絢@高知

2017年12月から高知県在住。2020年頭からnoteが日課。自分の心身歴や母業を通…

絢@高知

2017年12月から高知県在住。2020年頭からnoteが日課。自分の心身歴や母業を通して「自然の循環の仕組みと知恵」と「次世代に伝える価値」を日々模索中。日本史地学生物など土や土地の記憶を掘る系が趣味。埼玉県出身。兵庫県と岩手県にルーツを持ちそれぞれを愛している。

マガジン

  • グリーフケア・母を亡くした43歳

    自分が大人だって、お母さんが後期高齢者だって、頭で「いつか人間は死ぬ」と知っていても、死別は心に大きく穴をあける。悲嘆は避けられない。その記録。

  • 先祖をたどる旅

    岩手県北、青森県南の南部地方への一人旅記録です。

最近の記事

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高知からお届けします

高知に興味がある人も、 私に縁がある人も、 今日から ここから 高知暮らしを お届けします。 いまはもうない、 五台山展望台にて。

    • 芝生に寝転がって空をみる。人気がない場所ではないので、結構でっかいおばさんが一人で横たわってると事件に誤解されかねないと思い、ポーズをしばし逡巡した。木陰は暑いひなたとは別世界のように快適でそのまま土になってしまいそうだった。蝶が舞って、鳥が歩いて、風がそよいで、水の音も。天国。

      • 高知の乳業

        「お米のごはんに牛乳は合わない」と子どもの頃から思っていたので、 学校を出て以来、牛乳を常飲はしていない。 パンも自分ではほとんど食べないので、 我が家では牛乳は家に常備するものではなく、嗜好品なのだ。 上の子はアレルギー検査では引っかからなかったが、幼児期からずっと乳製品が苦手で、それでも「みんなと一緒がいい」という本人の希望で数年給食で飲んだが、最近はやはり自発的に辞めているらしい。 というわけで牛乳が我が家に普段ないのだが、 昨日私が無性に牛乳を飲みたくなって、

        • 黄泉がえりの夢

          母が期間限定で黄泉がえりした夢を見た。  3ヶ月、だったか、忘れたけども。 母曰く「全部まぜこぜにして(母以外のだれかが)呪文で作った体」らしくて 綻びは時が経つにつれ出るらしい。 視野が、とか、暑い寒いがよくわからない、とか。   普通に、再びの死に近い予感しかない黄泉がえり。期間限定をあらかじめ告げられているだけ、マシなのか。 私は母と会話できる喜びと同時に、 この母の身体もまたほどなく泣きながら別れて、火葬しなくてはならないのかしら…と思った。 先日納骨したばか

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        高知からお届けします

        • 芝生に寝転がって空をみる。人気がない場所ではないので、結構でっかいおばさんが一人で横たわってると事件に誤解されかねないと思い、ポーズをしばし逡巡した。木陰は暑いひなたとは別世界のように快適でそのまま土になってしまいそうだった。蝶が舞って、鳥が歩いて、風がそよいで、水の音も。天国。

        • 高知の乳業

        • 黄泉がえりの夢

        マガジン

        • グリーフケア・母を亡くした43歳
          30本
        • 先祖をたどる旅
          11本

        記事

          お米を食べつづける。お米で大きくなってお米に生かされてて、だけど残念ながら今の自分ではお米を作れない。作ってくれる人たちに感謝と共に適正な対価を払い続ける。田んぼはただの風景じゃない。日本の命なんだ。生産者さんへのリスペクトと共にお米を買い続ける。

          お米を食べつづける。お米で大きくなってお米に生かされてて、だけど残念ながら今の自分ではお米を作れない。作ってくれる人たちに感謝と共に適正な対価を払い続ける。田んぼはただの風景じゃない。日本の命なんだ。生産者さんへのリスペクトと共にお米を買い続ける。

          未明に親指の先が急にズキズキと腫れだして目が覚め、死ぬほど痛いわけではないが原因不明で気持ち悪いので医者に行ったけど、「原因不明だけど大したこと無さそう」とのこと。帰宅してググったら一つ思い当たるのが皮膚の深部が腫れるクインケ浮腫。かつて私の上唇だけ腫れたアレは指にも出るのかも。

          未明に親指の先が急にズキズキと腫れだして目が覚め、死ぬほど痛いわけではないが原因不明で気持ち悪いので医者に行ったけど、「原因不明だけど大したこと無さそう」とのこと。帰宅してググったら一つ思い当たるのが皮膚の深部が腫れるクインケ浮腫。かつて私の上唇だけ腫れたアレは指にも出るのかも。

          あんなにがんばらなくてもよかったのに

          高校に入るのも、 大学に入るのも、 精神的に私は かなり背伸びをしていたみたい。 その証拠なのか、 どちらも終わったあとの春休みは熱を出して 長期でぶっ倒れている。 他にそういう話を聞かないので、 無理をしてたらしい。 別にあのときのがんばった自分を 否定するわけじゃないんだけど、 明らかに 「親の言う通りの進路にいけなかったらどうしよう」 という恐怖がモチベーションだったな、 と思う。 親は勿論、 実家の事情と当時の社会背景的に よかれと思って色々言ってくれていた

