転がされそうになりながら泳ぎます。丁度波が高い時にブイを確認すると見やすい(身体の位置が海水面に対して高くなる)ので、タイミング良く頭を上げて進行方向を確認。波が一番下に来ているときに顔を上げるとブイが全く見えません。そして段々と集団がバラけてきて数人で散らばって泳いでいるような感じに。ちょっと寂しくなりながらも2周目クリア。この時のタイムは21分。タイムが遅くなり1時間を切るのが怪しくなり始めます。とりあえず浜辺でまた水分を補給して、最後の周回に突入です。

3周目に入ると波が本格的に出てきて、波が高くて大変なんですけどー。と心の中で思いながら泳ぎます。最後の周回になると、集団で泳ぐ感じではなく前の人を追いかけていく形に。周りに人がいないと寂しいので、視界から消えないように頑張って泳ぎます。波の高低差を意識しながらなんとか目標のブイを確認しゴールに向かって泳ぎます。念の為ちょとスピードを落として方向の確認も。なんとか最終ブイを通過し浜辺に向かってラストスパート。キック数も増やして頑張って泳ぎ、浜辺に上陸。計測ボードにタッチしてゴール。

結果は1時間1分。残念ながら1時間を微妙に切れず。順位は丁度半分くらいでした。ゴール後は水分で口の中の海水をリセット。さらに水分補給。自分のレジャーシートの場所に行ってウエットスーツを脱ぎます。プールでは良く使うと思いますが、自分の身体を巻くクルクルタオルで着替えてひと段落。レースの結果がボードに張り出されるまで待ち、タイムを確認し撤収です。

さて今回の大会で波が出ている中でも1時間くらいで泳げたので、このまま練習して行けば3kmで1時間を切れそうな手応えを感じられ良かったです。

そして夏の大会はこれで終わり。海から帰る時に真夏の海水浴場から帰るのが名残り惜しかったです。水泳の練習は秋から冬になっても泳力を落とさないように続けないといけないですね。帰りに見た夏雲はもうすぐ夏が終わりだよと挨拶をしてくれているように感じました。

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