幼い頃、初めて読んだ長編小説がエンデの「モモ」でした。ドイツに行くとき祖父母が持たせてくれた贈り物でした。時間どろぼうとのたたかい、亀のカシオペイアとの友情。時間を思考する原点は、既にこの物語との出逢いにあったのかもしれません。書くことは冒険と変身の連続であり、共に終わりはない。