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ドタバタ介護体験

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10年続いた認知症の舅の介護、姑は怪我のあと鬱になり、その後終末期の緩和ケアをしていました。介護って想像より大変だと知りました。(ToT)
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「脳」は思考を止められない!介護者の「何もしなくても良いですよ」は落ち込ませる言葉かもしれない

「脳」は思考を止められない!介護者の「何もしなくても良いですよ」は落ち込ませる言葉かもしれない

料理番組をみて、やる気が出たおばあちゃん同居している姑は83歳です。しかも要介護…

以前はそんなおばあちゃんに家事をしてもらうことは「虐待に近い?」と思い込んでいました。しかし、ある話から、その考えはなくなりました。

姑:「あのなぁ、明日の晩は私がするから、何にもせんといてね!」
私:「やった~!何を作ってくれるのん?」
姑:「ビーフシチューや!今日テレビでやってたから」
私:「牛肉がちょっと

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介護を通して発達障害の息子が変わった!いや、私が変わったのかも知れないという話

介護を通して発達障害の息子が変わった!いや、私が変わったのかも知れないという話

思いがけない言葉先日昼ご飯の後、私は下の画像のように寝てしまっていました。私の様子を見て息子が言いました。
「お母さん、ちゃんと寝て!」

「ベッドで寝て!呼び出しチャイムの受信機は持って行かなくてもいいからね。おばあちゃんが呼んだら僕が行くから。」

ビックリしました。
小さな事でも一つ一つ私に聞いてばかりだった息子。
今回は聞いてくるどころか、自分で判断し、私を寝室へと誘導する言葉を投げかけて

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容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

一般病院は「病気を治療するところ」昨年の10月、血糖値が800を超え(正常値は80~110未満)緊急入院となった姑。一時は死の淵をさまよいましたが、治療の甲斐あって、退院できました。

姑は入院の数日前、癌の末期とわかり、余命宣告も受けたところでした。
退院前に担当医師から話がありました。

「異常に高くなっていた血糖値は、正常とまでは言えませんが、何とか(死なない程度まで)下げることができました

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大切な人との別れを前にして、心の準備をさせていただいている時期だと感じてきた話

大切な人との別れを前にして、心の準備をさせていただいている時期だと感じてきた話

大好きな人が弱っていく姿を目の前にして先月初めの頃は、歩行器でトイレまで行くことができた姑。
次第に室内用車椅子での移動になり、今では車椅子に座ることも難しい状態になりました。

恐らくそのうちに話すこともできなくなるのでしょう。。。

どんどん痩せて弱っていく姿を見ているのは、辛いものがあります。
そんなときは、ケアマネジャーをしている友人の言葉を心で繰り返し、気持ちの整理をしています。

「枯

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「在宅緩和ケア」で大切な4つのこととは?発達障害の息子は癒しの存在(^^)

「在宅緩和ケア」で大切な4つのこととは?発達障害の息子は癒しの存在(^^)

先日、血糖値が800を超え(正常値は110くらいまで)緊急入院した姑。
その際、「今日亡くなってもおかしくないです。」と医師に言われました。

その後は落ち着き、今は家で過ごしています。

やっていける自信がなく、不安で不安でつぶれそうな気持ちだった!
姑は10日ほど入院し、自宅に帰ることになりました。

姑の帰宅前、入院先病院の医師と看護師さん、訪問看護の看護師さん、ケアマネジャーさんらが一同に

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コロナ禍で入院事情が大きく変わったことを実感した一日

コロナ禍で入院事情が大きく変わったことを実感した一日

お騒がせしました(;^ω^)今朝は親せきの突然の入院について、
おとな気もなく心配をさそうような書き方をしてしまっていました。
お恥ずかしいです…

思っていたほど大変ではありませんでした。
スミマセンでした。

私たちしか身寄りがない姑の姉姑の姉(85歳認知症)が近所の施設におります。

以前警察から突然の電話を受け、認知症だということがわかりました。
少しの間うちでお世話をしたり入院したりした

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姑が転んだ!人は何月何日に亡くなるかわからない!だから良くて、だから緊張すると感じた話

姑が転んだ!人は何月何日に亡くなるかわからない!だから良くて、だから緊張すると感じた話

82歳要介護のおばあちゃんが、家の中で転倒!一昨日の夜のことです。2階でパソコンに向かっていると、

バ~ン!!
下のおばあちゃんの部屋から大きな音が聞こえました。私は慌てて見に行きました。
ベッドの横の畳の上でこんな感じになっていました!

