三好アキ(プログラミング教本執筆)

🟦Amazonベストセラー著者 🟨専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評が…

三好アキ(プログラミング教本執筆)

🟦Amazonベストセラー著者 🟨専門用語なしでプログラミングを教えるメソッドに定評があり、1200人以上のビギナーを最新のフロントエンド開発入門に成功させる 🟩https://amazon.co.jp/mod728/e/B099Z51QF2

記事一覧

私たちが入門書で挫折するわけ

網羅性を避けた理由これまでに私はいくつかのプログラミングの教本を書いてきましたが、そこにはひとつ共通するコンセプトがあります。 【網羅性を目指さない】 たとえば…

『はじめてつくるReactアプリ(with TypeScript)』第2版をリリース/Vite使用

React + Viteを採用した新版発売本日、『はじめてつくるReactアプリ』と、そのTypeScript版『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』の第2版をリリースしました。 …

ドラゴン桜とプログラミング

私の本のコンセプト私は過去3年間で20冊以上のビギナー向けプログラミング教本を書いてきましたが、最初に出した本から重視しているコンセプトがあります。 「知っている…

【React + TS徹底フォーカス:TypeScriptマスター with React】(三好アキ著)

はじめに本書のねらい 2020年ごろまで、TypeScriptはオプション的なスキル、いわば「知っていたらベター」という扱いでしたが、近年ではフロントエンド・エンジニアならば…

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【React全部入り:Reactマスター Zero To Hero】(三好アキ著)

はじめに本書のねらい Reactの確かな理解とスキルを身につけることが本書の目標です。ウェブアプリケーションの仕組み、JavaScriptの基礎知識から、Reactの基本および発展…

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【Next.js】メタデータをクライアント・コンポーネントに設定する方法

Next.jsのメタデータはサーバー・コンポーネントにしか設定できないメタデータとはブラウザのタブに表示されるページ名や、ページ概要の書かれたdescriptionのことで、SEO…

【React + TypeScript】イベントの型の記法には3種類あります

3種類の型の記法React + TypeScript開発で使うイベントの型の記法には、次の3つがあるので紹介します。 1:インライン記法 2:パラメータ横に書く記法 3:イベント名の…

【Next.js】Reactサーバーコンポーネントのメリットを実際に確認してみました

サーバーコンポーネントのメリットを実際に確認Next.js AppフォルダでデフォルトになっているReactサーバーコンポーネント。 その特徴として、「セキュリティ性が高い」や…

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その4 複数のジェネリクスをつかう】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の4つ目です。 ジェネリクスを複数使う次のコードがあったとします。 // m…

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その3 型定義とfunction両方に対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の3つ目です。 型定義とfunction両方のジェネリクス次のfunctionがあったと…

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その2 functionに対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の2つ目です。 functionのジェネリクス次のコードがあったとします // mai…

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その1 型定義に対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?下記のような「T」や「K」の入ったTypeScriptのコードを「ジェネリクス」といいます。 function example<T, K>(a: T, b: K): [T, …

【Reactビギナー向け】default exportとexportの種類をすべて解説

exportとimportいろいろReactを使っていると、「default export」というコードをかならず目にします。最後の行です。 const App = () => { return ( <div> …

新刊書『React + TS徹底フォーカス:TypeScriptマスター with React』リリース

React + TypeScript新刊書リリースReact + TypeScriptの新刊書を本日リリースしました。 私はすでに数冊、ビギナー向けのReact + TypeScript入門書(下掲)を書いています…

Reactをむずかしく感じる理由と、その解決法【その3】

Reactが難しい原因は知識不足【その1】に書きましたが、React入門に成功して、最初のハードルを超えた人が感じるReactの難しさの原因はJavaScriptの知識不足です。 具体…

Reactをむずかしく感じる理由と、その解決法【その2】

【その1】に書きましたが、React入門に成功して、最初のハードルを超えた人が感じるReactの難しさの原因は、JavaScriptの知識不足です。 具体的には次の2つの項目です。 …

私たちが入門書で挫折するわけ

私たちが入門書で挫折するわけ

網羅性を避けた理由これまでに私はいくつかのプログラミングの教本を書いてきましたが、そこにはひとつ共通するコンセプトがあります。

【網羅性を目指さない】

たとえばウェブアプリ開発ツールのReactについて書いた『はじめてつくるReactアプリ(2024年4月第2版リリース)』であれば、Reactというツールの全事項の紹介はしないということです。

教科書風の入門書でよく見る網羅性を目指すものとは

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『はじめてつくるReactアプリ(with TypeScript)』第2版をリリース/Vite使用

『はじめてつくるReactアプリ(with TypeScript)』第2版をリリース/Vite使用

React + Viteを採用した新版発売本日、『はじめてつくるReactアプリ』と、そのTypeScript版『はじめてつくるReactアプリ with TypeScript』の第2版をリリースしました。

