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東京で潜るのはハードだった



これは別世界への旅行

ダイビングする時はいつもそう感じています。

たくさんお魚さんがいて、
時にはフレンドリーに寄ってきてくれたり、時には威嚇してきたり。
たとえエサ目当てであっても、怒っていても、可愛らしいのです。

そんな触れ合いのおかげで潜った後はいつも幸せでいっぱいです!

でも海の中ですから、一歩間違えると、命の危険もあります。
そうであっても、また、あの中に行ってみたいと思うのです。

ダイビングは人間が本来入ることができない場所での冒険なのかもしれません。

そんなわけで、あまり激しい動きをしないこともあり、私にとっては「スポーツ」というより、「旅」の印象の方が強いのです。

まだ経験の浅い、初心者ダイバーなので、そう思うのかもしれませんが。

でも、そんな私の数少ないダイビング経験の中で、「運動したな!」と思った時がありました。

それは八丈島でのダイビングです。


八丈島は東京都




地図上だと遠いですが、羽田から飛行機で、片道55分。
離陸して、伊豆諸島を一つ一つ見ているうちに、あっという間に着陸体制に入ります。

近いです。

行きやすいです。

二つの火山が接合したひょうたん型の島。
高温多湿で、年間を通して風が強く、雨が多いのが特徴です。
暑いところかと思っていましたが、「常春の島」なんだそうです。

見どころもたくさんあって、

まずは陸上の旅から


八丈富士

八丈富士の向こう側に見えているのは八丈小島


トレッキングしている人が多かったです。
山頂火口を一周する「お鉢めぐり」もできます。
中腹に位置するふれあい牧場ではアイスクリームが有名みたいです。

南原千畳敷海岸

ペプシの桃太郎のCMのロケ地


火山によりできた溶岩台地。
千畳敷の中で立ってみると、より異世界にいるような気分になります。
ロケ地としてよく使われるところです。

宇喜多秀家と豪姫の碑

豪姫様はうっすらピンク色


南原千畳敷の近くにあります。
ここで歴史をおさらいしてみてもいいかもしれません。

大里の玉石垣

江戸幕府の島役所の遺跡(陣屋跡)



丸い石が美しく独特で、不思議な雰囲気です。

裏見ヶ滝

滝の裏側から
マイナスイオンいただきました!
滝に行くまでの道も楽しい


この滝の近くには、裏見ヶ滝温泉もあるようです。

温泉

ここは足湯


島内には7つの温泉施設があります。
絶景の露天風呂などもあるようで、行きたかったのですが、
私が行ったのは3年前だったので、コロナの影響で閉まっていました。

他にも楽しそうなところがありましたが、まわりきれず。

そろそろ、海中の旅の話へ


ここでダイブ!

3日間で潜った場所は、ナズマド八重根。
地名がエキゾチックで素敵です。
天気にも恵まれ、1回約45分を5回潜ることができました。

まずエントリーがキツイ

ダイビング時の海への入り方には、ボートエントリーとビーチエントリーがあります。
ボートエントリーは飛び込むだけなのですが、ビーチエントリーだと、水に入るまで重いタンクを背負って、歩かなければならず、少しキツイのです。

そして、八丈島は火山島のため、海岸は溶岩を主体とした荒々しい岩場となっています。

そのため、ビーチというより、岩場エントリー…。

重いタンクを背負い、ぬるぬるした岩場を、ロープを使って滑らないように気をつけながら降りたり登ったりするので、それが結構キツイのです。

そして水の中でもがんばった…

基本的に風が強いため、海の中では強めの波に逆らって泳がなければならない局面がありました。

ご一緒したベテランダイバーさんたちは、そんな中でも泳ぐのが速いのです。
私はいつも遅れがちで、皆さんが気を遣ってくださったのが申し訳なく、必死で泳ぎました。

というわけで、穏やかな海でしか潜ったことのない初心者ダイバーにとっては、だいぶ運動量の多い経験となったのでした。

何はともあれ、海の中ではたくさんの、他では見たことのないお魚さんにもあえ、楽しい時間になりました。


八丈島とカメと私



ちょっとだけお魚さん紹介


まずはハコフグ

こんなのがたくさん
ぷかぷか泳いで寄ってきてくれます🐡


手のひらに乗るくらいのサイズ感で、可愛いのです。


次はユウゼン

日本の固有種


これは初めて見ました。

網目模様が、着物などに用いる日本伝統の染め物「友禅」に似ていることで付けられた名前だそうです。
素敵ですよね。
和風で雅(みやび)なお魚さんです。

私のログブック(ダイビングの活動記録を残す日誌)によると、他にも、クマノミ、レンテンヤッコ、ニザダイの群れ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、ムロアジ、ミギマキ、アオウミガメ、ウミウシ、アカカマス等…書ききれないほどでした。

スノーケリングも!


底土海水浴場に行けば、スノーケリングができます。
ダイビングをしなくても楽しめます。
小さいカメも泳いでいました。

島内唯一の人工砂浜なので、安心して泳げます。
火山島ゆえに砂が黒いのが特徴ですが、水がキレイなので、お魚さんもたくさんいて、よく見えました。


そして、運動の後は

ごはんも楽しい


こんな感じです
島寿司は食べ応えあり!

名産はあしたば、くさや、焼酎、そして島寿司🍣
おいしいかったです!


旅を終えて


行ってみたら、とても近くて、魅力にあふれた島だった八丈島。

行動が制限された時期だったにもかかわらず、楽しみました。

お世話になったダイビングのガイドさん、ベテランダイバーの方々、そして親切でフレンドリーな島の皆様のおかげです。

ダイビングは少しハードでしたが、また行きたい!と思う素敵なところでした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!



追記:公式マガジン「今日の注目記事」及び「note編集部の「今日の注目記事」」に選ばれ、コングラボードもいただきました!
お読みくださった皆様、ありがとうございました😊

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