いろんなことが一瞬のうちに頭をよぎったおばあちゃんはピクリとも動いていませんでした(;^ω^)

私は7年前を思い出しました。
おばあちゃんが以前住んでいた

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発達障害の状態の一つ「過集中」になりながら息子が撮った、紅葉写真

発達障害の状態の一つ「過集中」になりながら息子が撮った、紅葉写真

先日、姑の車椅子を押しながら「好古園」(こうこえん)という姫路城の隣の公園へ行きました。ライトアップされた紅葉を観ました。

姑はトイレに何回も行きたがりましたが、「楽しい!」と喜んでいました。息子は夢中になって100枚以上写真を撮っていました。

↑姫路城が左上に見えています。

↓撮った本人はライトアップされたものよりも、近所の公園で昼間に撮った紅葉の写真のほうが好きだそうです(^_^;)

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家族のブーイングの嵐の中で撮り、アップした我が家の朝ごはん^_^

家族のブーイングの嵐の中で撮り、アップした我が家の朝ごはん^_^

朝は(も?)うちの家族はお腹を空かしています。

最近の、いつもより品数が多い日の朝ごはんの写真を見栄を張ってアップしてみました(≧∀≦)
早く食べたい家族からはブーイングの嵐!

おばあちゃんは歯がないので、
どのオカズもめちゃくちゃ小さく切ります。いつも完食!

アメブロ記事でもっと奈良さんがおススメされていた奈良の柚子胡椒を煮物につけて食べました💕
美味しすぎる😂

パソコンが突然ぶっ壊

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破っても大丈夫な「約束」ってあるかもしれないと感じた話

破っても大丈夫な「約束」ってあるかもしれないと感じた話

元々私は、人との約束はもちろん、自分で自分に約束したことも、無理をしてでも破りたくない、ちょっと頑固者?でした。
(いや、おバカなのかも。。。)

何時間でも信じて待てた、幼い日のおバカな私小学1年生の頃のことです。
授業が終わり帰ろうとしていると、廊下で近所の4年生のお姉さんに会いました。日ごろからよく遊んでくれていた大好きなお姉さんです。

「たおたおちゃん、一緒に帰ろ!ちょっとそこで待ってい

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世の中捨てたもんじゃない!と思えた日の話

世の中捨てたもんじゃない!と思えた日の話

人の温かさに触れた出来事を思い出しました。

去年の春の朝7時ごろのことです。義母が突然私に言いました。
「病院に行かなあかんわ…」

私:「エッ!どうしたん?」
義母:「動くと腰が痛くて痛くてたまらん。」

急いで支度をし、近くの整形外科へ車で連れて行きました。
地域では評判の良い医院です。受付時間前から入口前の外で、たくさんの人が並んでいます。予約はできません。

私は、病院の前の道を渡ったと

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笑い話「卵焼き」でわかる我が家の嫁姑事情

笑い話「卵焼き」でわかる我が家の嫁姑事情

今朝のお話。

ダイニングで朝ごはんを食べ始めた姑が、台所にいる私に向かって大きな声で(耳が遠いので)こう言いました。

「今朝のだし巻き(卵焼き)の味は、ホンマにもみない味や!」

「もみない」という言葉は義母からしか聞いたことがないのですが、神戸弁でしょうか?
要するに味が薄いという意味です。醤油をドバっとかけて食べておりました^_^

先日作った卵焼きがちょっとカラかったので、今朝私はそれを

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大音量のラジオ体操の音楽!

義母は毎朝6:30になると、
椅子に座りながらラジオ体操をする。

「今朝も元気やな!ベッドから落ちたり、夜中のトイレで転んだりしていない。」

安心する私。
聞けなくなる日が来るのが辛い。が、そのテンションにならず、今日も明るく過ごしたい!

突然ふりかかってきたW介護(2)

突然ふりかかってきたW介護(2)

7年前の突然の出来事から始まります。

外階段の1番上から転落してしまった同居の義母。(当時75歳)
救急車で病院へ。

病院到着後、義母は慌ただしく検査室に運ばれていきました。

医師から出た言葉は、思いもよらないものでした。

「両腕両足、相当の範囲で骨折しています。大腿骨も折れています。」

「重傷です。特に左腕はひどい粉砕骨折で、手の施しようがありません。」

「手術できませんので、今後左

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