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2023年11月の記事一覧
ホームレスさんと私の物語
今のこの街に引っ越して来てほどなくして親しくなったのは、ホームレスのおじさんだった。
出逢いというほどの洒落たものはなく、その人はいつも、雑居ビルの前の通りに立ち、雑誌を売っていた。
そのおじさんのことが気掛かりだった私は、ある日、とうとう、なんの雑誌を売っているのだろうと近づいて覗いてみた。
『BIGISSUE』(ビッグイシュー日本版)と名がついた総合エンターティメント週刊誌であった。初めて知っ
通俗道徳がモラルハザードを引き起こす理由
もし通俗道徳が本当に社会全体に行き渡りそれを卒なくこなしているのならばまだマシである。しかしそんな社会も時代も実際はほとんどない。通俗道徳は必ずどこかで権威主義と結びついて社会を衰退させ荒廃させてしまう。たとえば「必ず礼儀正しくしなくてはならない」という通俗道徳があったとして、これは間違いではない。凄く正しいことだ。挨拶をする事は必要であり、食事マナーも必要である。ただこれはあくまでも集団や組織の
もっとみる野外保育現場から学んだ「思考の多様性」と「社会の多様性」のこと|本当のしあわせってなんだろう?
今日、山梨県韮崎市に、ある講演会を聞きにいきました。
同県北杜市にある「森のようちえん ピッコロ」の15周年記念で作られた映画の上映会と、代表の中島先生、保育スタッフ、保護者のトークショーです。
私は自己紹介でも書いた通り、10年前保育士をしていました。
自分が保育士をしていた時は、上司や保護者の目を気にしての保育ばかり。
子どもを人として尊重したいのに、座る場所から一挙手一投足まで、全部を決め
精神科の"血塗られた"歴史
精神科は、
どんな歴史をたどったのか、簡単に説明してみたいと思います。
古代ギリシャ時代
精神病は”狂気”とされていました。
患者は人として扱われず、おどされ、追いやられ、散々な目にあっていました。
しかし、ヒポクラテス(医学の父)が精神病は”脳の病気”であるとし、考え方は変わっていきます。
中世ヨーロッパ
しかし、精神科への理解は進みませんでした。
皆の不満が、全て”弱者”へ向けられ、
あなたの苦手な人の、「好きなところ」はどこですか?
昨日はよく落ち込んで、よく泣いた日だった。
いつもは「多様性のことをみんなに頑張って伝えていくんだ」「一緒に考えていくんだ」と息巻いている私の頭から突然言葉がなくなり、悲しみとか苦しみとか、自分はなんでこんな体になってしまったのだろうという情けなさとか、みんなに迷惑かけているという申し訳なさとか、そういうものに取り憑かれたようになっていた。
「みきちゃんって、障害があるのになんでそんなに笑顔でい
最低賃金を上げることによって企業努力ができない企業の利益が下がることで倒産する企業が増えるとさまざまな影響が出てくるのです。その例が学校給食を請け負う企業に見受けられるのです。
最低賃金を上げると、企業のコストが上昇し、利益が下がる可能性があります。そのため、企業努力ができない企業は、倒産するリスクが高まります。
学校給食を請け負う企業は、人件費が大きな割合を占めるため、最低賃金の引き上げの影響を受けやすいと考えられます。実際に、2023年10月から最低賃金が引き上げられたことにより、学校給食を請け負う企業の倒産や撤退が相次いでいます。
たとえば、2023年11月には
心の傷はお金で癒えない
#お金について考える
私は今年成人式を迎えた。
本来であれば社会人2年目であるが、最近までうつ病の症状がひどく、働けていなかった。
親からの声援が呪文のように感じられ、無理して働くと体調を崩し、仕事はどれも続かなかった。
私がうつ病と診断されたのは16歳の時。
当時ある被害に遭い、事情聴取やら裁判やらで心身ともに憔悴しきっていた。
それまで励んでいた勉強や趣味である小説・詩の創作に手が