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歴史あれこれ

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歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。
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#歴史

押さえておきたい!日本史を彩った道長の側近たち

押さえておきたい!日本史を彩った道長の側近たち

「光る君へ」もそろそろ中盤に差し掛かり、いよいよ越前編に突入するようです。
女院・藤原詮子(吉田羊)を呪詛したのは誰?
中宮・定子(高畑充希)が出家?
道長との過去の仲を父の為時に告げたまひろ
などなど、これらの伏線が次週以降の展開に生きてきそうで楽しみです。

さて、父に続いて、兄たちも次々と他界し、氏長者となった藤原道長(柄本佑)。

欲のない発言が目立ちますが、とんでもない。
一躍公卿のトッ

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小田原幕府のロマン

小田原幕府のロマン

ブラタモリより

◆記事リンク

江戸の都市機能は中世の中で最も優れていたと評価されています。 その原点になったのが「小田原」だったというコメントが本文にありました。

「小田原合戦」にて全国の有力大名が豊臣軍として攻囲陣に加わった経験から、 城下町としての機能や総構えなどの防御施設を参考にした、という説もあります。

そこから、「江戸幕府ではなく小田原幕府ができたのでは?」という歴史ロマ

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インドのカースト制度は植民地時代に創造された!? 支配者の思惑は分断統治と完全管理。いつの時代もこれからの時代も同じなのである。では、ぼくらはどうしたらいいのかという事を問い続けたいと思う。 タイトルも長いけど本文も長いです💦3,690文字プラスリンク多数!!

インドのカースト制度は植民地時代に創造された!? 支配者の思惑は分断統治と完全管理。いつの時代もこれからの時代も同じなのである。では、ぼくらはどうしたらいいのかという事を問い続けたいと思う。 タイトルも長いけど本文も長いです💦3,690文字プラスリンク多数!!

前々回記事に(「反集中とは何か?」の記事)ヨガ八支則を載せたところ、note仲間のぼたんさんからこんなコメントを頂いた。

ヨガを日々していくにあたってインドのカーストの事は全く氣にしていなかったぼくははっとした。勿論氣にしなくてもヨガは身体操法技術なので出来るのだが、そこはきちんと理解したいと、ぼくは思う。

時は古代インド紀元前13世紀

西方から移動してきたアーリア人がインドを支配。
バラモ

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覚えていたのと違う!教科書は常に進化中。

覚えていたのと違う!教科書は常に進化中。

先日、世界の人口が80億人を突破したというニュースが流れました。
70億人になったのがつい最近のような気がしているというのに…。
「日本が高齢化して人口減少が止まらない」、とか子供の日に「子供の数が年々減り続けている」というニュースが流れるため、どうも世界的に人口がどんどん増えていることが肌感覚として実感できません。

自分が知っていると思い込んでいる数字は知らぬ間に変化している。常にアップデート

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アメリカへの特別な思い

アメリカへの特別な思い

WBCの優勝が嬉しすぎて、昨日からずっとテレビつけっ放しで特集ばかりを見ています。

「何べん見るねん!」と自分にツッコミ入れるぐらい全く飽きません。

何度見ても気持ちいい!

私的にはその前のメキシコ戦の方が白熱してしまい、事実上の決勝戦としての値打ちがあったように思います。

実力的には、アメリカよりメキシコの方が上だったのでは?と思えます。

ゲーム内容もやっぱり「サヨナラ逆転勝利」という

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キャリア・クラッシス④ 北条早雲

キャリア・クラッシス④ 北条早雲

◆シリーズコンセプト

https://note.com/pf_cody/n/n5a0786e755b4

【歴史×キャリア】というコンセプトで、現代の私達のキャリア形成の参考にするのが目的です。

過去の関連記事

①藤堂高虎(陸戦・海戦・築城なんでもござれの多能人材)

②豊臣秀長(百姓の次男から天下人秀吉を支えるNo.2へ)

③徳川秀忠(偉大過ぎる父から偉業を引き継いだ名君)

北条早雲(

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四季を司る女神

四季を司る女神

日本には四季、すなわち春夏秋冬それぞれを司る女神がいらっしゃることをご承知でしょうか?

春は、佐保姫(さほひめ)。

夏は、筒姫(つつひめ)。

秋は、竜田姫(たつたひめ)。

冬は、宇津田姫(うつたひめ)。

順々にご紹介いたします。

春を司る女神
佐保姫(さほひめ)

五行思想で春は東の方角にあたるので、かつて平城京の東にあり古くから桜の名所として知られていた佐保山に宿っている神霊佐保姫が

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歴史とは不都合な真実の隠ぺいなのか?

