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ミニマリスト、日々のもやもや、お仕事、その他雑記にまつわる記事。
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記事一覧

桜と雪。アンバランスを求める本能。

桜と雪。アンバランスを求める本能。

3月の東京で、約30年ぶりに雪が降った。

大変なことはもろもろあれど、桜並木に降る雪は美しいと思う。

「桜」と「雪」って交わることがないイメージ。

人はそういう正反対な組み合わせにグッときちゃうところがある、気がする。

たとえば真冬に、暖かいこたつの中で食べるアイスクリーム。

見た目はめちゃくちゃヤンチャなくせに、実は心優しい男の子。

そしてもちろん、エロにもその法則は存在する。

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終末感のある月曜日

終末感のある月曜日

2020年3月30日。

そろそろ定期券が切れるなあ、と思いながらいつもの電車に乗った。

いつもの駅、いつものコンビニ、いつもの職場。

もくもくと仕事をしていると、同僚が訃報を口にした。

いつもの朝、いつもの仕事、いつもの...

自由で不自由な毎日を、愛することを思い出さざるをえない感じ。

CMでは5Gの宣伝がしつこく流れていた。

もっと早く5Gが世に浸透して、家の中でも繋がり合う世界

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▶10秒で読む。やなことがあった日のルーティン

▶10秒で読む。やなことがあった日のルーティン

その壱、さっさと帰ります

その弐、引きこもるための飲食料を買い込みます
※この時、金に糸目をつけてはいけません

その参、帰宅→嫌なことをまるっと捨てるように服を脱ぎます

その四、コーラを缶で飲みます

その伍、料理を丁寧にします (勢いに任せるとうっかりケガします)

その六、カラムーチョを食べます (この時、このやろーくそやろーこうしてやるわいっという気持ちも一緒に飲み込むと効果的)

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うつむいて、ラベンダー。

うつむいて、ラベンダー。

ラベンダーの香りが好き。

香りを選ぶタイミング(マッサージ屋さんとか、ディフューザーのオイルが切れてから向かう雑貨屋さんとか)ではほぼほぼ紫色のそれを手にとるし、北海道の富良野に出向いた時には、この畑に埋もれてしまいたいと考えたりする。

ハンドクリームでも香水でも、最近は甘ったるい香りが苦手。ちなみに母も全く同じなので、DNAが匂いの好みまで引き継いでしまうのなら、ちょっと怖い。

嗅覚って、

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髪の長さは「縋りたい」強さ

髪の長さは「縋りたい」強さ

風俗嬢だった頃はロングヘアーを貫いた。

長い髪は手入れが大変、と思われがちだけど、月に1回の美容室とホームケア(要するにお金さえかければ)、それだけで「それなり」に見える。

一方 ショートヘアは髪を結べないから誤魔化しが効かない。

ヘアセットありきでカットされているから、セットのセンスがないと、途端にダサくなる。

ショートには似合う・似合わないがハッキリあるけれど、ロングヘアーはだいたい似

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4月14日という日のこと。

4月14日という日のこと。

理由は知らないけど眠りが浅かった。

4時、5時、6時と1時間ごとに目が覚めて、起き上がってからもパッとしない機嫌だった。

有給という甘い蜜を舐める、24時間のハナシ。

9時。

なにか食べれば元気になるだろうという安直な考えから、朝からボロネーゼパスタを食べる。不味い。またテンション下がり気味。

10時。

ぼんやりする。本を片付けようと思ったけれど、なんとなくやめる。昔、読書好きのお客さ

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「先生は僕の人生を変えてくれた」

「先生は僕の人生を変えてくれた」

人生をだれかに変えられたことはありますか。

私はある。

たとえば中学生の頃に初めて読んだ江國香織の本は、私の恋愛観や文章に多大な影響を与えたし、初めて聴いたBUMP OF CHICKENは、ぐずぐずしていた10代に深く寄り添ってくれた。

ひとつひとつの出会いや巡り合わせみたいなもので人生は たいてい少しずつ、時に大きく変わっていく。

何気なく生きていてもそうなのだから、「学校の先生」という

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準ミニマリストの考え方と持ち物リスト

準ミニマリストの考え方と持ち物リスト

SNSなどで見掛ける「買ってよかったものリスト」を眺めるのが好き。

読んでいるうちに自分でもやってみたくなったので、今日はそんな話を。

「ミニマリストと風俗嬢」にも書いたのですが、断捨離に目覚めた私はとにかく持ち物が少ない。海外旅行も5日間くらいならリュックひとつで出掛けます。私の外見はそんな風(持ち物が少ない女子)には見えないらしく、空港で待ち合わせた友達にはいつも驚かれます。

ミニマリス

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私の膵臓をたべてください

私の膵臓をたべてください

もうめちゃくちゃに恋をしたことはありますか。

この人の全てを知りたい、そして受け入れたい。全てに触れ、全てを愛し、まさしく「君の膵臓をたべたい」気分になったことはありますか。

私、高校生の頃とても好きな人が居た。目も、声も、考え方も、全てが好きで、今思えばちょっと怖いくらいに盲目的だった。

これ以降、「盲目的に好き」という感情を抱いたことがない。年齢のせいなのか、それともそう思える相手に

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人生は もはやオナニーの繰り返し

人生は もはやオナニーの繰り返し

日々のあれこれに呑まれて、すっかり筆不精になってしまった。

毎日はゆらりゆらりと過ぎていく。毎秒毎秒 歳をとるのに、毎分毎分 カラダの細胞は死んでは生まれるのに、言葉は少しずつしか出てこないから困ったものだ。

書いては消し、書き直しては投稿し、読んでくれた人の反応があり、それに心を上下させて、結局は自己満足のために書いていたんだという当たり前のことを思い出す。「書く」という行為は自慰行為だ、オ

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もっとわがままに生きていい

もっとわがままに生きていい

「風俗嬢の収入を捨てて会社員になった理由」というnoteでも ちらっと書いたのですが、私は時間に縛られることが苦手。

予定をびっしり組むことも嫌いだし、「今週の日曜空いてる?」というお誘いを受けても、「当日になってみないと行きたい気分になるかどうか分からない」なんて思ってしまう。世間ではこれを「わがまま」や「気分屋」と呼ぶらしいので、これまでに何度か悩みのタネになった。自分はわがままで、人様に迷

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疲れた日には、不良になっちゃえ

疲れた日には、不良になっちゃえ

仕事で もやもやっ とすることがあったら、少しばかり疲れてしまう。

「生きてりゃ そんな日もある。」

自分に言い聞かせるものの、一度 心についたモヤモヤはなかなか取れない。そうです、私は切り替えが下手なのです。人前でぐずぐずしたくないから たいてい家に持ち帰ってしまって、モヤモヤを持て余してしまう。記憶力は良い方なので それが裏目に出てしまい、長所と短所はまさに表裏一体なのだなあ、とかどうでも

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ナンセンスを扱いたい

ナンセンスを扱いたい

「しいたけ占い」が好き。

VOGUE GIRLに掲載されている占い師・しいたけ.さんによる占いなのだけど、ただの星座占いと侮ることなかれ。その的中率はもちろんのこと、文章から滲みでる「応援」らしきメッセージ性というか、背中を押して寄り添ってくれる感じが好きで、毎週 気楽な気持ちで読めるのを楽しみにしている。

女の子の半数くらいは、きっと占いに行った経験があるんじゃなかろうか、と考える。

私は

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