          あんなにがんばらなくてもよかったのに

          東京を愛するには

          私が高知から 生まれ育った埼玉に帰るにも、 東京を経由しなくては帰れません。 東京に勤め先があった父のおかげで私たち家族は生活していました。 埼玉の中では父のように片道2時間以上かけて電車通勤する人は珍しくありませんでした。 友達の親御さんも似たような感じでした。 自分も東京に勤めに出ていた時期がありました。私も父と同じように満員電車に揺られていました。 決して東京に出たかったわけでなく、 乏しい経験と視野の若者が仕事を探した結果、都心に出てしまった、という雰囲気でした。

          東京を愛するには

          自由を行使するには力がいる。勇気と自分の魂を信じる心。自由の素晴らしさも知ってるし、自由を持て余す不安も知ってる。だから、自由に生きることを強要もしないつもり。

          自由を行使するには力がいる。勇気と自分の魂を信じる心。自由の素晴らしさも知ってるし、自由を持て余す不安も知ってる。だから、自由に生きることを強要もしないつもり。

          おまつり屋台で「土佐のはしまき」を買って初めて食べた。とても美味なんだけど、食べるお手本を見たことがない私は野生動物みたいな食べ方になった。この箸を抜いて箸で食べたらとも思ったが、抜けなかった。はしまきをお上品に食べるにはもう一膳箸が要るのか、それともコツと経験なのか。

          おまつり屋台で「土佐のはしまき」を買って初めて食べた。とても美味なんだけど、食べるお手本を見たことがない私は野生動物みたいな食べ方になった。この箸を抜いて箸で食べたらとも思ったが、抜けなかった。はしまきをお上品に食べるにはもう一膳箸が要るのか、それともコツと経験なのか。

          誕生日の手紙

          お母さん、 介護ベッドの上のお母さんと、 少しだけ見えない世界の話をしたね。 自分の中に特定の宗教をもたないお母さんは 死んだらどこへいくんだろうと、そんな趣旨の話だった気がする。 やっぱり特定の宗教を持たない私は、 自分がお腹に子どもたちを宿したときに、 このついこの間まで存在していなかった 命の魂はどこからくるのかがとても不思議で、 子育てを通して、自分なりの答えを出していたから、 それをお母さんに伝えたね。 魂は、 どこかわからないけど空の上の方か

          誕生日の手紙

          自分以外の存在に期待をしてはいけないのだ。 私も、きっと、 誰かの期待に応えられないのだから。 他者からの打撃も癒しも、 いつだって期待の外からやってくる。 それでも人間は弱くて、 期待するから、 「期待を捨てろ」と戒めが必要なんだろう。 勝手に傷つかないために。

          自分以外の存在に期待をしてはいけないのだ。 私も、きっと、 誰かの期待に応えられないのだから。 他者からの打撃も癒しも、 いつだって期待の外からやってくる。 それでも人間は弱くて、 期待するから、 「期待を捨てろ」と戒めが必要なんだろう。 勝手に傷つかないために。

          されど数学

          私は小学校に上がった時点で 「自分は算数がなんか難しいかも」 という予感がして、 それは的中し、 今も目の前に数字が並ぶと走って逃げたくなるのだが、 どうやら上の子にそれが遺伝してしまったようだ。 思わしくない定期テストの結果を前に、 親としてどう振る舞えばいいのか、 少し悩んでいる。 私は走って逃げたいほど嫌いなのに、 やむを得ない事情で 高校受験、 はたまた、ど文系にも関わらず、 多くの文系学生が試験を免除される大学受験まで マジになって数学と向き合わざるを得な

          されど数学

          ネットの動画サムネイルやブログタイトルを眺めて思うこと… 「深堀り!」 ではなく、 「深掘り!」 です。 堀は名詞。お堀。   掘るのには、手を使うから掘なんやで。 (ちなみに写真は高知城追手門横の池です。)

          ネットの動画サムネイルやブログタイトルを眺めて思うこと… 「深堀り!」 ではなく、 「深掘り!」 です。 堀は名詞。お堀。   掘るのには、手を使うから掘なんやで。 (ちなみに写真は高知城追手門横の池です。)

          もうすぐ七月。 母が亡くなって半年が経つ。 私の生まれた月。 お母さんがいない私の誕生日は初めてだね。 そこを越えたら、 もう少し元気が戻る気がするよ。

          もうすぐ七月。 母が亡くなって半年が経つ。 私の生まれた月。 お母さんがいない私の誕生日は初めてだね。 そこを越えたら、 もう少し元気が戻る気がするよ。

          プールカードにハンコはあるけど間違えた日付に書いてきたという理由で、猛暑の中夏休みの学校プールに行ったのに見学させられた低学年時の上の子。 30年前、埼玉でもプールカード不備があれば入れないマストアイテムだったが、高知では今昔存在しない。 「プールカード、何それ美味しいの?」

          プールカードにハンコはあるけど間違えた日付に書いてきたという理由で、猛暑の中夏休みの学校プールに行ったのに見学させられた低学年時の上の子。 30年前、埼玉でもプールカード不備があれば入れないマストアイテムだったが、高知では今昔存在しない。 「プールカード、何それ美味しいの?」