歴史とは不都合な真実の隠ぺいなのか?

歴史とは不都合な真実の隠ぺいなのか?
(父や祖父たちから聞いた戦争秘話)

私はいつからか、はっきり思い出せないが、
学校で教わる授業(とくに歴史)に疑問を感じていた。

というのも、とくに先の戦争において、
祖父や父、そしておじさんやおばさんから
聞いてきた話とあまりにも矛盾しているから。

父は終戦当時(おそらく6~7歳だったと思う)、
父が生まれ育った町で平和に暮らしていた。
 その町は、細

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新選組総長『山南敬助』は「やまなみ」なのか「さんなん」なのか

新選組総長『山南敬助』は「やまなみ」なのか「さんなん」なのか

新選組結成当初からの隊士であり副長・総長を務めた『山南敬助』。
最終的に脱走という局中法度違反の罪で切腹という最期をむかえたと言われています。

武闘派ばかりの新選組内で数少ないインテリなイメージ、遊女明里との逸話などから、活躍するシーンは少ないながらもかなりの人気を誇る幕末の人物です。

そんな『山南』さんですが、「やまなみ」なのか「さんなん」なのか読み方がはっきりとしていません。
私はずーっと

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広田弘毅はやはり「悲劇の宰相」だった?

広田弘毅はやはり「悲劇の宰相」だった?

はじめに福岡藩が倒幕運動に出遅れたために明治政府から排除され、福岡の人々は「福岡の乱」を起こしたり、玄洋社など在野として活動せざるを得なくなったりした経緯は再三書いたが、ちょっと雑な解釈だったかなと思わないでもない。薩長土肥においても不平士族は数多く存在し、薩摩(西南戦争)、長州(萩の乱)、肥前(佐賀の乱)と反乱を起こした。土佐の不平分子たちは板垣退助をはじめとする自由民権運動へと政争の場を移して

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妄想メモ〜アフター桶狭間〜

妄想メモ〜アフター桶狭間〜

☆トップ画像は駿府城東門(日本の中心は江戸ではなく駿府になっていたかも知れません)

前回記事



もし今川義元が、桶狭間の戦いに勝っていたら、その後の戦国時代はどのようになったのでしょうか?

おそらく、桶狭間の戦いで、織田軍が奇襲に失敗した場合や信長が死亡した場合、足利氏とも血縁が近く、経済力も実力もある今川義元がそのまま主導権を握ったはずです。

御所(足利幕府)が絶えれば、吉良が継ぎ、

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徳川家康の感謝状が偽物だった件

徳川家康の感謝状が偽物だった件

薩長土肥(薩摩・長州・土佐・肥前)が倒幕の主役を担ったのに対し、同じ西国雄藩だった福岡藩が目立った活躍ができなかった理由については、以前記事にもしました。月形洗蔵ら勤王の志士が一時的に活躍したものの、佐幕派だった藩主の黒田長溥による「乙丑の獄」により勤皇派は一掃され、明治維新に完全に乗り遅れるのです。

黒田家が子々孫々まで佐幕派、つまり徳川家に忠実だった理由として、「徳川家康の感状(感謝状)」が

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アメリカの「対中国関与政策」の誕生と破綻

アメリカの「対中国関与政策」の誕生と破綻

ナポレオンは中国のことを「眠れる獅子」と呼んだそうですが、1994年に亡くなったニクソン元大統領は晩年、中国について「われわれはもしかするとフランケンシュタインの怪物を作り出してしまった」と回顧しました。この言葉は予言めいていて検索すると無数に記事が出てくるほどですが、要は「アメリカの脅威をアメリカ自ら作ってしまった。それが中国だ」という意味になります。

1972年ですからちょうど50年前、ニク

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妄想メモ〜桶狭間の戦い〜

妄想メモ〜桶狭間の戦い〜

noteでたくさんの知見をいただいている「千世さん」や「はーぼさん」の素晴らしい記事に刺激されて、私にも桶狭間ブームがきました!(笑)

◆千世さんの記事ご紹介

◆はーぼさんの記事ご紹介

https://note.com/think_easily/n/ne083923fb6d6

上記のお二方の記事を読んで、感想コメントを考えていたら、素朴な疑問として、「広い三河領において、なぜ桶狭間だったの

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