最大の変更点(create-react-appからReact + Viteへ)変更点は、開発ツールをReact + Viteに切り替えたことです。

2021年3月の初版以来「create-

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ドラゴン桜とプログラミング

ドラゴン桜とプログラミング

私の本のコンセプト私は過去3年間で20冊以上のビギナー向けプログラミング教本を書いてきましたが、最初に出した本から重視しているコンセプトがあります。

「知っていること」よりも「できること」。

頭の中での抽象的な理解や知識の拡充を目指すのではなく、「自分の手で何かができるようになる」という行動性の重視です。

私たちが助詞と助動詞の違いを知らなくても日本語を話せるように、「知っていること」と「で

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【React + TS徹底フォーカス:TypeScriptマスター with React】(三好アキ著)

【React + TS徹底フォーカス:TypeScriptマスター with React】(三好アキ著)

はじめに本書のねらい

2020年ごろまで、TypeScriptはオプション的なスキル、いわば「知っていたらベター」という扱いでしたが、近年ではフロントエンド・エンジニアならば知っておかなければならない必須スキルとなりました。これはReact開発において特に顕著で、企業案件や商業目的のReactアプリはTypeScriptで書くのが今はデフォルトになっています。

TypeScriptだけ、あるい

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【React全部入り:Reactマスター Zero To Hero】(三好アキ著)

【React全部入り:Reactマスター Zero To Hero】(三好アキ著)

はじめに本書のねらい

Reactの確かな理解とスキルを身につけることが本書の目標です。ウェブアプリケーションの仕組み、JavaScriptの基礎知識から、Reactの基本および発展的内容まで、Reactアプリケーション開発の広い範囲を本書はカバーしています。

本書の一部には、言葉による概念の説明が続く所がありますが、本書の大部分はコードを自分の手で実際に書き、自分の目で実際に働きを確認しながら

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【Next.js】メタデータをクライアント・コンポーネントに設定する方法

【Next.js】メタデータをクライアント・コンポーネントに設定する方法

Next.jsのメタデータはサーバー・コンポーネントにしか設定できないメタデータとはブラウザのタブに表示されるページ名や、ページ概要の書かれたdescriptionのことで、SEOには非常に重要なデータです。

このメタデータ設定のため、Next.js(Appルーター)にはgenerateMetadataやmetadataといった専用タグが用意されていますが、制限がひとつあります。

これらのタグ

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【React + TypeScript】イベントの型の記法には3種類あります

【React + TypeScript】イベントの型の記法には3種類あります

3種類の型の記法React + TypeScript開発で使うイベントの型の記法には、次の3つがあるので紹介します。

1:インライン記法

2:パラメータ横に書く記法

3:イベント名の横に書く記法

1インライン記法(React + TypeScriptのイベントの型)次のようなコードがあったとします。

// Form.tsxconst Form = () => { const [da

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【Next.js】Reactサーバーコンポーネントのメリットを実際に確認してみました

【Next.js】Reactサーバーコンポーネントのメリットを実際に確認してみました

サーバーコンポーネントのメリットを実際に確認Next.js AppフォルダでデフォルトになっているReactサーバーコンポーネント。

その特徴として、「セキュリティ性が高い」や「パフォーマンスに優れる」といたるところで書かれていますが、言葉の説明だけではよくわからないので、本記事では実際に確認をしてみましょう。

クライアントコンポーネントよりも「パフォーマンスに優れる」という点を見ていきます。

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TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その4 複数のジェネリクスをつかう】

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その4 複数のジェネリクスをつかう】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の4つ目です。

ジェネリクスを複数使う次のコードがあったとします。

// main.tsfunction example(a: string, b: string){ return [a, b]}console.log( example("三島", "由紀夫"))

aとbの2つのデ

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TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その3 型定義とfunction両方に対して使うジェネリクス】

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その3 型定義とfunction両方に対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の3つ目です。

型定義とfunction両方のジェネリクス次のfunctionがあったとします。

// main.tsfunction example(b: any){ return b.data}

これは、渡された「b」というany型のデータをreturnするだけのfunctionです

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TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その2 functionに対して使うジェネリクス】

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その2 functionに対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?この記事はジェネリクスをサクッと解説する全4回の記事の2つ目です。

functionのジェネリクス次のコードがあったとします

// main.tsfunction example(a: string){ return a}

これは「a」という渡されたstringのデータをreturnするだけのfunctionです。

次のコードを追加して

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TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その1 型定義に対して使うジェネリクス】

TypeScriptジェネリクスをサクッと理解【その1 型定義に対して使うジェネリクス】

TypeScriptのジェネリクスはむずかしい?下記のような「T」や「K」の入ったTypeScriptのコードを「ジェネリクス」といいます。

function example<T, K>(a: T, b: K): [T, K]{ return [a, b]}

「T」や「K」が入っていて、見た目だけですでに難しく感じます。

実際、ジェネリクスに苦手意識を感じている人は世界中にたくさんいま

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【Reactビギナー向け】default exportとexportの種類をすべて解説

【Reactビギナー向け】default exportとexportの種類をすべて解説

exportとimportいろいろReactを使っていると、「default export」というコードをかならず目にします。最後の行です。

const App = () => { return ( <div> <h1>こんにちは</h1> </div> )}export default App

そうかと思えば、単に「export」

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